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【考察】実態などなく終わりの始まり、日経平均2万円大幅割れ597円安(8月22日)

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昨日2015年8月22日(金)、日経平均が2万円を割れ、前日比597円安と大きく下振れした。かつ金曜に最安値に引けとブラックマンデーを予想される恐ろしい引け方だ。日経平均はすでにこの数日で天位の21000円から1500円も落としており、久しぶりの本格的な大暴落に突入している。
なぜこういった事が起きているか考察していく。

 

日系平均株価暴落、目先の原因はチャート

なぜこういった大暴落が起きたか。目先の原因は各メディアが流しているとおり、チャートの影響だ。チャートに至っては3ヶ月、6ヶ月、1年の長期チャートが綺麗に8月11日で三尊天位を作っている。そしてここ数日の下落で一気に移動平均線5日、25日、75日の抵抗線すべて突破。
さあどんどん売っていきましょうという絶好の売りチャートだ。それに為替ドル円チャートも崩れており円高による後押し、また夏枯れ相場も少々影響してきたといった所だろうか。
なにやら理由付けしている情報サイトもあるが、この下落は単なるチャートによる大暴落だ。そこに深い意味はない。

 

恐ろしいのは理由がないこと

さて今の状況というのはかなり恐ろしい状況かと思う。
日経平均はアベノミクス効果により2013年9000円~10000円台から、既に10000円ほど約2倍の急上昇を遂げた。たった2年でこれほどの上昇を遂げたのは過去類のないケースだ。不信感を持っていた方も多いだろう。
そして今回、明確な理由のないチャートによる原因の大暴落が起きた。アベノミクス始まって初の長期チャート上初の三尊天位、抵抗線割れの大暴落、そしてデットクロスが起きている。
これが一時的な悪ニュースが原因であるならばまだ可愛いものだ。また今が日経平均15000円程度でアベノミクスも始まった当初の頃であるならば、”調整”で片付けられる。
ただし今回はニュースも確たる理由もなく、株価は20000円越え、チャートも限界が来た所での大暴落だ。その振れ幅も単なる暴落としては片付けられない程大きくインパクト大。かなり恐ろしい状況かと思われる。

 

そして上げる理由もない

もちろん上げる理由、要素があれば、暴落が起きようとチャートが崩れようといずれは持ち返し更に上を目指していく。今回の暴落はただ調整で片付けられる。
さてその上げる理由が果たして今あるだろうか。
アベノミクスによる日経平均上昇は、大半は円安による恩恵だ。ニュースでも言われているとおり、円安によりトヨタなど輸出系の大企業の業績が上がりそれに伴って株価が上がり日経平均が底上げされてきた。そして投資家も日本株に集まり相乗効果が生まれ一種のお祭り状態に。加えて東京オリンピック効果。これがこれまでの日経平均上昇の中身だろう。
その中にこれから再度日経平均を20000円以上、25000円以上と上げていく理由はあるだろうか。私は無いかと思う。
これまでアベノミクスで株価が上昇した企業の中に、その上昇に値する価値を創った企業があっただろうか。スマホアプリやSNSなどを扱った新興企業はここ数年で新たな価値を創造したかと思う。ただトヨタなど既存の大企業がこの大幅な株価上昇、業績上昇に見合う新たな取り組みをしているとは到底思えない。株価、為替上で利益が出ているだけで、これまでにない新車を発売したり新たな自動車のムーブメントを起こした訳でもない。またそれを後押しするネタを水面下で抱えている訳でもないだろう。
これ以上株価を押し上げる理由、要素はおそらく多くの企業は持ち合わせていないかと思う。この倍となった日経平均を維持するだけの力もおそらく持ち合わせていないだろう。

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日経平均は今後はどうなる

日経平均は下降相場に入るかと思う。これまで上昇し過ぎていたのでどこかで調整は入れなくてはい状況。おそらくそれがインパクトの大きい暴落が起きた今回なのではないかと思う。
さてそれが一端の調整となるか、相場の終わりとなり長期的な下落となるか。東京オリンピックという大イベントがあるので、これが完全な終了とはならないかと思う。ただ一度かなりえぐい下降相場が訪れ、15000円程度までは落ちるのではないだろか。その後リバウンドは起きるかもしれないが、今の日本の状況ではいくらオリンピックがあったとしても再び20000円、25000円、それ以上を狙う可能性は低いかと思う。
為替においても、日銀総裁が円安介入を匂わす発言をしている。それでも円安が今以上に進んだとしても徐々にその反応は落ちてきているので、今後1ドル130円、140円時代がきたとしてもこれまでの様に日経平均がそれに連動していくという事はないかと思う。
※暴落、下降相場という言葉を使いましたが、長期的な目線です。
目先は教科書どおり、19200円付近でダブルボトム反発かもしれません。

・メディアは信じない

最近各メディアを見ていると、知識・経験を持ったプロの専門家がやたらとアバウトな発言をしているのが目立つ。「日経平均はまだまだこれから」、「過熱感はありません」などまるで永遠に上昇が続くような言い回しをしている。理由も「企業の業績が上がった」、「円安が好転している」など表面上の理由しか述べていない。株価は、業績が上がった、円安が起きた”事実”があってもその先はまた別の話だ。それ以上上昇するには将来的にプラスになる要因が必要になる。その部分を具体的に述べている専門家はほとんど目にしない。そして下落・暴落などが起きても「一端の調整です」、「売り勢が優勢な日でした」、「〇〇のニュースが関係したようです」とよくわからないフォローをする。

今の経済、株式、為替の動向を十分見越せる人はおそらくほぼいないかと思う。もちろん今回私が書いた素人の見解なども当てにはならない。
ただ過去類のないほど読みにくい相場となっている事は確かだと思う。今回の暴落をただの調整と楽観ししている専門家もいるが、今回がもしかしたら大きな下降相場の開始地点で、下手をすると大損害を被る方もいるかもしれない。

なので、メディアが今の状況で発信している見解というのは余り当てにしない様にしている。下手に他人の情報を取り入れると取り返しのつかない事になるのが、今の状況だろう。
日経平均株価は様々な事が影響して成り立っているため、専門家一人がどう頑張ろうと分析は不可能に近い。そして今現在は特に先行きが見えず予想が難しい状況だ。そして発した情報と異なった展開になっても、専門家は助けてくれない。リスクを被るのは自分だけだ。

今はっきりと分かっているのは、日経平均が僅か2年で倍になった、後押しする明確な事実がない、チャートが大きく崩れたという事実だけある。

 

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