コラム

コラム:「株式」や「FX」は地獄への片道切符、人間を狂わす

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最近は「投資は簡単」、「投資は儲かる」と謳われ、初心者の方もどんどん株式やFXに挑戦しよう的な風潮がありますよね。ジュニアNISAの登場により小学生が株式に精を出す姿も。

さて、この”投資”というもの。これは、言うなれば地獄への片道切符です。

持てはやされる株式投資

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最近は、「投資は儲かる」、「投資は簡単」とメディアなどが散々持てはやしていますよね。
中には「投資は人生のマネジメント」、「出来る男は投資を行う」、「投資は企業を育てる」的なまるで投資をスタイリッシュに演出する様な売り文句も。

更には、ジュニアNISAの登場により、小さな子供にも教育を率先する親や学校もある様です。
小学生が「○○に投資してます(キリッ)」というようなニュースも流れるようになりました。(しかも天下のNHKが)

さて、株式やFXなどの投資。これはそんなに簡単なものでありません。そして素晴らしいものでもありません。

そして、場合によっては人を潰します。

私は投資経験は長いですが、胸をはってこれは言えます。

 

投資の本当のリスクとは

さて投資のリスクとはなんなのか。
投資のリスクというと、損失を出して貯金を失う、財産を失う、借金で負債を作るなど、金銭的な”損失”の部分がまず挙がってきますよね。

ただ、それも投資の怖いところですが、もっと怖いのは人を変えるという事です。

例えば、もし自分に高校生くらいの子供がいたとして、その子供が投資に励みだしたとします。
もしそれで損を出してしまっても、親の自分がお金を肩代わりてあげて、「もうやめなさい!」と注意すればそれで事は済むかと思います。本人もやっちまったなーくらいでそのうち忘れるでしょう。

ただ、問題となるのは、大損や大儲けをした場合です。

 

大損や大儲けは人を変える

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株式やFXというのは時として、常識外の大損や大儲けに立ち会う事があります。そしてそういった大損や大儲けというのは、人を大きく変える事があります。

例えば、自分に高校生の子供がいて、真面目にバイトで汗水荒らして100万円を稼いだとします。そしてその子供が100万円を全額株投資で無くしたとします。100万円というのは高校生にとっては大金です。
こういった常識外の損失に立ち会うと、おそらく大抵の人は多かれ少なかれトラウマになります。「あの100万円があったらどうなっただろう」、「何ができただろう」が深層心理に嫌でも纏わり付いてきます。
場合によっては、「自分はとんでもない馬鹿だ」と自虐に走ってしまったり、「もうバイトする気もおきない」と自暴自棄になってしまうことも。そんな事で、人を変え、性格を変え、心の成長を悪い方向に向かわせる可能性があります。

また逆に大儲けした場合も同じ様な事が言えます。
例えば高校生の子供が、株式投資で才覚を発揮し、10万円を100万円、100万円を1000万にしたとします。高校生に1000万円というのは大金です。こういった自分の常識外の大金を掴むと、大抵の人は金銭感覚が崩れます。
こうなると、豪遊に走り乱雑な性格となってしまったり、中には「進学するのが馬鹿らしい」、「将来働くのが馬鹿らしい」と将来の道を誤ってしまう可能性もあります。
そして一番恐ろしいのは、更に利益を追おうとして、その大儲けした大金をすった場合です。1度常識外の大金を儲け、それを失うとハンパないトラウマになります。こうなると嫌でも以前の儲けが脳裏にちらつき、その後の投資活動も上手くいかないでしょうし、気の弱い方ですと精神が崩壊するでしょう。

こういった人を変え、心を狂わせる事が投資の最大のリスクです。
もちろん全ての方に言える訳ではありませんが、やはり資本主義経済に生きている以上、子供でも大人でも大損や大儲けを出すとこういった心情の変化は多かれ少なかれ起こります。
そして、投資の世界に入る以上、時として大損や大儲けに立ち会う事はあります。子供でも大人でも素人でもプロでも。

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なぜこういった事を分かったかの様に言えるかと言うと、私にも経験があるからです。
私は、投資は駆け出しだった20代中盤の頃に、それまで真面目に溜めた貯金300万円を、株式投資で3000万円にし、その後一度ほぼ0円にした事があります。
この時は本当に頭がおかしくなりそうでした。日々の仕事も手に付きませんでしたし、もう自負の念と自暴自棄の気持ちで一杯でした。立ち直るのにかなり時間が掛かりましたし、この時に性格もかなり変わった気がします。
また、儲かっている時も、やはり以前よりお金に執着心が出来てしまい、すさんだ性格になっていた気がします。

もちろん私の場合は、当事かなり投機的な危険な取引していた事もありこういう事態に見舞われましたので、すべての人がそうなるとはもちろん言えません。

ただ、投資を長く続ければ続けるほど、堅実に取引をしている方でも大儲けや大損に出くわす事は一度二度はあるでしょう。特に初心者の方や、まだ血の気の多い若い方ですと、乗りに乗った時などに、更にエスカレートした取引をしてしまう事があるかもしれません。

それで、結果的に想定外の大損や、もしくは大儲けが起きてしまうと、時としてそれは、人の性格、心を悪い方向へ変えてしまうリスクがります。
「お金なんかに執着してない」、「お金より大切なものは沢山ある」と思っている方でも、いざ度を越えた大損や大儲けに出くわすと、少なからず、それが本人の性格や価値観などへ影響を与えるかと思います。お金に関心がない方なら、まず投資の世界に足を踏み入れませんしね。

 

なぜ投資は持てはやされる?

前述したような恐ろしさが投資には潜んでいますので、私はこの投資というものを、投資素人の初心者や、ましてはまだ成長途中の小さな子供に余り勧めるべきものではないと思います。

ではなぜ、最近ここまで投資が持てはやされ、「誰でもウェルカム」、「みんながやってるよ」、「投資はかっこいい」といった風潮になっているのか。
理由は以下の3つかと思います。

①投資参加者が増えた方がマーケットが潤い経済成長が促される。経済を潤すための公共による印象操作。(今はアベノミクスでやや回復したもののまだ厳しい状況が続いている、後押しが欲しい)

②証券会社が群雄割拠しているため、証券会社による利用者獲得のための印象操作。(利用者が増え沢山取引した方が証券会社が儲かる)

③アフィリエイト収入を目的としたWEBメディアの印象操作。(投資関連商品や広告のアフィリエイト利益率は高い)

投資がもてはやされいるのは、こういった印象操作の産物かと思います。各メディアは投資参加者を増やす事でそれぞれの利益を得ているため、基本的には投資の明るい面、綺麗な面を押し出しています。投資の暗い面、泥臭い面については殆ど触れていません。

ですが投資の仕組みや本質の方は一切変わっていません。素人や子供でも簡単に儲けられる様なものになった訳でもありませんし、投資は基本的に泥臭いもので、一つ間違えば金銭だけでなく精神的にも大きな悪影響を及ぼす事もあります。

そんなこんなで、投資というのはやはりかなり恐ろしいものです。人によっては地獄への片道切符、人生を崩す要素となる場合もあります。
ただ一方で、リスクをカバーし冷静に向かい合っていけば、投資は資産形成の大きな味方になってくれる事もあります。

ですので、もしこれから投資未経験者の家族・友人・お子さんなどに投資を勧めようとしている方は、その点をよく見極めた上で勧めるのが良いかもしれません。
また、これから投資を始めようとしている方も、こういった投資のダークサイドの様な部分は十分わきまえた上でこの世界へ入っていく事をおすすめします。

投資は恐ろしい世界です。

 

 

 

 

 

 

 

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