記事公開日:2018年4月20日
最終更新日:2020年5月2日

どう仕事する?

夢の仕事「ドローン操縦士」は少ない、求人募集を探すには?

 

過去「ドローン少年」のような悪いニュースもありましたが、最近再び注目されてきている「ドローン」。大手のAmazonもドローンによる荷物配送を計画しており、将来の数少ない成長産業として期待されています。

さて、このドローン。
ドローンの操縦を仕事にできたら夢のようですよね。
私も以前から趣味でドローンを飛ばしており、「これがもし仕事になれば?」とちょっと関心を持ち調べていました。

 

・・・が、実際はそんな甘い世界ではないようです。
実際求人はあるんですがね。

 

ドローン操縦士になるには資格は不要

簡単に、ドローン操縦士のなり方について。

ドローン操縦士。ドローンドライバーやドローンパイロットとも呼ばれますね。

さて、この記事に辿りついた方はすでにご存じかもしれませんが、ドローン操縦士になるために必須な国家資格はありません。2018年現在の段階では、ドローンを操縦するために特別な資格は不要。趣味はもちろん、プロとしての仕事であってもです。

 

ちなみに、ドローン用の民間資格としては、現在次のようなものがあります。
・DPAドローン操縦士 回転翼3級
・DJI CAMP技能資格証明
・ドローン検定

これらを取得すれば一定レベルのドローン操縦スキルがあることのアピールにはなります。が、必須ではありません。

例えるなら、「簿記検定を持っていても事務や会計の仕事には就けるが、もっていると尚嬉しい」的な位置づけですね。

 

ドローン操縦士の求人は少ない

そうなると「ドローン操縦士は資格不要!、俺にもできる!」と期待をもって調べたくなりますよね。が、ドローンに関する求人というのは限りなく少ないのが現状。

ご自身でも「ドローン 求人」、「ドローン 仕事」、「ドローン 転職」などで検索を掛けてみてください。挙がってくる求人の数は、せいぜい100件程度。

職種としては多い順に、
①測量士兼ドローン操縦士
②ドローンそのものの開発、設計
③ドローンの販売セールス、営業、プロモーション
④ドローンスクールの講師
⑤ドローン操縦士、ドローンドライバー

といった感じです。その殆どはドローン関連の業務であり、特に測量士としての求人が多めです。空撮などを行う純粋なドローン操縦士、ドローンドライバーというのはほんのわずかしか求人がありません。

大手転職エンジン『Indeed (インディード)』で検索を掛けても、測量やセールスがほとんど。↓

 

 

なぜドローン操縦士の求人が少ないのか?

さて今後が期待されるドローンであるのに、なぜ求人がこんなにも少ないのか。

背景には、次のような事が関係しているようです。
①現時点では測量以外の仕事がまだまだ少ない。
②数少ない空撮の仕事は、先陣を切った優秀で著名なドローン操縦士たちに需要が集中している。
③一方でドローンスクールが増えたことで供給量が増加。

詳しい事情については、プロの操縦士の方が語っている以下の記事をご覧ください。

>なぜドローン操縦の求人募集が皆無なのか?(当社も求人しない理由も)
https://www.drone-enterprise.com/blog/3299

 

加えて、あくまで個人的解釈ですが、自力でやってしまう会社が多いのかと。

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ドローンは、現在安いものであれば数万円程度で手に入ります。かつそこまで質を拘らなければ、安いドローン+素人の撮影でもそれなりの空撮が出来てしまいます。

よって、簡単な撮影であればプロに依頼せず、結果的に需要自体が発生しにくいのではないかと。

 

今後、ドローン操縦士の仕事は増える?

このとおり、現状ではドローン操縦士の求人は少ないです。ただしこれから先は運輸や配送の分野にドローンが進出する動きがありますので、また事情は異なってくるかもしれません。

たとえば大手のAmazonによるドローンの配送計画が進んでおり、実用化一歩手間まできています。もし正式に実現化されれば、ドローン操縦士が大量に採用募集されるかもしれません。(が、その先の未来、AI化されてしまうと消える恐れもありますが。)

>緊急事態措置に自爆…? Amazonのドローン配送システム、いよいよか
https://www.gizmodo.jp/2017/12/drone-amazon-deli.html

 

ほかにも、「農薬散布」の分野にもドローンの進出が始まっています。この手の新たな需要も生まれてくる可能性も。

 

農水省はドローンによる農薬散布のガイドライン「空中散布等における無人航空機利用技術指導指針」を制定。ドローンでの農薬散布が普及することにより、機体コストや労働負担の低減はもちろん、農薬の吸い込みによる健康被害の軽減も期待されている。

>これからの農薬散布は「ドローン」が主流に!?
https://agrijournal.jp/material/36309/

 

 

それでも今、ドローン操縦士になりたい場合はどうすれば?

先日、”国内初”となるドローン業種向けの転職サービスが登場しています。

>『スカイエージェント』 公式
https://skyagent.jp/

ドローンは世間的にはまだまだコアな分野となりますので総合転職サイトには求人が少ないです。よってこういった特化型サイトも活用しつつ探していくのが良いかもしれません。窓口は広ろげてナンボですしね。

また「クラウドソーシング」系のサービスでも、稀にドローン空撮などの仕事が募集されています。就職ではなく業務委託受注となりますが、経験や実績を積むにはいいかもしれません。

 

まとめ

以上、ドローン操縦士と仕事についてでした。

現状の求人はまだまだ少ないですが、成長産業であることは事実ですので、今後はまた変わってくるかもしれませんね。

 

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