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FF考察論:全FFシリーズはやはり「鏡像世界」で繋がっているのか?FF11⇔FF14から分析

※FF11,FF14及びFFシリーズ全体の在り方に関わる、大きなネタバレを含みます。

スクウェア・エニックスを代表する「ファイナルファンタジーシリーズ」。
FF1~FF15まで、現時点で計15タイトルが発売されています。


 「これらすべてのFFタイトルが、FF14で描かれれる「鏡像世界」で繋がっているかもしれない」
以前↓の記事で考察させて頂きました。

FF好きなら知っておきたい、『FF14』は全FFシリーズのストーリー・世界観の始発点になっている?

しかしこの内容は推測に過ぎず、確たる裏付けがありませんでした。

が、今回FF11側のストーリーを見返してみた所、
FF11「ヴァナ・ディール」とFF14「ハイデリン」の2つの世界には、繋がりやリンクがあるように見えてきました。ここを明らかにできれば全体を紐解けるのではないかと。

そこで今回はFF11⇔FF14の切り口から、FFシリーズ全体の繫がりや設定を改めて考察していきます。

※1万字越えのかなり長い考察記事となります。
※FF11、FF14プレイヤーの方だけに限定せず、FFシリーズ全体が好きな方にも向け、未プレイでも伝わるように書かせて頂きました。一個人の考察に過ぎませんが、読み物として楽しんで頂けると幸いです。

 

1章.考察の前提材料、FFシリーズに関わる鏡像世界やアシエンについて

まず、毎回恒例になってきましたが、この考察をする上での前提材料をいくつか書かせて下さい。

①鏡像世界とは?
鏡像世界とは、『ファイナルファンタジー14(FF14)』にて2016年2月にリリースされた「アップデードパッチ3.2 運命の歯車」で突如登場した世界全体に関わる設定です。

FF14 パッチ3.2 運命の歯車 メインクエストより

星の代弁者:
だからお願い、聞いて感じて考えて
すべての命が生まれるより前、星の海の底では、
光たる「ハイデリン」と闇たる「ゾディアーク」とがひとところにありました
しかし闇が力を付け、光との均衡が崩れたのです
あなたがたが生きる「原初世界」のほかに、
十と三もの鏡像の世界がこの時に生じました
そして、光と闇の力も、それぞれの世界に分かれたのです。
月に追放されたゾディアークは、
使徒たるアシエンをつかわし、世界を統合しようとしています。
闇の力をより合わせ、完全なる復活を成そうというのです。
そのためには、ここ「原始世界」の側から、「世界を分かつ壁」を破壊しなければならない。
これこそが「次元圧壊」であり、
アシエンたちが「アーダー」と呼ぶ現象なのです。
そして、人の歴史では、これに伴う災厄を「霊災」と呼ぶ

 

端折って解説すると、
・はじまりに光のハイデリンと闇のゾディアークがあった。
・光と闇のバランスが乱れ、原初世界+鏡の13つの世界(鏡像世界)が誕生した。
・FF14の世界が、全FFシリーズの中心となる原初世界にあたる。
・13つの鏡像世界がFF1~FF15までの各タイトルの世界にあたる可能性がある。
各世界はおそらく並行世界パラレルワールドのようなもの。(※この部分は確定情報ではなく、現時点では推測レべル)
・「アシエン」と呼ばれる勢力が、各世界で闇の力を強め闇で世界を壊す。その上で世界同士を統合しようとしている。

こちらはイメージ図。
このように各FFタイトルがパラレル化しているのではないかと。↓

実際にFF14本編では、
第一世界(この考察で言うFF1の世界)は光と闇の均衡が崩れ崩壊に向かっている、第一世界で光の戦士だった者たちがFF14の原初世界に乗り込んでくるという話も既に公式で描かれています。

またこれを裏付けるように、
FF14では「クリスタルタワー」や「イヴァリース」が登場したり、
各FFタイトルの主要キャラやボスが登場するなど、FFシリーズ全体が繋がっていることを示すような要素が無数にあります。


②アシエンとは?


「アシエン」とは、FF14で登場する闇のゾディアークに仕える謎の勢力です。

・アシエンはつねに歴史の影で争いや災いを煽ってきた存在。
・アシエンが暗躍することで世界の闇の力が強まる。
・アシエンが介入し、闇の力が強まり光の力が失われた世界は崩壊に進む。
・アシエンは闇のクリスタルを媒介とし不老不死の身体を持つ。
・黒の法衣(白の法衣もいる)を身に纏い、顔は仮面のようなもので覆っている。
・アシエンは人などに憑依し、その者を操る事ができる。
・アシエンは複数人いるが、その一人一人はこれまでの各FFタイトルの主要キャラや悪役であるとも言われている。(ただし噂レベル)

なお『FF12』の”彼”に対しては、既に公式でアシエンであると述べられている。↓

 

FF14吉田プロデューサー
裏設定的ですがパッチ2.5で登場したアシエンはFF12の主要人物の一人
相当な時間が必要かと思いますが、その謎を全て明かされるまでは
イヴァリースとの関係は・・・
『エオルゼア通信』より

 

後述もしますが、FF6のケフカやFF15のアーデンなども、アシエンが憑依しアシエン化した設定なのではないかと推測しています。

 

3.並行世界上の同一の事象
並行世界を題材にしたSF作品などでは「似たような事象が、両方の世界で起こる」考え方がありますよね。もしFFシリーズが並行世界化しているのであれば、そういった概念を入れているとも推測しています。

 

イメージとしては↓のような感じ。

以上3点が、今回の考察をする上での事前要素となります。

 

ただし、
この分かれた13の世界が本当に各FFタイトルの世界だとは、スクエニ公式から明言はされていません。

今現在は、私を含めたネット上のファンによる考察・推測レベル。
決定打がなく、推測の域を出ませんでした。

が、今回FF11のストーリーを追ったところ、FF11⇔FF14の間に妙な繫がりのようなものが見えてきました。

注目するのは、FF11の最終イベント「ヴァナ・ディールの星唄」と同時期にFF14でリリースされた「星唄異聞」。この2つのイベントは、リリース時期的に、スクエニ側がこの鏡像世界の案を出した以降に作れたイベントです。


もし仮にFF11⇔FF14が繋がっているのであれば、イコールほかのFFタイトルの世界も繋がっている、の可能性を見い出せます。

それを踏まえて以降の考察に進みます。

 

※なお鏡像世界の話は、以下の記事でさらに細かくまとめています。
FF好きなら知っておきたい、『FF14』は全FFシリーズのストーリー・世界観の始発点になっている?

 

 

 

2章.『FF11』と『FF14』両方で描かれた、星唄とイロハ

時系列に沿りながら、書いていきます。

まず前述した「パッチ3.2 運命の歯車」からさかのぼること約1年前。
2014年3月に配信された『第13回 FFXIVプロデューサーレターLIVE 』。

こちらでFF14シナリオ担当の前廣氏から、
FF14の今後のストーリーや世界設定について次のような発言が出ています。

 

室内氏:
FF14には、ダルマスカやベリアス、ゾディアークなどイヴァリース(FF12)を彷彿させるような名称が多数出てきますけれど、「ハイデリン」と「イヴァリース」には何かしら設定上の繫がりはあるのでしょうか?

前廣氏:
誤解のないように言っておきますと、ハイデリン(FF14) ,イヴァリース(FF12)、ヴァナ・ディール(FF11)に直接的な繋がりはございません、同じ惑星の別時間軸とかの話ではなくて、それぞれ単独の惑星のお話です。
その上で、イヴァリースと言うよりもそこに登場する人・モノとのFF14と繋がりはちゃんと設計してあって・・・

 

発言のあった動画。1時間44分あたりから~

 

ここでポイントとなるのは、
・この2014年3月の段階で、スクエニ側でイヴァリースやヴァナ・ディールなど他のFFタイトルと関連させる構想があった。
・しかしこの時点では各タイトルは別の惑星の話。同じ惑星の別時間軸の話ではない。(つまり並行世界や過去や未来の類ではない)

その上で2015年に2つのシナリオパッチが実装されます。
FF11「ヴァナ・ディールの星唄」とFF14の「星唄異聞」。


A. 
FF11「ヴァナ・ディールの星唄」
FF11で、2015年5月/8月/11月に実装された3章構成のシナリオパッチ。FF11のサービスにおいて事実上最終章となるイベントとなる。未来からきたイロハと呼ばれる美女をメインヒロインに向かえ、FF11の集大成的なストーリーが描かれる。

B.  FF14 「星唄異聞」
FF14で2015年11月に配信された期間限定FF11×FF14コラボシーズナブルイベント。「ヴァナ・ディール」から来たという、記憶をなくしたイロハと呼ばれる美女。彼女の記憶を取り戻すためのお助けストーリー。

この2つのイベントで注目したいのは、
・イロハという女性がFF11とFF14両方に明確に登場してしまっている。
・ヴィナ・ディール(FF11)がハイデリン(FF14)からみた別世界の扱いのようになっている。当初、前廣氏が言っていた別惑星ではなく。

という点。

ここでもう一度、考察の焦点を整理します。

考察の焦点:
①ヴァナ・ディール(FF11)とハイデリン(FF14)は別惑星なの話なのか。
②同じ惑星の過去・未来の話なのか。
③並行世界の類なのか。←ここが特に焦点。

 

以上を踏まえ、本格的な考察を進めていきます。

 

 

3章.FF11「ヴァナ・ディールの星唄」のストーリーから鏡像世界を探る

※本章では、FF11「ヴァナ・ディールの星唄」の壮大なネタバレを含みます。
※私はFF11の方はプレイしておらず、今回動画にて追いました。このため「ヴァナ・ディールの星唄」以外の部分ではFF11に対しての理解に乏しい部分があります。その点はお許しを。

 

0.「ヴァナ・ディールの星唄」の大まかな流れ

まず、「ヴァナ・ディールの星唄」の大まかな流れを。

①近い未来に、ヴァナ・ディール世界全体が闇に包まれ崩壊に向かう。
②それを阻止するべく、未来の最期の生き残り”イロハ”が、時を遡り現在のヴァナ・ディールにいるプレイヤーの元へ。
③プレイヤーとイロハは、未来を変える手段を探す旅にでる。
④色々あった結果、現在のプレイヤーの行動が変わったことで、崩壊の未来は無くなる。未来に可能性が。

ざっくりと話せばこういった内容。
ただこの間に今回の考察に関わる、かなりに濃い内容が描かれています。
以降で、順を追って解説していきます。

1.イロハの登場

プレイヤーの前にイロハが現れる。神の力により時を遡ったとのこと。
未来が「虚ろな闇」に包まれ滅び掛けていることを告げる。
※「師匠」とはプレイヤーのこと。いずれ訪れる未来で、イロハはプレイヤーの弟子にあたる。

イロハ:私めが世に生まれ落ちるのは、ずっと後のこと。
本来ならば、ここに在ることも許される身。

はるか先に待つ、世の行き先。
そこから師匠の元に馳せ参じました。

ギルガメッシュ:その出で立ちは、「ひんがしの地で生まれ育ったから」で間違いないか?

イロハ:はい。

ギルガメッシュ:神の力を借り、未来からここへ来たってーことか?

イロハ:過去へと遡り、来る闇の未来を討ち取るよう、神は私におっしゃいました。
来る闇の未来とは、闇に閉ざされた世のことでございます。
ひんがしの国は「虚ろなる闇」とよばれし闇に浸食されており申した。
しかし支障の勇敢なるご活躍にて、一度は「虚ろなる闇」の浸食も止まり、天下大変の世が始まろうとしていたのでございます。

それから幾星霧。
私めがこの世に生を得、師匠に弟子入りを果たしてしばらく後のこと。
濃霧を越えた泥海のごとき「闇」が、ひんがしの地を包み申した。
人も神も為すすべなく、世に終焉が訪れたのでございます。

世にただひとり、残された私めが護り市し祠に・・・。
そして、戦から数年。
私めの元に、神は一条の光をお示しくださいました。
人々の希望・・。
最後の希望の光・・・。
それは師匠と共にある光でございます。
師匠と共に、世を照らす光でございます。
その光に導かれ、私めは、この時代へと邂ることができたのでございます!

 

2.同じく未来からやってきた「セイレーン」

イロハとの会話をし、未来を変えるためには、まず「勾玉」に光の力を必要があると分かる。そこでプレイヤーは、これまで関わった英雄たちの元を訪れ、光の力を集める事となる。

考察する上でもキーとなる「勾玉」に光の力を集めることになる。

その道中、大いなるもの(FF11での召喚獣)の一人「セイレーン」と出会う。
セイレーンもまた、イロハと同じく未来からタイムスリップしてきた存在であった。

イロハ:私め以外にも、未来から来訪されし者がいる・・?
セイレーン:その通り。未来では「時」すらも失われ、世界すべてが「無」に包まれる・・・。
だが、その未来を待つ必要はない。
使途は既に降り立ち、そなたたちの背後で笑っているのだから。

 

さらに、セイレーンの他にも”無の使者”と呼ばれる「仮面の男」が、未来からタイムスリップしてきている。セイレーンはこの仮面の男に憑依され、操られていた。

セイレーンと共に未来からやってきた「仮面の男」。

仮面の男は、作中で様々な種族の姿で何度も登場する。

ポイント:
仮面の男の正体は、後にプレイヤーの闇の部分であると判明する(後述)。たただし注目したいのは、仮面の男は別種族の姿で複数人登場していること。またセイレーンやバラモアに憑依し操っていること。

この特性から、仮面の男はFF14側のアシエンではないかと推測する。

 

3.ウォークオブエコースへ

道中、「ウォークオブエコース」という異空間に入る事となる。

リリゼット:ここがウォークオブエコース・・。
簡単に言えば、いろんな世界と未来が繋がる場所ってことなのよね?

このセリフから、”いろんな世界”と過去・未来が繋がる場所がFF11にあることが明らかになる。

 

4.「女神アルタナ」のもとへ向かうために

物語が少しつづ動き出す。
・いずれ世界を包む闇の正体は、”無”が生み出す「虚ろなる闇」であることがわかる。
・虚ろなる闇を打ち消すためには、「女神アルタナ」の協力が必要。
・人が女神アルタナに合うためには、新たなクリスタルを造る必要がある。
・セルテウスと呼ばれるキャラが、自らの命を犠牲にクリスタル化。これにより女神への道が開かれていく。

 

5.考察に関わる、道中の意味深なセリフ

この間、考察に関わる意味深なセリフが登場したので、抜擢する。

【召喚獣の集まる異空間にて】

バラモア:
「光の力がある一方へと集められ、闇の力は
別の一方へと集められていく」、と。
それは予言なのかな?だとしたら・・・

 

FF14の鏡像世界で触れられた、光と闇のバランスに掛かっている?

【シャントットの弟子、コルモル博士の供述】
コルモル博士:
まるで、善と悪はバランスを保つように、
片方が長く勝利することはない。
そこで、わしは考えた。
世界のバランスとして、もし必ず、
悪が生まれるというのならば・・・。

こちらも、FFシリーズでの光と闇の在り方について掛かっている?

【闇の力と戦おうとしているセイレーンと再び対面】

時のない世界をもたらす
無なる雲は、高い次元から降りてくる。
唯一の通り道であるクリスタルを通り、何もかもを飲み込みながら。

闇や無と呼ばれるものはクリスタルを通りやってくる。この設定はFF全シリーズにも言える事なのか?

 

【神都アル・タユにて】

セルテウス:君は、禁断の口を通り、
もうひとつの世界を訪れたことがあるだろう。
ああいった並行する世界は、過去・未来ともども
たくさん存在している。
アドゥリン地方で語られた
タルタロスという世界も、そのひとつ。

 

並行する世界の設定があることを、セリフ内で明言している。

 

 

6.行く手を阻む「バラモア」、FF6ケフカとFF14アシエンの繫がり

少し脱線するが、常々プレイヤーの行く手を阻む「バラモア」と呼ばれるキャラがいる。異世界から来た謎の力を持つ存在であり、重要な発言をいくつかする。

ボク好みの世界を作るって意味さ。
長い間、いろいろな世界を巡って見てきたら
神の真似ごとくらいは朝飯前。

女神アルタナをはじめとした、
神々が制御しきれてい放ったらかしの世界がいっぱい
その混沌さに、
ほどほど嫌気がさしちゃったっていうのかな。

「この世界は神々だけのものではない」か。
そういう曖昧さが、
どっちがどっちかわからなくしちゃって、
正義から悪を生み出しちゃうわけだよ。
ねえ、ほら!
そろそろ、シンプルに生きようじゃない?
「より強い方が、クリスタルの力をぜーんぶ貰って幸せに暮らしました!」って感じでさ!


FFシリーズにおける光と闇の在り方について掛かっているようにも思える。

そして「正義から悪が生まれる」。例えば最新作FF15のアーデンもこの闇落ちパターンである。

 

『FF15』では心優しきアーデンも闇に落ちた。そして不老不死の身体を得た。
背後にはアシエンがいるとも。

【徹底考察】FF15のストーリーの謎を多角的に解説、メテオは?アーデンの正体は?クリスタル神話とは?※ネタバレあり

 


バラモアは、世界のはじまり、そして闇の正体についても告げる。

 

伝説は、こうはじまる。
すべての起こりは「石」だったと。と?
遠い遠いむかし、おおきな美しき
生ける石は七色の輝きにて闇をはらい、
世界を生命でみたし、偉大なる神々を生んだ♪
はじまりの「石」。
七色の輝きで払った「闇」。
その「闇」っていうのは、
確か、虚ろなる闇のことじゃないんだよね。
それは「無」、
未来の世界を包み込もうとしているのは、虚ろなる闇じゃなくて、
その「無」なんじゃないかなぁ?
その「無」は「暗黒の雲」と呼ばれていた。
その「暗黒の雲」は
生きてもいないし死んでもいない。
実際に在るわけでもない。
光も闇も飲み込んで、すべてを停止させて無かったことにする。
そういう負の存在、いや事象かな?
でね、
ボクの故郷も、ヴァナ・ディールも、他の世界も、
すべて「暗黒の雲」の中に浮かぶ「島」のようなものだ思ってよ。
「暗黒の雲」には意志がないけれど、空に浮かぶ雲のような動きはあってさ。
風が吹いたら流れたり、
広がったり、小さくなったり。。。。
そして島を・・・世界を飲み込むこともあるのさ。
そうなった場合、その世界は一貫の終わり!
幕引き! ジ・エンド!

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「虚ろなる闇」の根源は「暗黒の雲」であることが判明する。

そしてこの”バラモア”というキャラ。
・作中で仮面の男に憑依され不老不死で何百年もの時を生きている。
・ヴァナディールではない”異世界”出身である。
・キャラや思想、道化の風貌がFF6のケフカに似ている。
・笑い声のSEボイスはFF6のケフカのものを完全流用している。(フルボイスでもなくキャラもほどんどSEを発しないFF11にも関わらず)

このことから、もし鏡像世界でリンクしているのであれば、FF6でケフカが撃破された後、アシエンが介入憑依し、FF6→FF11の世界に移ったとも考えられる。

つまりバラモアの正体はアシエン化したケフカではないかと。(ここは少々強引かもしれないが)


色々と似ているFF6のケフカ。

出典:http://ffdic.wikiwiki.jp/

 

 

7.暗黒の雲を払うには、人が神になる

闇の根源である「暗黒の雲」は、人では倒せない。
人(プレイヤー)が”神”になる必要があると告げられる。そのためには「闇の神」の力により、人が抱える闇を完全に取り除いてもらう必要があると告げられる。

セルテウス:
前にも説明したように、。
ヴァナ・ディールには幾つもの異世界がある。
そのうちのひとつ、まだ君と関わりがない世界だ。
そこには、完全なる「闇の神」がいる。
君の中にある闇を取り除いてくれるかもしれない。

 

後述もするが”人が抱える闇”こそが、FFシリーズでの光と闇における闇の本質ではないかと推測する。

 

8.「闇の神」と対面、そして生まれる新しい2人の神

プレイヤーは、巨大な竜の姿をした「闇の神」と会う。
プレイヤーは、自らの内に抱える闇を、闇の神に吸い取って貰う。
プレイヤーは、内に闇を抱え共存する”人であること”を捨て、「光の神」となる。

そこへ仮面の男が登場。
仮面の男は、「闇の神」が持つ闇の力を吸い取る。
そして、仮面の男が”新たな”闇の神に。
光の神/闇の神、二人の新たな神が生まれる。

そして、仮面の男の正体が明かされる。
仮面の男は、プレイヤーが未来において、自らの闇を切り出し生み出したもう一人の自分であことを告げられる。

未来で分裂したもう一人の闇の自分が、時を遡って今に来たと。

 

9.崩壊する未来の姿を見せられるプレイヤー

仮面の男(もう一人の自分である闇の神)は、崩壊していく未来、そして最終決戦のビジョンをプレイヤーに見せる。

「暗黒の雲」によって、崩壊に向かう未来のヴァナ・ディール。
そこでは、世界の最後に生き残りとなるプレイヤーとイロハが、窮地に立たされていた。

プレイヤーは暗黒の雲を倒すために、内に抱える闇を分けた。光の神・闇の神に分かれ、人を越え”神”となり最終決戦に挑んだ。

しかし、二人の神の力を以てしても暗黒の雲は倒せず、世界は崩壊した。プレイヤーはこの決断は間違っていたと分かった。

そこでプレイヤーは「女神アルタナ」の力を借り、イロハと自分の分身である仮面の男を過去に送った。
もう一度、異なる決断で異なる結果を作るために。

補足:
なおこの設定、『FF13-2』ともかなりに似ている。
FF13-2でもライトニング(プレイヤー)は、崩壊する未来の結末を変える為、女神エトロの力を借り、世界の最期の生き残りとなるノエル(FF11ではイロハ)を過去におくる。またライトニングもFF13-3のラストで自分の闇と向き合う事となる。
さらに言えば、今回のFF11でもFF13でも、さらに言えばFF14でも人々の絆の力が光となり最終決戦に向かう描写が酷似している。

FF各タイトルが並行世界となっているのであれば、「並行世界同士で同じような事象が起こる」の示唆ともいえるかもしれない。

 

女神エトロの力を借り、過去を変える旅にでるFF13‐2のノエル↓

FF11の最終決戦ビジョン。
すでに息絶えていった者たちの絆や意志を繋げ、暗黒の雲にぶつける。これと同じような描写がFF13-3のラスト、FF14のラスト(新生エオルゼア編)でも描かれている↓

 

10.そして女神アルタナの元へ、変わる結末

未来ではなく、今のヴァナ・ディールに生まれた、光の神/闇の神の二人の神。二人は女神アルタナの元へと導かれる。

女神アルタナ:
もともとこの世界は
「暗黒の雲」に浮かぶ、星のひとつ

大きな力が生まれ、時にぶつかりあい
さまざまな世界が 生まれてきた

ここヴァナ・ディールの場合は
最初にクリスタルが生まれた
そして
光と闇といった、対の存在が生まれ
均衡を取り合いながら 混じり合い
時には衝突を繰り返してきた

その嵐の衝撃が
漂う暗黒の雲を退ける
「時の風」を、生み出してきたのだ

しかし私の対である存在
男神プロマシアはいなくなってしまった

私ひとりとなった世界では
光と闇のバランスは崩れて
「時の風」は止まってしまった

けれどもヴィナ・ディールは生きている世界
多くの対の存在が出会い・・・
影響を与えあい、時には戦い・・
「時の風」は生まれ続けた

 

では、なぜ暗黒の雲がやってくるのか、時の風が弱いのか?という話に。

アルタナ:
たしかにそのとおり
私たちは会話を交わせば、風が吹いた
今新しい神々となった
あなたがたが、「暗黒の雲」の流れを変えるほどに
強い風を生むには、会話では足りない

光と闇がぶつかりあうこと
全力で戦わなければならない

二人の神は、光と闇は分れるのではなく、戦いあった。
そして「時の風」が吹き出し、暗黒の雲は消えた。

仮面の男(闇の神):
闇の神と、光の神としての役目は終わったようだな。
さあ本来の姿へ戻ろうではないか。

闇と光を併せもち・・・
生と死を繰り返し・・・
内なる世界で時の風を起こし続ける・・
不完全でもありながら、完全でもある「人」としての本来の姿へ・・・。

 

二人は再び一つになり、神ではなくなり光と闇を併せ持つ人に戻る。
暗黒の雲は、神レベルの光と闇が衝突したことで消滅。ここで話はとりあえずまとまる。

考察のポイント:
「暗黒の雲」というのはFF3やFF14でもボスキャラとて登場しているが、
ここでいう「暗黒の雲」はそれとは別物と考える。
前述のバラモアの話にもある通り、暗黒の雲というのはもっと大きな事象なのではないかと。
ボスキャラとして登場している暗黒の雲は、その一部が具現化したものと言うか。

 

注目したいのは「光と闇」の描き方の部分。
FFシリーズを通して描かれてきた「光と闇」。
それは強大な力を持った天使や悪魔の類ではなく、ここで描かれたように人の中にある力ではないかということ。
人々が抱える光の心や闇の心がぶつかり合い影響し合うことで「時の風」が吹く。それが力となり、世界が保たれている。失われると世界が壊れる。

それがこれまでFFシリーズで描かれてきた、描かれていく、光と闇だったのではないかと。

FF13では混沌のバランスを司る女神エトロが消えたことで世界は崩壊に向かった。それを打開したのは、主人公であるライトニングの心の闇との衝突、そして人々の意志や希望。

ほかにも『FF4』のセシル、『FF7』のクラウド、『FF8』のスコール、『FF9』のジタン等々、どのどFFタイトルでも今考えると闇は人の心の中にあったような気がする。そこを描いていたような気がする。

FFシリーズでいう「光と闇」とは、天使や悪魔ではなく、人の心の中や人の心がもつ力を描いてるのではないだろうか。

 

FF14の話に戻るが、「鏡像世界」でもそれは言えるのではないかと。もし鏡像世界で各タイトルが並行世界化しているのであれば、光のハイデリン、闇のゾディアークという巨大な勢力以上に、”人”がキーになってくるのではないだろうか。

また、FF14の「アシエン」というのも魔の集団ではなく、人の心の闇が実体化したものではないかと。

FF14では、闇のゾディアーク、アシエン、鏡像世界を絡めた壮大なレベルの話になっているが、光や闇の根源は結局のところ”人”なのかもしれない。

 

11.イロハ、未来に帰る

その後「暗黒の雲」の残存を倒したあと、崩壊する未来は消える。
未来の可能性が開かれる。
元々この世に存在しないはずのイロハは、元の未来に戻ることに。

イロハ:
そして師匠。
改めまして、14年ありがとうござました。
再びあいまみえること、
その日、その未来が来ること・・・・
心より楽しみにしております。

 

これで、「ヴァナ・ディールの星唄」イベントは幕を下ろしエンディングとなる。
FF11側はこれを最終イベントとしており、サービス運営自体は続くようだが、イベントの追加は今後行わない方針らしい。(2017年12月時点)。

 

※なお、FF11の画像については下記動画様からお借りました。今回の「ヴァナ・ディールの星唄」のストーリーを纏めてくれていますので、詳細を知りたい方はぜひご観覧を。

「ヴァナ・ディールの星唄」1章~2章/ ニコニコ動画 プルート様
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26600502

「ヴァナ・ディールの星唄」3章(最終章)/Youtube toyfish様
https://www.youtube.com/watch?v=6ASzwei9PC8

 

4章.FF14で描かれた「星唄異聞」イベント

続いて、FF14側で同時期にリリースされた「星唄異聞」イベント。(こちらはFF11に比べ短いです。)

「星唄異聞」のイベントカットシーン。この7分弱の話が全て。

内容としては、
・イロハという女性がプレイヤーの前に現れる。
・自分はヴァナ・ディールのひんがしの国出身だと言う。
・記憶喪失で過去の記憶が曖昧。
・武の道の修行中、「天つ水影流・鏡裏」なる技の習得を目指していた。その技を習得できれば記憶が戻るかもしれないとのこと。
・プレイヤーは各地でイロハの修行に付き合うことになる。
・修行の最中、各地で「勾玉」を拾う。それに触れイロハの記憶が少しづつ蘇っていく。
・イロハの記憶が戻る。

レムム:
滅びの歴史を変えるために、未来から過去へと時を越える旅を・・・?

イロハ:
はい、私めは「ヴィナ・ディール」と呼ばれるその世界の、
ただひとりの生き残りだったのでございます・・・。

私めは若き日の「師匠」と出会い、ともに戦っていたはずでした。
ところが、目を覚ますと、何故かこの世界に・・・。

~中略~
・・・・失礼お許しください。
私めとしたことが、まるで貴方様(FF14のプレイヤー)と師匠とを、取り違えるような物言いを。

レムム:
ふふ、雰囲気がにてるんでしょうか?
彼女は冒険者としての大先輩ですものね。

イロハは「この世界は自分にとって夢のようなもの、目を覚ましたらきっとヴァナ・ディールに戻るでしょう」と述べ、そっと目を閉じる。しかしイロハは戻れない。FF14の世界にしばらくの間留まることに。

 

以上で幕を下ろす。


 

5章.本考察、イロハからFF11とFF14の繫がりを考える

さて本題となるFF11とFF14の繫がりについて書いていきます。

まずもう一度考察の焦点について。

考察の焦点:
①ヴァナ・ディール(FF11)とハイデリン(FF14)は別惑星なの話なのか。
②同じ惑星の過去・未来の話なのか。
③並行世界の類なのか。←ここが特に焦点。

ここまでの流れを踏み、この3ケースの可能性を考察していきます。

補足:
省きましたが、FF11「ヴァナ・ディールの星唄」内で、イロハはFF11内のNPCと血縁関係があることが明らかにされています。

ケース1:ヴァナ・ディールとハイデリンは別惑星である

この場合、FF11ヴァナ・ディール惑星のイロハが、FF14ハイデリン惑星に場所移動したことになります。「星唄異聞」で「若き日の師匠と・・」とあることから、「ヴァナ・ディールの星唄」イベント最中に、FF11→FF14にイロハが移ったことになります。

この線も考えられます。ただしこのケースの場合いくつか疑問が残ります。

疑問点としては次の通り。
①前述した通り、FF11側で異世界や並行世界の存在を認めるセリフが多々出ている。
②FF11に登場したキーアイテムの「勾玉」がFF14のハイデリンにも落ちてしまっている。
③このケースの場合、FF11とFF14両方にひんがしの地(国)という同じような名前、風俗の地域が存在している。
④その他、召喚獣やゴブリン族などのデザインがFF11とFF14で酷似しており、全く同じような人・獣が存在する惑星が二つあることになること。

例えば召喚獣「ケット・シー」。FF11の中でもかなり異質なデザインであったが、丸々同じデザインでFF14に登場している。同個体としか思えない。

 

以上の事から、”別の惑星”という線は少々疑わしいのが、私の持論です。

ケース2:ヴァナ・ディールは過去、ハイデリンは未来の姿である

両方とも同じ惑星で、かつ過去と未来の話というケース。つまりFF11とFF14が時系列で繋がっているケース。この線はかなり考えられます。

裏付ける理由としては、次の通り。
①FF11側でイロハが時間移動が可能なことは、既に明らかにされている。
②これであれば「勾玉」や「ひんがしの国」、「召喚獣」などの矛盾も消える。
③FF11側「再びあいまみえること、その日、その未来が来ること・・・・心より楽しみにしております。」でイロハが未来に戻る→FF14側「貴方様(FF14のプレイヤー)と師匠とを、取り違えるような物言いを。」のセリフ。
メタな話になるが、FF11→FF14へゲームタイトルを越えることで時間を越えた師匠(プレイヤー)への投げかけのようにも捉えられる。
④FF11側でクリスタルからプレイヤーに対して、「あなたはクリスタルの戦士、いずれ光の戦士となる者」という投げかけがある。FF14上でのプレイヤーは、どこから来たかもわからない光の戦士と呼ばれる存在である。

「いずれ光の戦士になる者」と告げられるFF11のプレイヤー↓

 

なおこのケースについては、以前2chでも話題になっていたようです。
FF14速報:『FF11』のストーリーは『FF14』へと続く!?「光の戦士」という単語が出るなど今後の展開について

 

ケース3:ヴァナ・ディールとハイデリンは並行世界である

最後に本記事の焦点となる、FF11とFF14が並行世界(鏡像世界)であるケース。このケースであれば、以下2つの可能性が考えられます。
・FF11→FF14にイロハが並行世界移動した。
・両方に別個体のイロハが1人ずつ存在し、なんらかの理由で記憶だけ移った。

裏付ける理由としては、次の通り。
①前述した通り、FF11側で異世界や並行世界の存在を認めるセリフが多々出ている。
②前述した通り、FF14の鏡像世界の設定に関わる要素、たとえば闇が強まり崩壊する世界、人に憑依するアシエンなどの要素がFF11でも描かれている。
③並行世界であれば、地域名が同じことや召喚獣や風俗が似ていることも「並行世界では同じような事象が起こる」という設定で片づけられる。
④「星唄異聞」イベントで出た「天つ水影流・鏡裏」という技名。鏡像世界、鏡像世界の裏に掛けているとも捉えられる。
⑤そして「星唄異聞」というタイトル。“異”というからには、惑星が違うとうよりは世界自体が違うとみた方が言葉的にしっくりとくる。

ただし、このケースには矛盾がでます。それは「勾玉」。FF11の記憶を溜めた勾玉が並行世界となるFF14側に登場するのは少々矛盾となります。

 

考察の総括

総括としてはこの3ケースいずれも可能性として考れます。

ただし今回FF11を辿ってみた結果、当初シナリオ担当の前廣氏が述べていたような「別惑星」の設定にすると、かなり無理が多くなってくる印象を受けます。

あくまで私自身の考えですが、やはり過去/未来の設定にするか、並行世界設定にする方が自然な気がします。その方が散りばめられたパーツがしっくり当て嵌まる印象を受けました。

本記事では触れませんでしたが、他にも肝心の『FF14』では、FF3のザンデやFF5のギルガメッシュが本ストーリーに介入していくるなどかなりの闇鍋状態です。そして今回、FF11側でも時間移動や並行世界の設定が大体的に用いられていることがわかりました。

そう考えると、やはり過去/未来or並行世界が自然なのではと考える次第です。

 

最後に考察してみての感想を

今回、考察する上でFF11の「ヴァナ・ディールの星唄」を追ってみましたが、鏡像世界云々以上に、”光と闇”の描き方がとても興味深かったです。

上の3章でも書きましたが「ヴァナ・ディールの星唄」ではFFシリーズのテーマとなる「光と闇」とは一体何なのかを、かつてないほど濃密に描かれていました。今思い返すとこれまでのFFシリーズでも光と闇はそのように描かれていたのかもしれません。”人の意志”が根底にあるというか。

またFF11では、プレイヤー自身へのメタ的な問いかけも多数用意されていました。先日当サイトへのコメントでも頂きましたが、当初FF1で描いていた現実×ゲームのメタ的な繫がりを、元々はFF11で描こうとしていたのかもしれません。それが今FF14という形に変わり、引き継がれているのではないかとも思った次第でございます。

ここまで読んで頂いた方は、その上で下の記事を読んで貰えると、納得して貰えるかもしれません。

【FFストーリー考察】すべては『FF14』のラストに、FF1の”ファイナルファンタジー”に繋がる?

最後にFF11はとても感動的で素敵なストーリーでした。
おおいなる者(召喚獣)たちが募るシーンや、女神アルタナとの対面シーンはFF好きとして涙が出てくるほどでした。

本当は動画ではなくFF11のプレイヤーとしてこの「ヴァナ・ディールの星唄」を観たかったなと思った次第でございます。

以上、長々とお付き合い誠にありがとうございました。
また新たな考察の切り口が見つかりましたら、別記事にてアップさせて頂きます。

参考:
ファイナルファンタジー11 「ヴィナ・ディールの星唄」
ファイナルファンタジー14
ファイナルファンタジー15
ファイナルファンタジー13シリーズ
等のゲーム本編より

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