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常人には理解不能?漂流教室の続編漫画「14歳」紹介(楳図かずお作)

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楳図かずお作「14歳」、なんとも不思議でぶっ飛んだ漫画。
今回はこの作品をご紹介していきます。
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作品名:14歳
著者:楳図かずお
連載:ビックコミックスピリッツ1990年~1995年
出版:小学館よりコミック版全20巻、文庫版全13巻

 

あらすじ

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楳図かずおの最後となる長編漫画。
舞台は22世紀の地球。人類は大いに繁栄したが、水面下では多くの問題を抱えていた。とある食肉工場で鳥のサラミ肉から生物が生まれる。高い知能を持ったこの生物は後に鳥型の人間に成長し自らを”チキン・ジョージ”と名乗る。そんな中世界中で緑色の髪の毛を持った赤ん坊が生まれ始める。それをキーとする様に自然災害が各地で起こり人類滅亡の危機に。チキンジョージは高度な知識を吸収し驚くべき行動に乗り出していくが・・・。
なお14歳とはキーワードになる年齢であり、14歳の青春物語などでは一切ありません。

楳図かずお『14歳』の感想・評価・レビュー

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出典:http://umezz.com/jp/

たまたまこの作品を知りSF好きな事もあって気になっていましたが、なかなか読むには至りませんでした。なぜかって作者が楳図かずお。私の中の楳図かずおは「ダウンタウンのガキの使いあらへんで!」のへんなおっさんのイメージしかなく、いまいち面白い漫画を描く人だとは思えなかったから。(失礼)また漫画のタッチも独特だった事や、近場にこの漫画を販売・レンタルしているお店もなかったので躊躇していました。
そんな中、たまたま古本屋で14歳の第1巻を発見。試しに呼んだところ非常に引き込まれ、直ぐに全巻購入し一気に読破しました。
さてこの作品の何が面白いか。
この作品は人それぞれ感じ方や面白いと思うポイントが違いそうに思えますが、私はなんと言ってもこの先の読めない展開に引き込まれました。
冒頭のサラミが鳥人間になる所からぶっ飛んでいますが、その先も自然災害、宇宙、哲学と予想も付かぬ展開が続き驚かされます。単にスケールが大きくなっていくというよりは、常に斜め上に飛んでいく様な広がりをするので見ていて飽きません。所々哲学の様な描写も入ってきて、次はどの様になるのか、この作者はどういった事を考えているのかが知りたくなる面白さがあります。
そんな感じで一つ一つのシーンの意味を探しながら見ていましたが、最後まで見ても結局すべては理解できませんでした。私の頭が弱いからかもしれませんが、この作品を十分理解出来る方は殆どいないのではないでしょうか。環境問題がテーマと謳っていますが、それも編集者による解釈で、実際の所は楳図かずお本人でないと分からない世界の様にも思えます。
とにかく理解できるできない抜きにしても十分楽しめる興味深い作品ですので、SFなどが好きな方には是非おすすめします。
なおややグロテスクな表現もあり内容も過激な部分がありますので、苦手な方はご注意を。また余り人に薦められるタイプの漫画でもありません。

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楳図かずお『14歳』と『漂流教室』との関係

14歳は、漫画「漂流教室」及びドラマ「漂流教室」の前日談となります。
ドラマ漂流教室は14歳の世界設定を引き継いではいましたが、それほど細かい話は関係してきません。(漫画漂流教室は知りません。)
ですのでドラマ版は14歳を読んでいなくても楽しめますが、読んでおくとより楽しめるかもしれません。

 

 

楳図かずお『14歳』はこんな人におすすめ

・SFが好きな方
・壮大で先の読めない話が好きな方
・哲学的な話が好きな方
・謎解きや考察が好きな方
・楳図かずおが好きな方
など

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コメント

  1. 匿名 より:

    終盤が急ぎ足だったような気が…
    某サイトでは「大人の事情で」なんて書き込みもあったけど、連載当時を生きていた人間ではないのでなんのことやら

    楳図氏の作品にはありがち?かもしれませんが、なんでそうなるのかという理屈というか説明があまりないのが少しもやもやしました。まああの世界観はどこか引き込まれるものがあり、雰囲気を楽しむものなのだなと感じます(そもそもホラーはそういうものですしね)

    1. masamasa より:

      コメントありがとうございます。

      私も、ストーリーの細かな理屈や辻褄の部分や、大胆で若干無理矢理な話運びに少し抵抗は覚えました。なにか連載期間など?大人の事情もあったのでしょうかね。

      プロットは面白かっただけにちょっとそこが残念でした。

  2. 通りすがり より:

    14歳
    漂流教室
    私は真吾

    多分この辺りは楳図先生の頭の中では繋がってる作品なんだと思います
    全部読んでみるとなんとなく晩年の楳図マンガが見えて来るかも?
    内容的になんかマズイ話でも盛り込まれてて打ち切りっぽくなったのかも知れませんね
    ちなみにデビュー期の怪奇マンガも面白いです。

    私は逆にまことちゃんはあんまり面白くなかったです(笑)

    1. syumi より:

      コメントありがとうございます。
      「私は真吾」というのは初耳でした、今度機会があったら読んでみようと思います。

      マズイ話とかあったのでしょうかね。14歳の最後はもう少し詳しく見たかったです。
      まことちゃんは、私も少し読みましたがちょっと辛かったですw

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