記事公開日:2019年5月15日

ハリウッド・洋画

【クソ映画レビュー】『エイリアンズVSプレデター2(AVP2)』(ネタバレあり)

※AVP2本編のネタバレを含みます。

苦労して造られた映画作品を批判するのは良くない事なので、最近控えていたクソ映画紹介。

でも今回、弩級のクソ映画を見つけてしまいました。その名も『エイリアンズVSプレデター2(通称:AVP2)』。

この映画はなかなかのクソっぷりでしたので、全国のクソ映画ファンの方にこの作品のクソな魅力を紹介していきます。




まえがき:なぜこの映画を観たのか?

先日、2018年公開された最新作『ザ・プレデター』を観た。プレデターの原点回帰的な作品なのですが、これがなかなかにおもしい。プレデターには様々な種族や特性があるようで、興味を持ってwikiを見てみると、とんでもなく設定が詰められているシリーズだと分かった。

そこで過去作でももう一回辿ってみようかなと思い選んだのが以下2作。
・エイリアンズVSプレデター(AVP1)
・エイリアンズVSプレデター2(AVP2)

タイトルの通り、エイリアンとプレデター、海外で人気の2大ホラーキャラクターがバトルするお祭り作品。AVP1は以前観たことがあったけれど、AVP2は今回が初。

ザ・プレデター→AVP1→AVP2の順に鑑賞した。多分このルートで鑑賞する方も多いかと。

ただこれがマズかった・・

ザ・プレデター、AVP1が面白いだけに、このAVP2で奈落に叩き落される。

クソ映画レビュー:・エイリアンズVSプレデター2(AVP2)

さて本題に。

今回のAVP2は、前作AVP1とうってかわってアメリカの片田舎が舞台。プレデター側のミスで田舎の小さな町に、エイリアンの分体が飛来。繁殖し人々を襲い始める。プレデターが落とし前をつけるため、それらを人間にバレずに駆除するというのが大まかなストーリー。


最初の30分くらいは、エイリアンもプレデターも殆ど登場せず、人間ドラマが繰り広げられる。非行歴のある主人公の青年ダラスと保安官とのやりとり、
ダラスの弟のリッキー×彼女ジェシーとの痴話ばなし、女性軍人のケリーとその家族の話、などうすーい田舎の人間ドラマが繰り広げられる。

SF映画で30分もこんな事をやるのだから、一つ一つの会話に何かしらの意味があるのかと思っていた。

特に意味はない。

SF映画なのに30分間アメリカの片田舎のうすーいヒューマンドラマを堪能できる。



そしてようやくエイリアンが暴れ出し、街が恐怖に飲まれ始める。穏やかな田舎町で夜な夜なエイリアンが人々を襲い、繁殖していく。日常にエイリアンが登場してくるのだから恐ろしい光景だ。

が、致命的な問題として、暗くてみれない。

この映画、全編を通して明度が暗い。しかも夜のシーンが多く、舞台は電灯すらすくない田舎町。何をやっているかわからない、エイリアンの本体すらハッキリと見えない。イヤアアアアアア→ぐしゃぐしゃ→血だらけの場面、これの繰り返し。本当になにをやっているかわからない。ホラー感を出すために狙って明度を下げているようだが、目視できないレベルまで下げている問題映画。

特に家でDVDでみると、真っ暗な中に字幕だけ浮き上がる謎の状況を体感できる。AVのモザイクを目を細めて見るような感じでみないと(古い)、何が起きているかさっぱりわからない。

1時間を超えた頃、ようやくプレデターとエイリアンの戦いに入っていく。今回エイリアン討伐に送り込まれたプレデターはたった一体。

どうやってこの大量のエイリアンを人間にバレずに隠密で一人で倒すのかが気になりワクワクである。

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エイリアンが脆い。

今回のエイリアンはとにかく弱く防御力が低い。AVP1ではプレデター1体VSエイリアン1体で互角の戦いをしていたのに、たった一人のプレデターにバッタバッタと瞬殺されていく。しまいには人間が使う普通の拳銃でも貫通し、即死する有り様。

しかもエイリアンの体液は金属すら溶かす力をもっていたはずなのに、後半はその設定も消える。エイリアンの体液を返り血としてうけても、問題ナッシングな展開に。エイリアンの雑魚っぷりがさく裂する。

これはプレデター圧勝でしょう、と思った瞬間。ご都合展開発動。

エイリアンとのバトルで発電所が壊されて町一体が停電。

また画面が暗くなってしまい、視聴者に喧嘩を売り出す。ここでホントにみるのを止めようとかと思った。見れないので。視聴者に対して視覚的に攻撃してくるのは止めて欲しい。

続いて人間ドラマターンに戻る。非行男ダラス、弟リッキー、彼女ジェシー、女軍人ケリーなど冒頭で登場した出演陣が都合よく集まり、一致団結して街から逃れようとする。

乗り捨てられた軍の装甲車を奪う彼ら。そのまま街に退避するのかと思っていた。今回のエイリアンは雑魚なので、装甲車の固い装甲は壊せない。装甲車の中は完全な安全地帯。そのまま街の外までドライブすればハッピーエンドだ。

しかし、何を血迷ったか、彼らは病院の救急ヘリを使うと言い出す。アホみたいにエイリアンが巣をつくる病院に乗り込んでいく。

病院に乗り込み、ガンショップで調達した市販の機銃でエイリアンをバッタバッタと倒していく彼ら。かつて映画『エイリアン』で、たった一体のエイリアンの手によって最新鋭の宇宙船が崩壊の危機まで追い詰められたのはなんだったのかな?夢かな?

しまいには主人公ダラスがプレデターの武器まで使いだし、エイリアンを倒しまくる。ちなみにダラスは主人公を気取っているが、終始陰が薄い。前半30分も人間ドラマにつかったのに、最後までただの非行青年の一般モブ。そんな彼がラストだけプレデターの武器を頼りに、我が物顔に主人公を気取ってしまう。(ちなみにプレデターは勇敢な人間を”戦士”として認めるが、ダラスは善戦はしたものの特に認められず。)

そして最後はアレである

最後のオチまで書くとさすがに色々と不味いかとおもうので、伏せる。ただ良くあるパターンである。そもそも今の時代にこんな事がまかり通るのだろうか。でももうこの時点で思考停止しているので、つっこむ気にもなれなくなる。

こうして物語の幕は閉じた。

もちろんダラスたちはご都合展開で生き延びている。

クソ要素満載のパーフェクトクソ映画!

今回のAVP2は、
・意味のない間延び人間ドラマ
・ハッキリと画面が観れない、視聴者への視覚攻撃
・目玉であるエイリアン&プレデターの弱体化
・影のうすーいモブ主人公たちのご都合展開
・困った時の例のオチ

などなど、クソ映画としての条件をパーフェクトに満たしているような作品でした。これをエイリアン、プレデターの2大ドル箱ブランドを使いやってのけたのですから、なかなかにファンキー。特にAVP1から続けてみると、その落差に驚き打ちのめされます。

A級映画のバックボーンをもちながら、みごとにクソ映画化した標本として見る価値はあるかと!クソ映画ファンにはぜひともおすすめです。

AVP2エイリアンズVS.プレデター (字幕版)
































づいて










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