記事公開日:2016年5月23日
最終更新日:2018年4月4日

どう生きる?

田舎と都会どちらで働くのがイイのか?東京に上京する?Uターン?

 

 

就職や転職で、「東京に上京しよう」、「田舎で暮らしたい、Uターンしよう」と迷っている方も多いでしょう。東京と地方、都会と田舎の常々話題になる永遠のテーマ。
両方で暮らしたことのある私が、この話題については改めて見解を述べていきます。

 

 

働くには田舎と都会どちらがいい?幻想やイメージを捨てること

まず、都会と田舎、どちらで働くかどちらで生活していくかを決める上で、無駄な幻想やイメージは一切捨てる事をおすすめします。テレビやネットで発信されている都会や田舎の情報はほんの一部分でしかありません。

例えば、都会であれば「ハイセンスな生活が待っている」、「綺麗なオフィスで働ける」、「素敵な出会いがある」といったイメージがありますよね。これは100%保障されたものではありません。都会であっても下町に行けば田舎のような雰囲気の場所もありますし、中小企業であれば雑居ビルの様な汚いオフィスで働かされる事もあります。出会いも人自体は多いものの、動かなければ出会いは訪れません。むしろ都会の方が他人に興味がない方も多いため、田舎より出会いに発展しない事もあります。

一方で田舎であれば、「ゆったりとした日々が過ごせる」、「人間関係が暖かい」、「自然に囲まれて豊かな生活がおくれる」といったイメージがありますよね。これも100%保障されたものではありません。
田舎であっても例えば大企業の支店、チェーンの飲食店の支店などで働くのであれば勤務体系は都会と同じです。更にもしそれがブラック企業であれば田舎であっても忙しい日々が続くでしょう。人間関係についても、田舎は田舎で、嫉妬心や古い価値観に縛られた方が多いので居心地の悪い関係になってしまう事もあります。みんながみんな心優しい穏やかな人ではありません。自然についても、たしかに心は安らぐかもしれませんがいずれ慣れてくると見飽きるかと思います。

こういった100%断定できない幻想やイメージは捨てて考える事をおすすめします。幻想やイメージだけで決めると、実際に違った環境であった場合に落胆のダメージが酷くなります。
また、人間の価値観というのは徐々に変わるものですので、これだけを頼りに決めるといずれ考えや価値観が変わった時に、破綻する可能性があります。

 

事実で考える

そこで重要になってくるのが、普遍の事実です。都会と田舎の普遍的な事実は以下の通り。

【都会】
・企業数、求人数が多く、就職や転職がし易い
・給料水準が高い
・商業施設、公共施設、娯楽施設などが多く密接しているため生活が便利
・進学校が多いため、子供を進学させ易い
・独身率が高い
・交通(道路や鉄道)が常に混雑している、人混が多い
・物価、地価が高い

【田舎】
・企業数、求人数が少ない
・給料水準が低い
・商業施設、公共施設、娯楽施設が少ない。移動するのに時間が掛かる。
・進学校が少ない、小学校受験、中学校受験という概念も少ない。
・独身率が低い
・国道やJR路線など一部の道路を除き、交通が空いている
・物価や地価が安い

こられは時代が変わっても、普遍な確たる事実です。(おそらく当分は)
そして、夢のない話かもしれませんが、こういった事実をベースに都会にするか田舎にするかは考えていった方が良いかと思います。
もし、あなたがフリーターや派遣社員などで、一時的に都会や田舎を謳歌したいのであれば余り難しく考える必要はないかと思います。
ただ、正社員としてその地で長く働き結婚し生活していくつもりであれば、これらの部分は非常に重要なポイントとなってきます。

例えば、都会であれば給料水準は高くとも、一般的な庶民がマイホームを作ればかなり厳しい生活となりますし、渋滞や通勤ラッシュが苦手な方であれば長年の都会暮らしは精神的にキツくなってくるでしょう。
田舎であれば、望みどおりの仕事に就職、転職が出来ないこともありますし、日々の買い物や娯楽にも不満が募る部分も出てきます。

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それぞれ一長一短で、どれに重点を当てるかは人それぞれです。ただ、あくまで事実の中からそれを判断していくのが確実かと思います。

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若い人は都会のがやはり良い?

とはいっても、都会と田舎、どちらがいいかはその人の年齢や価値観、状況などで大きく変わってきます。
少々私見が混じりますが、20代の若者、新卒の若者などであれば、私はやはり都会で働くのが良い気がします。
若い人であれば、キャリアに未来がありますので、”仕事”を最優先に考えて働く場所を選ぶのがやはり良いと思います。そうなるとどうしても都会になってきてしまいます。
もちろん全ての仕事、全ての会社に言える訳ではありませんが、やはり傾向としては、都会には大手企業や優良企業も多く、優秀な人材も全国から集まりますし、仕事の意識も高いです。また、都会でないと出来ない仕事というのも多いです。

最近の若い人は仕事を第一に考えない方も多いようですが、それでも少しでも仕事で上を目指したい、やりたい仕事があるという方は田舎ではなく都会に出た方が良い様な気がします。20代で頑張れば将来のキャリアの選択肢はより広がります。体力的にも人生で一番活発な時期です。その時期に仕事以外の要素で働く場所を選ぶのはとても勿体無い事のように思えます。

もちろん、農業や漁業など田舎でしか出来ない仕事を目標としている若者であれば、反対に田舎に出た方がよいかと思いますが。

 

初めて都会or田舎に出る場合は”試した”方がよい

「人混みがどうしても耐えられず都会が合ってない」、「田舎ののどかさが逆に寂しくて逃げ出したい」など、都会、田舎に合う・合わないというのはあります。環境に左右されやすい人は、これが意外なほど蓄積ダメージとなり、せっかく強い目的を持って都会、田舎に出ても、耐えられず戻ってしまう方もいます。

ただ、こういった感覚は直ぐに分からないのが厄介なところ。最低でも1~2ヶ月はその地に住まないと見えてこないでしょう。
ですので、こらから初めて都会で暮らす、田舎で暮らす方であれば、事前に1~2ヶ月都会や田舎で賃貸を借り、試しに仮暮らしをしてみることをおすすめします。週末土日だけ都会、田舎を体験してみる方もいるようですが、おそらく1~2ヶ月は住まないとこの感覚はわからないでしょう。

都会はカッコイイ、田舎はダサい

最後に、「都会はカッコイイ」、「田舎はダサい」というイメージが頭から離れない方も多いかと思います。私自身も都会はカッコイイと思いますし、田舎はダサいと思います。

でも、突き詰めるところ、そういった考え方をする事自体がダサいのではないでしょうか。ここはなかなか難しいテーマですが。
とにかくカッコイイ人になりたくて、都会でがむしゃらに頑張り成功する人はある意味それはそれでカッコイイかと思います。
一方で、なんとなくカッコイイダサいで判断して仕事を選び住む場所を選び、なんとなく生きていればいずれ歳を負う毎に相当なダサい人間となっていくのではないでしょうか。

環境は人を変えるとも言いますが、意思もなく環境を選び環境に依存する方は、何者にもなれない様に私は思います。

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