Twitterを毎日使っている人、ましてやソーシャルビジネスにまで活用している人であれば、このサービスが将来いつまで続くのか気になるところですよね。
一方で、SNSに疲れ、SNSに疑問を感じ、「Twitterがおわって欲しい」と願う人々も多い様です。ネットで検索をすれば、その手の声も意外なほど挙がっています。
さて、形はちがえど将来の行く末に注目が集まるTwitter。
この巨大サービスが終了することがあり得るのか?
これについて考えていきます。
終了が何度も囁かれるも、今のところは元気の良いTwitter
2006年よりサービス開始された『Twitter』。かれこれ登場から今年で12年目。国内では2011年頃より利用人口が急加速していき、昨年2017年の時点でアクティブユーザーは4,500万人にまで到達。
そんなTwitterですが、かなり以前からサービス終了は囁かれていました。2015年頃にも「ツイッターはもうオワコン」、「あとは衰退するのみ」などなど酷評があがっていた記憶です。経営赤字が続き、買収先の買い手も付かず、とうとう昨年2017年末には「ついにサービス終了か」と危惧されていました。
が、2018年第一期になんと黒字転換。ここにきて巻き返しが始まっています。
理由としては、四半期決算書でもツイッター社が公式で述べている通り、日本市場での伸びが影響しているようです。
※詳しくは、以下の記事で専門家が解説してくれています。
ツイッター社「黒字転換」の要因を徹底分析。背景に日本市場が貢献か?=シバタナオキ
海外では利用人口が頭打ちで引き続き赤字が続いていますが、日本市場では皆さんご存知のとおり大人気。「日本語であれば140文字でも使いやすい」、「共感や承認欲求を求める日本人に合っていた」、「匿名性の高さが日本人に合っていた」などの要因が、プラスに働いているようです。
つまり、Twitterを支えているのは私たち日本人。
日本人がどうしていくかが、この先のTwitterの将来を左右するとも言えるわけです。
それでは、この先Twitterが終わることはありえるか?
日本では巻き返しが始まってきたTwitter。
「評価経済」や「インフルエンサー」だのの話題も増え、今後が期待できる今熱いサービスのようにも思えます。
がしかし。
未来永劫、Twitterが続くとも限りません。
終了する可能性だって0ではありません。
以降でTwitterが終了するかもしれない要因を、列挙していきます。
1.Twitter社の倒産で終了パターン
『Twitter』は、アメリカ・サンフランシスコに本社をおく、Twitter社(Twitter, Inc)が運営するサービス。
国家が運営する社会的なインフラサービスではなく、一般企業が運営する民間サービスです。
したがって、Twitter社が経営不振で倒産すれば即消滅です。
また、買収やM&Aにより別の会社に吸収された場合、サービス自体は残っても、現在とはまた違ったサービス内容になりえる可能性もあります。
上でも書いたとおり、日本の勢いでトータルでは黒字化していますが、海外では赤字が続いているTwitter社。今後、経営不振に陥った場合、本体が倒産する恐れもあります。
2.これからの若い世代のユーザーのSNS離れで終了パターン
日本では人気なTwitterですが、それでもここ数年の新規ユーザーの上昇率は、以前に比べ緩やかになってきているようです。
また、ツイッターは若者に人気と思いきや、水面下では10代層のTwitter離れが徐々に進んでもいるようです。↓
マイナビニュース:若者のLINE離れが進行中?SNSの流行り廃りの心理とは?
10代の方の個人ブログ:10代のTwitter離れ…Twitterおじさんといわれる日も近い?
かつての『mixi』、『フェイスブック』もそうですが、いつの時代もブームを作るのは若者の熱気。
今の10代、また幼児や小学生などこれからの10代がSNS離れやTwitter離れを起こすと、徐々に自然淘汰されていく可能性もあります。
今ツイッターにハマっている10代20代も時間は必ず流れますのでいずれ歳をとります。今のフェイクブックと同じように、いずれ「おっさん・おばさんのサービス」、「老害のサービス」などとして扱われてしまう可能性だって無い訳ではありません。
また、いずれユーザーの年齢層が底上げされることで、今のような緩いおふざけツイートが減っていき、つまらないサービスになる→結果ユーザー離れになる的な展開もあるかもしれません。
3.新しいSNSサービスに分散して終了パターン
『Instagram』が一時期Twitterを負かそうとしたように、今後新たなSNSサービスが登場し、そちらにユーザーが取られる可能性だってあります。
特に、今後が注目されている動画やVR。
Twitterはいってみれば単なる文字+画像のサービス。動画やVRなどのメディアが時代の主流となり、それを主とした新たなSNSサービスが登場した場合、Twitterのユーザーは分散していくかもしれません。
もし人がいなくなれば、SNSサービスとしては終わりです。
4.ビジネス目的となり情報の質がおち、終了パターン
「インフルエンサーマーケティング」や「情報商材の販売」など、最近のTwitterでは拡散力を使ったビジネスを多々目にします。ビジネス前提となり、ポジショントークの偏った情報が増え、大げさにいえば情報操作のようなことが行われています。
Twitterを情報収集のみで使っている方も多いかと思いますが、いずれこういった情報の質が問題となり、オワコン化していく可能性も考えられます。
未来はわからない
インターネットが登場してからまだ20年。SNSが登場してからまだ10年足らずです。それでありながら猛スピードで普及し、今は誰もが使うようなインフラ化しています。
逆にいえば、猛スピードで消えていくこともありえます。
今後の将来、Twitterはより繁栄するかもしれませんし、跡形もなく消えるかもしれません。どちらも可能性は0でなく、どちもあり得ることかと。
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