記事公開日:2015年7月29日
最終更新日:2018年4月3日

ハリウッド・洋画

【ストーリー考察レビュー】ターミネーター新起動/ジェニシス、続編は確実?

「ターミネーター新起動/ジェニシス」、観てまいりました。これまでにない画期的なストーリーでとても楽しかったのですが、ついにパラレルワールドも入ってきたので私なりのこの話の考察を。考察中心にレビューしていきます。

 

『ターミネーター新起動/ジェニシス』は続編ありきの話、審判の日は起こる

Terminator-Genisys-Arnold_Schwarzenegger

出典:http://cia-film.blogspot.com

今回の「ターミネーター新起動/ジェニシス」で本格的にパラレルワールドの話に入ってきました。これまでのターミネーター1、2、3(4は後日談なので除く)も全てパラレル概念が入っている訳ですが、今回は劇中でもその手の設定が飛び交い、本格的にパラレルワールド入りです。
さてそんな複雑な設定になった本作ですので矛盾をつっつくと切がないため細かな部分は省略します。私がこの新シリーズを観て思ったことは、今後また審判の日は発生し、続編ありきの話なのではないかという事。

 

まず今までのターミネーターシリーズをまとめると以下の様な流れになります。
T1・・・T-800、カイル、1984年に送られる→T-800、カイルは死亡、サラは無事→1997年審判の日発生→2030年代に最終戦争

T2・・・T-800、T1000、1994年に送られる→T-800、T-1000は死亡(消滅)、サラ、ジョンは無事→1997年審判の日発生→2030年代に最終戦争

T3・・・T-X、T-850、2004年に送られる→T-X、T-850は死亡(消滅)、サラは既に白血病で死去、ジョンは無事→1997年でなく数年ずれて2004年に審判の日発生→2030年代に最終戦争

T4・・・2004年?(T3からの世界を引き継いでいるようなので)に2004年に審判の日発生→2030年代に最終のお話

 

・・・とまあこんな感じでこのシリーズは進んでました。
いずれの場合も未来のスカイネットがターミネーターを過去に送り込みサラ、ジョンを狙ったけれど失敗、だけど審判の日は起きて、いずれ最終戦争は起きるというお話です。

さて今回の新作ジェニシスではこれがどうなったか。
ジェニシス・・1970年代にT800(おじさん)送られる→1984年にT-800(敵型)、T1000、カイル送られる、敵型勢は死亡(消滅)→2017年でサラ、ジョン、T-800(おじさん)は無事、スカイネットも撃破→審判の日?→最終戦争?
という状況です。

 

今回は味方勢は全員生還、スカイネットもシリーズで初めて事前に破壊でき一見ハッピーエンドに思えますが、これで終わりではないと思います。というかこれで終わらせると矛盾が起きます。

 

今までのシリーズはターミネーターは倒したけれど審判の日は起きる→結果マシン勢が世界を支配→それでまた次作でマシン勢はターミネーターを造り過去に送り込む→また撃破されたけど審判の日は起きまた送り込む、というループでタイムパラドックスの矛盾を回避してきました。

 

これが今回スカイネットを撃破し審判の日も起きずに、本作でハッピーエンド完結になったらどうなるのか。そうなると未来から送られてきたターミネーターは誰が造ったの?タイムマシンは誰が造った?なぜ過去に送った?というこれまでのシリーズになかった大きな矛盾が発生します。

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T3で時期はズレたけれど結局審判の日が発生した様に、今回もスカイネットは撃破したけれど結局何らかの形で審判の日は起きマシン勢が盛り返す話に続いていく様に感じます。そうしないと完全に大きな矛盾、パラドックスありきの話となってしまいます。他のタイムトラベル系の作品の場合、この手の矛盾は触れない事もありますが、ターミネーターシリーズはこの矛盾はこれまで一環して控えてきたシリーズ。今回の新作だけ無視する事はありえない様に思えます。

 

ターミネーター新起動/ジェニシスの続編はどうなるのか

T4-berlin-550

 出典:http://cineref.com

 

さて続編が出たら次はどうなるのか。
あくまで私の予想ですが、ジェニシス(スカイネット、マシン勢)は何らかの形で再び発生し、それに今回生還したサラ、カイル、T-800、及び2017年のサラ、ジョンが立ち向かっていく話の様に予想します。
”ジェニシス”という単語は邦題にも原題にも使われてますので新シリーズを表す重要なワード。今回限りであっけなく倒せてしまうものではないかと思います。ラストシーンでもカイルが子供のカイルに「ジェニシスはスカイネット」と覚えこませていますが、これは”スカイネットは破壊したけれどいずれ復活し審判の日起きる、成長し過去に送られた際に再びジェニシスを今作の通り一度撃破してくれ”の意味の様にも捉えられます。
次回作以降でも新シリーズではこのジェニシスとなんらかの形で戦っていく話になっていくのではないでしょうか。またそれでも矛盾を回避させるためには審判の日は起こり、マシン勢にターミーネーターを製造してもらう必要があります。そうなると更に先の続編ではT4とはまた違った最終戦争の形を描くのかもしれません。

もしくはここまでの考察を覆しますが、人間がターミネーターを造るという結論に持っていくパターンも考えられます。

 

 

いずれにせよあくまで妄想ですので、実際どうなるかは続編の内容に期待です。
3部作の構成の話もある様ですし、ここまで真新しく作りなおした本作をこれ一本で終わらせる事はまずないでしょう。興行成績も良いようですしね。

 

 

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コメント

  1. ターミネーターファン より:

    T2はエンドロールのあとに未来のサラが審判の日起こらなくてよかったなーって公園の子供を眺めるシーンがありますです

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