ちょうど桜も咲き始めるこの季節に、かねてから噂されていた『サクラ大戦』の新作続編が正式発表されました。タイトルは『新サクラ大戦』。
映像付きの先行トレーラーも公開され、発売日も今年2019年冬内と正式決定。
出る出る詐欺では無くついに本当に出るようです。PS4のフル3D化がなされ、かつ原点回帰も成された、かなりに本気の作品。
本作の作品概要・世界観・システム・キャラクターなど一連の内容をまとめつつ、サクラ大戦というゲームについて今一度特集していきます。
1.完全新作『新サクラ大戦』、作品概要
※本記事の画像は、公式トレーラーよりキャプチャ。
タイトル:新サクラ大戦
対応機種:PS4
発売日:2019年 冬
価格:未定
ジャンル:ドラマチック3Dアクションアドベンチャー
プレイ人数:1人
CERO:未定
原作:広井王子
音楽:田中公平
メインキャラクターデザイン:久保帯人
ストーリー構成:イシイジロウ
2005年に発売された『サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜』に続く、ナンバリンク第6作目にあたる正式続編です。タイトルに関してはサクラ大戦6ではなく新サクラ大戦に。対応機種は現状PS4のみで発売予定。セガ次世代機の噂もありましたが、かつての宿敵プレイステーションに収まった形に。
注目したいのは、平井王子氏×田中公平氏のタッグ。14年ぶりとなる今回の新作も、まさかのこのお二方が制作に関わっています。
※製品の詳細については公式ページにて。
「サクラ大戦.com」新サクラ大戦オフィシャルWEBサイト:
http://sakura-taisen.com/game/shin-sakura/
2.新サクラ大戦の世界観・シナリオ
太正二十九年、帝都・東京。
主人公・神山誠十郎率いる、
新たな「帝国華撃団」の物語が動き出す。再び吹き荒れる、太正桜に浪漫の嵐――
シリーズ最新作「新サクラ大戦」、ここに開幕!引用:サクラ大戦.comより
サクラ大戦は、これまで巴里(パリ)や紐育(ニューヨーク)と舞台を移してきましたが、今回の新サクラ大戦では原点回帰。
初代『サクラ大戦』と同じく帝都・東京が舞台。初代サクラ大戦で描かれた太正十二年の17年後となる、太正二十九年の帝都が物語の舞台。
またファミ通インタビューによれば、かつて裏の顔だった”華撃団”の存在が明るみになった時代となっており、世界各地の華劇団が集まり「世界華撃団大戦」なるスポーツ大会?のような祭典さえ開催されているようです。そんな時代背景になっているとのこと。また蒸気技術で発展したスチームパンクな世界は継続。
↓太正二十九年の帝都東京が舞台。再び”太正”ロマンな作品に。
3.新サクラ大戦のゲームシステムについて
ゲームシステムの多くは、従来のサクラ大戦シリーズのシステムをなぞる形になるようです。
アドベンチャーパート⇔バトルパートを交互にする仕組みは従来通り。恋愛要素・信頼度パラメータ・合体技・個別エンディングなどの要素も引き続き採用されているとのこと。
なお本作からキャラクター/フィールドともにフル3D化。自由に歩き回れるようになりました。その他、今後新要素等も発表されるかもしれません。
↓今回も選択肢によって信頼度パラメータに影響がある模様。
出典:http://sakura-taisen.com/game/shin-sakura/
『新サクラ大戦』のゲームシステムは、「アドベンチャー」と「バトル」を繰り返しヒロインたちとの絆を育んでいく、シリーズおなじみの構造がパワーアップ。
詳細は続報にご期待ください!https://t.co/40YHkSCgdv #セガフェス2019 #新サクラ大戦 #サクラ大戦 pic.twitter.com/uBxnMU5dIu— サクラ大戦公式@SEGA (@Sakura_Taisen) 2019年3月30日
4.新サクラ大戦の登場キャラクター&声優
新サクラ大戦の登場キャラと担当声優については次の通り。
【新サクラ大戦、キャラ名+声優名】
天宮さくら・・・CV:佐倉綾音
神山誠十郎・・・CV:阿座上洋平
クラリス・・・CV:早見沙織
望月あざみ・・・CV:山村響
東雲初穂・・・CV:内田真礼
アナスタシア・パルマ・・・CV:福原綾香
天宮さくら
名前も見た目も服装も「真宮寺さくら」を意識していますが、関係性はあるのでしょうか?
神山誠十郎
おそらく「大神一郎」ポジション。トレーラーを見る限り大神さんよりクールな印象。今作でも帝国歌劇団の団長になるのでしょうか?
クラリス
この子は立ち位置がよくわかりませんが、消去法でいくと「神崎 すみれ」ポジション?美人枠?
東雲初穂
トレーラーを見る限り力強い女性のイメージ。「桐島 カンナ」のポジションっぽいです。
アナスタシア・パルマ
雰囲気的にも名前の語呂的にも、これは「マリア・タチバナ」ですね。
豆知識:サクラ大戦の声優と「歌謡ショウ」
歌劇的な要素もあるサクラ大戦シリーズは、「歌謡ショウ」と呼ばれる声優を使ったファンイベントを繰り返し開催していた。
「歌謡ショウ」とは、サクラ大戦の声優陣で作り上げる舞台演劇・ミュージカル。今でいうと『アイドルマスター』の声優ライブ的なもの。原作者であり舞台演出家でもある広井王子氏の監修の下、本格的な舞台演劇として開催され、ゲームに負けない人気を集めていた。広井王子氏も歌謡ショウに舞台公演に出ることを前提に、サクラ大戦シリーズの声優のキャスティングをしていたとのこと。
今回の新キャストでも歌謡ショウは行われるのか、歌謡ショウを前提としてキャスティングされたのか。こちらも気になるところです。
5.例の曲『檄!帝国華撃団』も復活
サクラ大戦の魅力を支えるのが音楽。今回も音楽は田中公平氏が担当。
あの『檄!帝国華撃団』も復活。
今ほどゲームが市民権を得てなかった90年代に平気でオリコン上位に入り込んだ、ゲームミュージックとしては異例のヒット曲です。
『檄!帝国華撃団』をベースとした、アレンジ版の新曲『檄!帝国華撃団<新章>』として登場。音楽からも原点回帰が伺えます。
↓『新サクラ大戦』の先行トレーラーPV。バックでは『檄!帝国華撃団<新章>』の一部が流れている。
まとめ:セガありがとう
1996年に発売された初代『サクラ大戦』は、セガサターンのキラーソフトとなり、セガサターン本体の売上にも大きく貢献しました。
しかしプレステに敗れその後ソフトメーカーに落ち着いたセガ。もうサクラ大戦を出す余力はないかとも思っていましたが、こうやってスマホのモバイル版やスピンオフ作品とかの類ではなく、コンシューマゲームの正式ナンバリンクとして復活してくれたことが、嬉しいです。
おバカなセガなら新サクラ大戦に合せて、次世代機まで作るかとも期待していましたが、そこはちょっと残念ですが。
まあなにはともあれ、復活してくれたことは嬉しい限り。
今年の冬は、太正桜に浪漫の嵐がまた吹き荒れそうです。
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セガの名作『サクラ大戦』って一体どんなゲームだったの?(特徴/内容/評価レビュー)
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