記事公開日:2023年12月22日
最終更新日:2023年12月31日

FF・スクエニ

『ヴァルキリーエリュシオン』評価レビュー、言うほど悪くはない良い意味で凡ゲー

スクエニのヴァルキリーシリーズ最新作『ヴァルキリーエリュシオン』。ネット上では「期待外れ」「ヴェルキリーではない」「クソゲー」のような評価も多い作品です。値崩れもひどく、1500円前後で買えてしまう状況(2023年現在)。

私もちょうどAmazonで安く販売されていたたm、ダメ元で遊んでみました。結果、意外と面白いことが判明。今回はこのヴァルキリーエリュシオンのレビューを書いていきます。

作品紹介

タイトル:ヴァルキリーエリュシオン
発売:2022年9月
発売元:スクウェア・エニックス
開発元:ソレイユ
対応:PS5、PS4、Steam
プロデューサー 近藤貴浩
ジャンル:アクションRPG

スクウェア・エニックスが発売するRPG「ヴァルキリーシリーズ」の最新作。ヴァルキリーシリーズとしては前作『ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者』から14年ぶりの新作。開発元はトライエースからこれまでのソレイユに移行。

ストーリーはこれまでのシリーズとは切り離され、「新たなヴァルキリーの物語」として再出発。とはいえヴァルキリーが主人公であることには変わらず、北欧神話の世界観の中、今作でも魂の救済を軸としたストーリーが展開される。サポートキャラとなる「エインフェリア」や「属性攻撃」といったシリーズ独自のシステムもアレンジしつつ継承している。

ストーリー・シナリオ・世界観の評価レビュー

まず、私はお恥ずかしながらヴァルキリーシリーズは本作が初めてです。スクエニファンでありFFやニーアなど主要タイトルはほとんど遊んできたのですが、このヴァルキリーシリーズはなかなか手がでなかった。結構世界観的にも好みなんですが、なんででしょうね。そういうゲームってあるじゃないですか。

それで今回はじめてヴァルキリーシリーズを遊んだ視点でみると、ストーリーは意外と楽しめました。初っ端からヴァルキリーが「世界の救済だ!」的な厨二っぽいセリフを連発していたので「これ大丈夫か?」的な不安が最初ありましたが、真面目な作りというか、ファンタジーとして正統派な作りのストーリーでしっかり入り込めました。

ベースは北欧神話であり、ユグドラシル、オーディン、ラグナロク(終末戦争)、そしてヴァルキリーといった北欧神話に基づく世界観や設定を忠実になぞっています。人の死についてもしっかりと描いてり、火刑など少し残酷な表現もあります(グロはありませんが)。そのように真面目な作りというか、デフォルメせずにファンタジー(ややダークファンタジーより)の世界観を描いているため、ファンタジー好きの方や北欧神話好きの方は十分楽しめる内容かと。

ただストーリー自体は、良くも悪くもシンプルです。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、まあ直球勝負というか、謎が謎を呼ぶような展開ではなく、オーソドックスな話です。イメージとしては2時間のファンタジー映画を見ている感じですかね。わかりやすく盛り上がれる話であり、よく言えば優等生で粗のない話、悪く言えば捻りがないと言えるかも

なお、ヴァルキリーシリーズとしてみると「これはヴァルキリーではない」的な酷評がヴァルキリーファンから出ているようです。ただ私のように本作から入り、これ単体としてみると、特に不満のあるストーリーではなく、RPGやファンタジーが好きな人であれば普通に楽しめるストーリーでした。最近はこうした正統派なファンタジーRPGが減っていることもあり、ある意味貴重な生き残り作品ともいえるかと。

また、従者となるエインフェリアたちの過去のいきさつがボイスドラマでまとめれており、こちらもよかったです。ちょっとした小説より引き込まれる内容となっており、ボイスドラマにしておくのが勿体ないくらいの出来でした。

音楽もよい

音楽は、これまでのヴァルキリーシリーズ同様、桜庭統さんが担当しています。癖がなく、どこか懐かしさを感じるようなBGMが多く、90年代~00年代頃のRPGが好きな方にはマッチする音楽な気がします。こうした音楽の良さも、世界観の構築に貢献している感じです。

アクションの評価レビュー

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本作は、アクションRPGとなり、動きの多いゲームになっています。結論からいえば、この作品のアクションは面白いです。

戦闘はかなりスピーディで縦横無尽に戦えるのですが、システムは複雑ではなく、基本□と△、そのほかいくつかのボタンの組みあわせをするだけでさまざまな技が繰り出せ、とにかく爽快です。NORMALあたりの難易度であればただ脳死でボタン連打しているだけでもサクサク進み、勝手にコンボなどが繋がっていきます。適当に動かしていても何かスゲープレイをしている感も味わえるため、アクションが苦手な方でも楽しめる良仕様です。

一方、「弱点属性を狙ってブレイクさせる」「ジャストガードで切り返す」のような戦略的なプレイ要素もあり、「HARD」「VERYHARD」に加え、最高難易度「VALKYRIE」もアプデで追加されたため、アクションゲーム上級者や死にゲーが好きな方も満足できる作りとなっています。

ベースとなるシステムの作りがよく、戦っている姿を見ているだけで面白いゲームです。成長システムもスキルツリーをポンポンと解放していくシンプルな作りのためわかりやすく、テンポよく成長していけるためストレスもありません。

続編があるのであれば、このアクションシステムはそのま継承したほうがよいと思えるくらいです。

上下左右移動とカメラワークが問題

欠点は、上下左右の移動がカクカクしており不自然に感じる点です。言葉で表現するのがむずかしいですが、例えるなら真・三国無双シリーズみたいな感じです。ノロノロ歩きとダッシュの反応も雑で、少しスティックを倒しただけでダッシュ状態になってしまうのもストレスでした。

ただ、戦闘中は「ソウルチェイン」というワープ移動が多く、上下左右移動なんかはあまりしないので、遊ぶ上でそこまで気にするところではないんですけどね。

あとカメラワークが早すぎるのが欠点です。カメラワークの設定は変更でき、遅くすれば少し解消できますが、デフォルトのままだと酔いそうになることも。

グラフィックの評価レビュー

グラフィックは、キャラクターに関しては美麗です。髪の毛1本1本や肌の質感まで細かく再現しており、まるで生きているかのような感じを受けます。キャラの作り込みは海外ゲーから比べると国産ゲーは見劣りしやすい部分ですが、ヴァルキリーエリュシオンはレベルが高く、国産ゲームもここまできたかと思わさるグラフィックでした。カットシーンなんかはとくにアップが多いため美しいです。

ただキャラクターは良いのですが、風景のグラフィックは正直イマイチです。PS3とPS4のあいだくらいのグラフィックレベルの印象を受け、フィールド上のオブジェクトなども少なく、なんというか全体的に殺風景です。オープンワールドではなくステージ制のため、フィールド自体はさほど大きくはないのですが、粗く似たような風景が続くため、とても歩きながら景色を楽しむようなことはできません。フルプライスのゲームなら、フィールドはもう少し頑張れたのではないかな?と思う次第です。

総評はいい意味で凡ゲー、1500円なら十分楽しめるゲーム

まとめると、ヴァルキリーエリュシオンはいい意味で「凡ゲー」です。

尖っていたり、挑戦的な試みはあまり見られませんが、その分、そつなくまとまっているというか、万人向けの一定のクウォリティで上手くまとめられたゲームのように感じました。「ファンタジー世界に入り込みたい」「アクションRPGがやりたい」っていう人には、すんなりとマッチした作品かと。

欲を言えば、ボリュームの少なさや背景グラフィックの粗さなどが改善されれば、もっとよいゲームになったのではないかと感じます。アクションの部分のできはとてもよいため、そこが惜しいですね。

ただ、私はこのゲームを1500円で買ったので、1500円として考えれば大大大満足です。なぜこれが新品1500円で買えるのかがよくわかりません。ファミレスのセット1食くらいの値段でこの体験ができるのなら十分かと。

あとは、美女が剣を振り回すロマン

最後にこのゲームの大きな魅力が、ヴァルキリーという美女が、剣やら槍やらを振り回す姿ですね。ギャップというか、こういうのが好きな人は一定数いるかと思います。

ヴァルキリーは、戦乙女とも呼ばれますが、血生臭く暑苦しい戦場の場に、美女が似つかないような重兵器を持って駆け巡る、そんなロマンがヴァルキリーシリーズであったり、ヴァルキリーの魅力なんじゃないかなと勝手に思ってみたり。

女騎士が主人公のRPGというのもなかなか少ないため、女騎士で暴れたい人には数少ない貴重なゲームかと。

商品紹介

今回紹介した「ヴァルキリーエリュシオン」のPS4版とPS5版です。

PS4版

 

PS5版

 

 

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