記事公開日:2017年8月30日
最終更新日:2020年5月4日

FF14

ネタバレ:『FF14 紅蓮のリベレーター』、メインクエストクリア後の感想

※FF14 紅蓮のリベレーターのネタバレをやや含みます。

『FF14 紅蓮のリベレーター』を先日遅れながら、メインクエストを全てクリアしました。
今回は完全にマイペースで進めていたので、旬な時期は逃してしまいましたが、その分ストーリー・シナリオをじっくり満喫できました。

さてFF14はストーリーを楽しむことを第一目的にやってる感の強い私ですが、そんな私でも今回の紅蓮のリベレーターはストーリー・シナリオがかなり面白かったです。

夏の終わりということで、読書感想文ならぬプレイ感想文を書いていきます。

1.これまでのFF14拡張シリーズ中、一番シナリオが面白かった『紅蓮のリベレーター』

まず、新生エオルゼア~紅蓮のリベレーターに至るまでの、簡単な感想を。

 

基本ディスクとなる『FF14 新生エオルゼア』。新生エオルゼアは、「ストーリーがつまらない」、「ただの作業おつかいイベントでだるい」などの声も挙がっていましたが、個人的にはストーリーは意外と楽しめました。

新生エオルゼアは、どちらかというとファンタジー色の強い、王道的でやや子供向けのシナリオではあるのですが、その分、冒険するワクワク感のようなものがあり、古き良きFFをオーマジュしている要素も多くファンタジーの世界を純粋に楽しめる作品でした。

拡張ディスク第1弾となる『蒼天のイシュガルド』。イシュガルド編はダークファンタジーに様変わりし、竜と人間の争いや因縁にスポットを当てたお話。
この頃から、いわゆるご都合展開というのが減っていき、光の戦士も単なるスーパーマンではなく、一人の人間として物語に翻弄されていきます。イシュガルド編は全体的に”暗い”のがちょっと疲れましたが、その分それまでより濃い人間ドラマが展開されるようになり、MMORPGながら純粋に感動を味わえたのが驚きでした。

そして、拡張ディスク第2弾となる『紅蓮のリベレーター』。紅蓮のリベレーターは、帝国に支配されるアラミゴ、ドマ2国の苦しみと開放を描いた話。こちらは新生エオルゼアと蒼天のイシュガルドの良い部分を上手く混ぜたような作品でした。
人同士の争いや人の意志の部分を重点的に描いた濃い人間ドラマ、戦争ドラマが展開され、話的にはかなり重いのですが、音楽やフィールドは明るくどこかファンタジーの世界の冒険感も堪能できます。終始プレイしていて楽しめたバランスの良いストーリー、世界観の作品でした。

3.甘えやご都合展開が少なくなった紅蓮のリベレーター

紅蓮のリベレーターで驚いたのが、結構に生々しい話が増えたこと。

強制労働や性労働を匂わせる際どい背景も多く、そして”死”をしっかりと描いていたのが驚きでした。紅蓮のリベレーターではどんどんと人が死んでいきますし、主人公たちも時にはそれを見過ごしたり、止めれない事もあった訳です。

これが例えば新生エオルゼアの頃であれば、ピンチの時に光の戦士がタイミングよく表れ、悪を成敗する形になっていた訳ですが、その予定調和がところどころ崩れているんですよね。だからこそ、アラミゴ、ドマの悲惨さが強調され、プレイしている側としてもなんともいえない緊張感が味わえました。ゲームながらこの国を早く解放させたいと思わせる、見事なシナリオだったかと。

またラストで、リセが「ゼノスのことは最後まで獣にしか思えなかった」的なセリフでまとめましたが、あれも良かったです。心優しいリセならば、最期は敵ながら理解を示すかと思いきや、最後まできっぱりと投げ捨てたのが完璧でした。

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そんな感じで紅蓮のリベレーターでは甘えやご都合展開を減らし、生々しい所は生々しく、強弱をつけて描いていたのが、好感触でした。なかなかここまで挑戦的に描いているのは、昨今のJRPGやMMORPGでは少ないのではないでしょうか。

また今作は、人同士の争いや戦いが一つのテーマにあったかと思いますが、ラストにゼノスが「おまえも戦いを望んでいるんだろう」のメタ的なセリフで投げかけてきたのも面白かった。

たしかに、IDでは効率プレイを模索して楽しみ、零式エンドコンテンツでは攻略法を模索して皆でぎりぎりのバトルに熱狂する、私たち光の戦士たちは完全な戦闘民族ですよね(笑)ゼノスとは本当に同類なのかもしれません。

4.ヒエンの名言的なセリフ

最後に、紅蓮のリベレーターで特にぐっときた名セリフ。

メインクエスト「命を焦がす夢」にて、悩むリセにヒエンが掛けた言葉です。

ヒエン「・・・なあ、リセ。人というのは存外、小賢しくできておるものらしくてな。」
ヒエン「大志を抱いて踏み出せど、困難にあうとまず後悔し、次は無性に先を不安がって、しまいには夢そのものを否定する。」
ヒエン「叶えたところで、良いことばかりではないはず、もっと利口な選択がほかにある・・・とな。」

ヒエン「ただ、その悶々とした苦しみを知った者が、なお高みを見上げ、心を焦がしたなら・・・きっと気付く。それはやはり、身命を懸けるに能う夢だとな。」

このセリフはFF14関係なく、すこし考えさせられるものがありました。
夢や目標をもっても、理性が邪魔し余計な天秤にかけるのが人間だと思います。その図星をつき考えさせられる、ゲームながら素晴らしいセリフテキストでした。

FF14はたまにこういった名言的なセリフがあるのも、見どころです。

まとめ

こんな感じでFF14 紅蓮のリベレーターはストーリーが過去最高に面白かった拡張パッケージでした。カットシーンのカメラやBGMの演出も素晴らしく、タイトル通り終始、紅蓮に燃える熱い話でした。

MMORPGだからと埋もれてしまうのは勿体ない出来かと思いますので、FF14未プレイの方もぜひメインクエストだけでも楽しんで欲しいですね。

 

ただ、さあこれからだ!という時に、無数に出現するおつかいサブクエストはマジでクソ!

以上、FF14 紅蓮のリベレーターの感想でした。

 

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