記事公開日:2017年11月16日
最終更新日:2017年11月18日

ゴジラ

アニメのゴジラ『GODZILLA 怪獣惑星』特集、作品概要・関連情報まとめ

昨年大ヒットした『シン・ゴジラ』に引き続き、今年2017年11月17日から公開される『GODZILLA 怪獣惑星』。

ゴジラシリーズ初の”アニメ作品”ということもあり、取っつきにくい方も多いかと思いますが、ここで『GODZILLA 怪獣惑星』の作品概要や関連情報をまとめていきます。

映画館に足を運ぶキッカケになれば幸いです。


※映画本編のネタバレは無しです。
あらすじや、ゴジラのスペック等、事前に公開されている情報のネタバレのようなものは多少入ります。

 

1.GODZILLA 怪獣惑星とは?

『GODZILLA 怪獣惑星』とは、2017年11月から公開されるゴジラを題材とした劇場アニメ映画。ゴジラシリーズに正式に含まれた作品であり、ゴジラシリーズとしては第30作目。制作・配給は東宝。

ゴジラとしては至上初のアニメーション映画となり、3章作構成になる予定。この『GODZILLA 怪獣惑星』はその第一章に当たるものであり、順次第二章、三章は公開されていくようです。(2章の公開日は2018年5月に決定、タイトル『GODZILLA 決戦機動増殖都市』)

なお劇場公開後は、動画配信サイト大手Netfilix(ネットフリックス)でも公開予定。Netfilix側の公開日は現在未定。

 

『GODZILLA 怪獣惑星』 本予告

 

2.GODZILLA 怪獣惑星のあらすじ

20世紀末(1999年)、突如出現した”怪獣”たちの脅威に見舞われた人類。その中でも特に強大な力をもつ「ゴジラ」の存在。人類は怪獣たちに抵抗するものの、半世紀の戦いの末、敗走を決意。選別された人間たちは地球を捨て、2048年に11.9光年離れた「くじら座タウ星e」に離脱する。

※ここまでの詳細は、前日譚を描いた小説『GODZILLA 怪獣黙示録 (角川文庫) 』で描かれる。(後述)

しかし到着した惑星では人が生存できない環境であることが判明し、やむなく地球に帰還することになる。帰還に長距離亜空間航行(亜空間ワープ)を利用したため、地球上では約2万年の月日が経過。2万年後の地球では、ゴジラを頂点とする壮絶な生態系が形成されていた。

 

 

 

 

3.GODZILLA 怪獣惑星の監督・脚本・声優キャスト

監督は劇場版『名探偵コナンシリーズ』でおなじみの「静野孔文」氏、邦画映画のCG、VFXを多数手掛けてきた「瀬下寛之」氏の監督2名体制。

脚本は、『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本で大注目を集めた、新鋭シナリオライター「虚淵玄」氏。

主要登場人物の声優キャストには、
ハルオ・サカキ・・・宮野真守
ユウコ・タニ・・・花澤香菜
マーティン・ラッザリ・・・杉田智和
アダム・ビンデバルト・・・梶裕貴
エリオット・リーランド・・・小野大輔
と、人気の若手声優陣が集結している。

 

4.シリーズ史上最大? 本作のゴジラの設定・スペック・火力・大きさなど

今作で登場するゴジラは、昨年の『シン・ゴジラ』同様に、過去シリーズとは切り離した全く新たなゴジラとして設定されているようです。

今作のゴジラは、20世紀末に地球各地で突如出現し始めた怪獣のうち一体という設定。怪獣たちの中でも最も強力で恐るべき力をもった個体。頂上に君臨する個体。

2030年、大戸島に打ち上げられたカメーバIVの死骸をもとに、戦略生物学教授のキョウヘイ・ヤマネ博士らによって、島に伝わる龍神「呉爾羅(ゴジラ)」の伝説から”ゴジラ”と命名。

主な特徴や経緯
・ゴジラは20世紀末以来、度々人類と対峙し、全世界で犠牲者3億人越えの致命的な災害をもたした。
・口からは高加速荷電粒子ビームに相当する熱線を吐く。
・表皮は金属のような頑丈な繊維で覆われ、通常核兵器でも通用しないほどの耐久性をもつ。
・電波を表皮で吸収するため、レーダーなどでその位置を探知することはできない
・体長は現在未公開であるが、シリーズ最大級の大きさになるとのこと。これまで最も大きかったシンゴジラの体長118.5mも軽く超えるとのこと。
・外観のデザインはこれまでのゴジラを踏襲しているが、どちらかというと海外『GODZILLA2014』に登場した通称ギャレゴジに近い見た目。

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2030年頃、アメリカ西海岸を襲うゴジラ。この頃の風貌はギャレゴジに似ている。

『GODZILLA 怪獣惑星』 公式予告より

2万年後、人のいなくなった地球で生態系の頂点に君臨するゴジラ。大きさは明らかにされていないが、過去最大スケールのサイズとも言われる。

『GODZILLA 怪獣惑星』 公式予告より

 

 

5.アニメゴジラの前日譚を描くノベライズ『GODZILLA 怪獣黙示録』

先行して発売されているノベライズ(小説)、『GODZILLA 怪獣黙示録 (角川文庫) 』。

こちらでは今回のアニメ版ゴジラの前日談を、東宝公式として文章で細かく描いています。
怪獣たちが出現した20世紀末~21世紀初頭。それらとの戦いの日々を、兵士・将校・科学者等々一人一人の目線から描かれている小説。

カマキラス・ラドン・アンギラスをはじめ、メガロやオルガなどマニアックな怪獣まで、映画本編では登場しない?東宝シリーズの怪獣が勢ぞろい。

怪獣たちが地上に登場し、世界を壊滅にまで陥れる様、『GODZILLA 怪獣惑星』以前の状況を垣間見ることができます。

 

6.怪獣惑星と『シン・ゴジラ』や米『モンスターバースシリーズ』との関係や繋がりは?

近年公開の作品との繋がりや関連について。

①怪獣惑星とシンゴジラについて
今作『GODZILLA 怪獣惑星』と昨年公開された『シン・ゴジラ』については、直接的な関係は無いようです。両作とも大戸島の伝説「呉爾羅(ゴジラ)」をルーツとして使っているので気になる点はあるものの、公式で繋がりや関係を示したアナウンスは出ていないようです。

②怪獣惑星とモンスターバースについて
現在、米レジェンダリー・エンターテインメントと東宝が共同で、ゴジラやキングギドラ、キングコングなどが登場する怪獣シリーズプロジェクト「モンスタバース」が進んでいます。
こちらも今作のゴジラがギャレゴジに似ている点は気になりますが、関連性を示すアナウンスは今現在出ていません。

この辺は、続報がありましたら追記させて頂きます。

今後海外でシリーズ化される米「モンスターバース」シリーズ。

出典:http://vipmatome.bloggeek.jp/archives/19969841.html

 

まとめ

以上、新作の『GODZILLA 怪獣惑星』の関連情報まとめとなります。

アニメ映画なので取っつきにくい方も多いかと思いますが、東宝の公式ゴジラシリーズに含まれる作品でありますし、3部作となり前代未聞の大ボリュームともなるため、ゴジラ好きであれば観てみるのもアリかと。ちょっと1作目は中途半端に終わりそうで心配ですが。

これを皮切りに、またゴジラブームが加速するとファンとしては嬉しい限り。

 

関連:
ネタバレなし:アニメ版ゴジラ『GODZILLA 怪獣惑星』感想・評価。これから観る方に3つの観点からレビュー

特設ページ:シンゴジラまとめ

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