映画『シン・ゴジラ』とアニメ『エヴァンゲリオン新劇場版』。

エヴァの次回作名が『シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 』であったり、作戦会議用のBGMがそのまま流用されていたりと、何かと共通点が多いこの2作品ですが、
ストーリーや設定そのものにも、まだまだ多くの共通点や繋がりがありそうです。

そこで「もし、シンゴジラがエヴァンゲリオン新劇場版であったら？」と仮定した上で、共通点や繋がり、続編について考察（というか妄想）していきます。

※シン・ゴジラ及びエヴァンゲリオンシリーズのネタバレを含みます。
※あくまでネタとしての妄想話です。

シン・ゴジラとエヴァンゲリオン新劇場版の共通点・繋がり・続編

まず、シンゴジラをエヴァンゲリオン新劇場版に当て嵌めた場合の、共通点や繋がりを、ざっとまとめます。

シン・ゴジラ×エヴァンゲリオン新劇場版の共通点、繋がり一覧

これだとざっくりとし過ぎなので、もう少し細かく流れを考察していきます。

【シンゴジラがもしエヴァンゲリオン新劇場版だったらどうなる？】

あくまで妄想ですが、私としては上のような解釈をしました。

そして、『エヴァンゲリオン新劇場版：Q』にて、渚カオルが放った次の様なセリフがあります。

渚カオルのセリフ一覧

まさにエヴァのストーリーの根幹を担うようなセリフですが、
このセリフで述べていることは、今回の『シン・ゴジラ』にも当て嵌められる気がしないでしょうか。

人間に弄ばれ望まない進化を続けるゴジラと、自らの利益のため放射能を生み出し、自然を破壊し、ゴジラまでも利用する人間的な。

本来は”形態変化”と扱いそうな部分を、映画『シン・ゴジラ』では”進化”として扱っているところも、何かエヴァへの繋がりが意識されます。

シンゴジラとして考えられる人類補完計画は？

エヴァンゲリオンのラストを飾る「人類補完計画」は、シンゴジラでは何になるのでしょうか。上で放射能無効化計画（仮名です）と書いた部分です。ここを簡単に考察してみます。

エヴァンゲリオンの人類補完計画とは？
人類補完計画とは、ざっくりと言えばエヴァンゲリオン初号機を覚醒させ、人々心の壁＝ATフィールドを取り除くことでLCL化し、人類が別々の個でなく一つの個（集団観念）として生きていける様に進化させるものです。
※なおエヴァンゲリオン新劇場版シリーズでは、次回作によりまた違った人類補完計画になる可能性あり。

シンゴジラの人類補完計画とは？
続いて『シン・ゴジラ』で人類補完計画なるものがあるのであれば、次の様なものを考察します。

仮説その１：
ラストの尻尾の骨から人型のシンゴジラ第5形態が、世界各地へ飛来していく。そして、第5形態は、人類側が攻撃しなければ各地の放射能を半減させ浄化してくれる。シンゴジラは救世主、人類は今後放射能被害に悩まされず、ハッピーエンドな人類補完計画パターン。

仮説その2：
ラストの尻尾の骨から人型のシンゴジラ第5形態が、世界各地へ飛来していく。そして第5形態は、放射能熱線で世界各地を破壊。人類はそれに核で応戦。これにより、人類は滅び世界は放射能に満たされる。
その後、世界各地の第5形態達は活動を停止し、その躯が放射能を半減させ浄化してくれる。一部の人間はいずれの復活をかけスリープモードに。「風の谷のナウシカ」パターン。

仮説その3：
ラストの尻尾の骨から人型のシンゴジラ第5形態が、世界各地へ飛来していく。そして第5形態は、人間たちを吸収していく。その後、吸収された人間は、ゴジラ人間として尻尾から蘇る。ゴジラ人間となった人間は、放射能耐性を持ち放射能に苦しまない、めでたしめでたし？パターン。

仮説その4：
ラストの尻尾の骨から人型のシンゴジラ第5形態が、世界各地へ飛来していく。そして第5形態は、人間たちになんからの作用を与える。これにより人類はLCL化し、一つになっていく。まさにエヴァンゲリオンのまるパクリパターン。

仮説その5：
人類補完計画のようなイベントは起きない。シンゴジラ第5形態も尻尾から飛び立たない。

↑『エヴァンゲリオン新劇場版：Q』の終盤、巨大綾波のシーン。群がるエヴァの残骸が、シンゴジラのラストを連想させます。

ゴジラ対エヴァンゲリオン

「ゴジラ対エヴァンゲリオン」とは、映画『シン・ゴジラ』の公開を記念して、2016年夏に行われているゴジラとエヴァンゲリオンの特別コラボイベント。
スマホゲーム内でのコラボや、ジオラマイベント、オリジナルグッズ販売など様々な方面で、コラボが行われています。

『ゴジラ・エヴァ・巨神兵　シン・チャンピオンまつり』開催、ラインアップからパラレルワールドの可能あり？

「ゴジラ対エヴァンゲリオン」の一環として、2016年8月26日に、以下の4作品の一挙同時上映がTOHOシネマズ 新宿にて行われました。

①エヴァンゲリオン新劇場版：序　EVANGELION:1.11 YOU ARE (NOT) ALONE.
②エヴァンゲリオン新劇場版：破　EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
③巨神兵東京に現わる 劇場版
④シン・ゴジラ

さて、この4作品のラインアップ、何か気になりませんか？
シンゴジラ公開に合わせたものであれば、「ヤシマ作戦」が描かれている新劇場版：序だけでいいハズです。
逆にシンゴジラ×エヴァ新劇場版をコラボさせるつもりなら、なぜ新劇場版：Qが無いのか気になります。（これだけ無茶なイベントなら時間うんぬんは関係ないかと）

そこで考えられるのは、この3作品はパラレルワールドの世界なのではないかと言う事。（あくまで裏設定でしょうが）

エヴァンゲリオン新劇場版：序～破　・・・・2015年にサードインパクト発生
巨神兵東京に現わる (風の谷のナウシカ）　・・・・2012年？（公開年）に火の7日間発生
シン・ゴジラ　・・・・2016年にゴジラによる東京破壊発生

この3つの世界では、同じような時期に、致命的な大災害が発生しています。パラレルワールドとは、世界（世界線）が変わっても大きな事象などは似るものとして扱われる事が多いです。
このため、この3つの世界をパラレルワールドとしてアピールするために、この上映ラインアップになった可能性もあります。（新劇場版Qは、14年の時間が経過してしまっているため、もしくは世界自体がまた違うためラインアップから外した？）

「2号機ビースト“G”モード」＆「初号機“G”覚醒形態」 のフィギュア

「ゴジラ対エヴァンゲリオン」の一環として、この度「ワンフェス2016」にて公式の特別フィギュアが展示されました。
シンゴジラ×エヴァ2号機の「2号機ビースト“G”モード」と、シンゴジラ×エヴァ初号機の「初号機“G”覚醒形態」 の２つ。

公式がこんなフィギュアを作っている以上、ゴジラとエヴァンゲリオンはお互いが混ざり合う可能性のある、対等なレベルの生き物なのかもしれません。

まとめ

最後に、『シン・ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』は、ストーリーの正史上では、絶対に繋がってはこないかと思います。というか、繋がっては欲しくないと私は強く思います。

その上で、あくまで裏設定としてこんな共通点や繋がりがあるんではないかな？という意味で妄想させて頂きました。

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