記事公開日:2015年8月7日
最終更新日:2018年4月3日

お金

投資を始める全ての人へ、映画『ウォール街』感想レビュー

今もなお名作と扱われる金融映画の金字塔、「ウォール街」の感想・レビューを書いていきます。
投資を始める方、投資業界に足を踏み入れる方には必見の映画です。

 

題名:ウォール街
製作:1987年 米
監督:オリバー・ストーン
出演者:マイケル・ダグラス
チャーリー・シーン
ダリル・ハンナ
マーチン・シーン

 

映画『ウォール街』のあらすじ

金融関連映画の金字塔で、世界的にも名作として扱われる映画の一つ。米国では常識とされる映画の一つ。
中流家庭出身で上昇志向の高い証券マンの主人公バト(チャーリー・シーン)は、ある日大物投資家のゲッコー(マイケル・ダグラス)と出会う。バトは果敢にアクションを起こしゲッコーに気に入られていくが、ゲッコーの策略に嵌まり、次第に投資世界の闇に落ちていく。

 

 

映画『ウォール街』の感想・レビュー

少し前置きを。
この映画を始めて知ったのは、就職活動で証券会社の面接を受けた時だった。面接官が「この業界にくるのなら”ウォール街”という映画を見ておくように」と言われこの映画の存在を知ったのだが、証券業界に本気で進むつもりもなかったのでその当時は見なかった。(作り物の映画で何がわかるんだと若干馬鹿にしていた部分もあった。)その後、個人的に投資を始め大儲けと大損をした。そしてこの映画をみた。優に投資は6年くらいやった上で。
その上で言うと、このウォール街という映画はとても価値のある映画だ。それと面接官が言っていた事は正しかった事がわかった。この映画は投資やお金を扱う上でバイブルとなる貴重な映画だ。

さて前置きが長くなったが、この映画ウォール街のどこに価値があるかというと、”投資やお金の恐ろしさ”が十分過ぎるほどに分かるという事。お金を失う事、金銭的なリスクの恐ろしさではなく、お金が人を変えてしまうという事の恐ろしさだ。

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主人公のバトは、中流家庭出身の証券マン。ある時ゲッコーという投資家に出会いチャンスを物にする。次第に投資とお金の力に魅了されていったバトは悪事(インサイダー取引)にまで手を伸ばすが、いろいろあって最終的には大切なものを思い返すという話だ。その中でバトが投資とお金によって変わり翻弄される姿がリアルに描かれている。

私も派手に投資を行っていた時期は正直、人が変わっていた。もちろんインサイダー取引はしてないが、何か大切なことを見失っていた。そういった堕ちっぷりを、見事に映像で鮮明に描いていたのがこの映画だ。投資やお金を扱った映画は沢山あるが、ここまでその脅威をしっかりと表現した映画は他にない様に思える。
なお劇中では投資を率先する様な描写もあるが、監督のオリバー・ストーン はそうではなく投資が及ぼす脅威や倫理観の喪失を訴えるべくこの作品を撮ったとのこと。結果的には当時のアメリカでは敵役ゲッコーのカリスマ性に魅せられ、自ら投資の闇に入っていく人間が多数出た様だが。

 

投資を始める人に見てもらいたい映画

昔、私が面接官に言われたように、この映画は金融業界・証券業界を志望する方や投資を個人的に始めようとしている方に、特に見てもらいたい作品だ。ちなみにこの映画を見ても投資の”知識”は溜まらない。インサイダーや株価変動の基礎の基礎が少し分かる程度だ。ただそれ以上に大切な”投資の恐ろしさ”というのが、実体験以外から垣間見れる貴重な作品だ。投資をする方、更に投資を勧める側になる場合はこの作品は是非見ておくべき作品だと思う。
続編の「ウォールストリート」も同じようなテーマなので、そちらも併せておすすめ。

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http://image.news.livedoor.com/

 

 

・こんな人におすすめ
・投資業界に進む方、投資を始めようとしてる方
・お金に関心がある方
・社会関連、ビジネス関連の名作映画を探している方
・考えさせられる映画を探している方
など

 

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