記事公開日:2016年2月20日
最終更新日:2016年8月13日

自動車

FRの車を買えば、ノーマル状態でも”ドリフト走行”は出来るの?

 

車を意図的にスライドさせ曲がっていく”ドリフト走行”。
近年は漫画「頭文字D」などの影響により、このドリフト走行を実際にやってみたいと思っている方も多いかと思います。

さて、ドリフトといえばFR(後輪駆動車)ですが、FRを買えばドリフトは行えるのでしょうか。

実体験を交えながら、ノーマルのFR車でもドリフトが出来るか出来ないかについて書いていきます。
※アマチュアレース経験はありますが、ドリフトはいち素人の考察です。

 

購入時のノーマル市販車状態ではFRでもドリフトは難しい

結論から言いますとノーマルの状態では、たとえFR車でもドリフト走行はやり難いです。

私は以前、ドリフトのベース車両としてもよく使われる「jzx110系 トヨタ・ヴェロッサ」に乗っていました。1JZ-GTE型280馬力エンジンを積んだターボモデルで、まあパワーや構造的にはドリフト向きっぽい車です。

ただ、ノーマルの状態では、40km~50km程度で普通に走っている限りでは、私の様な素人ではまずドリフトはまず起きません。トラクションコントロール(TCS)を切ったとしても、まずスライド自体が起きません。(ただし思いっきり踏み込めばパワースライドは起きる。)

これはTCS以外の電子制御が介入している、またタイヤのグリップが高いことなどが影響していたのかと思います。

2000年式のヴェロッサでもこれなので、更に電子制御が進んでおり、履いているタイヤのグリップも高い最新のFRスポーツカーですと、ノーマルの状態ではドリフトをするのは難しいかと思います。

※なお4輪ドリフトの話です。サイドを引けばなんちゃってドリフトは行えます。
※私の様な素人がドリフトをやろうとした場合の話です。プロの方々であれば、ノーマルでもある程度無理矢理ドリフトは行えるはずです。

 

速度が高ければ少しドリフトはできる

 

一方、サーキットで100kmオーバーでコーナリングをしようとすると、私の様な素人でも、ノーマルの状態でも、ドリフトはそれなりに起こました。

ドリフトというよりは、スライドといった感じですが、速度をある程度出し、高速コーナーを曲がっていくとそれなりにリアが暴れだします。

 

気軽にドリフトするには

ではサーキットなど速度が出せる場所ではないと、ノーマルのFR車ではドリフトはできないのか。
これは全く無理という訳ではなく、以下の試みを行えば、40km~50km程度でもドリフト走行は可能かと思います。

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・タイヤを、滑りやすい安いタイヤに変える
・大きくフェイントをかける(ただし相応のテクニックが必要)
・下り傾斜のある場所を走る(危険です!)
・砂道や雪道など路面ミューの低い場所を走る(危険です!)
・よりドリフトがやり易い車に乗る※

※例えばトヨタ・86は、40km~50kmの速度でも簡単にドリフトが行える造りとなっている様です。(私は乗ったことはありませんが)こういったかなりドリフト向けのFRスポーツカーであれば気軽にドリフトが行えるかもしれません。

 

↓英国BBC「トップギア」での、ジェレミーによるトヨタ・86のレビュー。
「30km程度でもドリフトできる」、「その辺の交差点でもドリフトが気軽にできる」と言っています。
べた褒めです。

 

この様に、40km~50km程度の速度でもドリフトを体感する方法はあります。
ただ基本は、一般的な”ノーマル”のFR車ではドリフトは出来ないと思った方がいいかもしれません。

なお、もちろんLSDやサスを弄り改造を施せば、多くのFR車でドリフトは可能です。あくまでも”ノーマル”のFR車ですと難しいといった話でした。

一般公道のドリフトは禁止です

最後に、一般公道におけるドリフト走行は禁止されています。
ドリフトを行いたい方は、私有地やサーキットなどで行う必要があります。

また、私有地やサーキットであっても、ドリフト走行は素人が行うと危険が伴います。
もしドリフトをやろうとしている方はそれを十分理解しておく事をおすすめします。

加えて、本記事はあくまで体験談をノウハウとして書いたものです。ドリフト走行を薦めている訳ではありません。

 

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