20代後半~30代になると、周囲でも結婚する人が増え焦り出しますよね。
「早く結婚して楽になりたい、落ち着きたい」と「でも妥協したくない、好きな人と結婚したい」の板ばさみにあっている方も多いかと。私もそのうちの一人です。
さて、悩める20代後半から30代の独身男性、独身女性。結婚はすべきなのか。永遠のテーマについて語っていきます。
右肩上がりの未婚率、30代独身男女は結婚するべき?
内閣府が発表している2010年(平成22年)国勢調査による最新未婚率データでは、
20代男性(25歳~29歳)未婚率・・・71.8%
20代女性(25歳~29歳)未婚率・・・60.3%
30代男性(30歳~34歳)未婚率・・・47.3%
30代女性(30歳~34歳)未婚率・・・34.5%
と依然として高い数値を記録しています。30代女性であても3人に1人が未婚。
これは例年増加傾向になり、これまでのペースで考えれば2016年現在の段階では更に高くなっているでしょう。
また、未婚率の高い都心部では更にこの数値より未婚率は高いでしょう。独身の多い東京都であれば、30代女性の未婚率は50%は軽く超えているのではないでしょうか。
結婚はすべきなのか?
さて「結婚はすべきか、すべではないか」の難しいテーマ。
これは人それぞれ様々な考え方があるかと思いますし、散々色々なメディアで論争していますので、私ごときがどうこう説きません。
ただこの結婚をすべきかのテーマについて、一つだけ言いたいことは
このブログでも何度が話題にしていますが、営利目的の情報に踊らされない事です。
例えば、「間に合わなくなる前に婚活を!」、「みんな始めてる」、「30代を超えたら結婚できないよ」などの巧みなキャッチフレーズで会員を募集している婚活会社やお見合いパーティ会社やが乱立していますよね。これらは全て営利目的のビジネスです。彼らは婚活してもらう事で利益を生みますので、婚活を焦らせる為の尖った情報やキャッチコピーをばら撒き会員登録、パーティ参加に誘導します。情報操作、印象操作です。
婚活、未婚、独身をテーマにしたキューレションサイトやブログサイトも溢れていますよね。こういったサイトにも「早く結婚しないどヤバイ」、「独身男女の末路」、「独身は負け組」などグサっとくる情報が溢れています。これらも営利目的の情報操作です。彼らも末尾にあるアフィリエイトバナー(広告)を踏ませるのが目的ですので、バナーを踏ませるために、未婚状態へ危機感を持たせる内容に偏らせた情報を発信しています。なお、結婚関連のアフィリエイトバナーの利益率はかなり高額です。
もっと言えば婚活をテーマにしたドラマが常々放映され、社会的に婚活ブームが起きている事自体も、メディアによる印象操作の産物でしょう。これは未婚率の改善、少子化の改善が背景にあるとも言われていますが、実際は未婚率の高さ=市場の大きさに目をつけたビジネス的な理由の方が強いかと思います。
結婚するべきか、結婚しないべきかどちらが正しいかは説けませんが、こういった営利目的の情報によってつくられた社会の風潮にだけに振り回され、焦って結婚するのは避けた方が良いかと思います。
例えば10年後、もし独身が大半を占めるような社会になっていれば(おそらくこのペースだとなるでしょう)、独身者向けのビジネスチャンスが生まれるため、「独身が楽しい」、「独身が勝ち組」といった情報が溢れ、また違った風潮や社会性になるかもしれません。
また、「35を超えると精子や卵子が老化する」などの情報も行き交っていますが、これは個人差もあるようですし、今後再生医療などが発展すれば覆る可能性もあります。
現代の情報(特にテレビやネットの情報)には、偏った情報・ウソの情報・いずれ時が立てば手のひらが返される情報が溢れています。もちろん婚活はしない方が良い、結婚はしない方が良いと推す訳ではありませんが、こういった情報に惑わされ焦らされ、自分本心が第三者から発信された情報で上書きされたまま決断してしまうと、といずれ後悔する結果となりかねません。
旧来の日本では、村のしきたりで結婚、10代20代で結婚、お見合いで結婚などの風潮がありました。これも狭いコミニティの中で起きた一種の情報操作、印象操作です。それが消え自由恋愛となったはずの現代。にもかかわらずテレビやネットの印象操作に惑わされるのは本末転倒な気もします。
そして現在、あらゆるメディアが、結婚という一大ビジネスネタを武器に、これまでにない情報合戦を行っています。これは紛れもない事実です。
本心と向かい合う
結婚について悩んでいる方は、一度外部からの情報をシャットダウンしてゼロになって本心と向き合うのが良い気がします。
・好きな人と結婚したい
・子供がとにかく欲しい、将来生む子供と年齢が離れないうちに結婚したい
・裕福な家庭を築きたいため高収入な相手と結婚したい
・親が生きているうちに結婚したい
・30代のうちに結婚するのが夢だった
・結婚自体、実はしたくない
・さみしくなった老後に晩年婚しようと思っている
などなど一言に結婚といっても、何が目的なのか、何を最優先するかは人それぞれでかなり異なるかと思います。
結婚は強制ではありません。また何を目的に結婚するかも個人の自由です。大学入試や就職面接の様に年齢制限、職歴制限もありません。
ですので今一度本心を見返し、自分の意思を取り戻すこと主導権を取り戻す事が今の時代大切なのではないでしょうか。
そして情報を選択する
今の世の中、偏った情報・ウソの情報・いずれ時が立てば手のひらが返される情報が溢れています。ただ、その中には有益になる情報がある事もあります。
それは、信用できる方が書いた著書、信用できる方が書いたブログ、はたまた親や親友の言葉かもしれません。
やはり良い情報をインプットできれば、その分選択の質は上がります。全く情報を無視するのではなく、必要な情報を上手く汲み取っていくのも今の時代ならではの生き方かもしれません。その精度を上げるためにも、一度情報をシャットダウンし、自分の本心を見つめ返す必要があるかと思います。
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