PS5の消費電力問題、電気代はかなり高い？

未だ人気で品薄状態のPS5ですが、PS5を購入する上で知っておきたいのが「消費電力」の事情。

ゲーム機は世代が進み、性能や機能が高まる分、消費電力も増加しています。PS5も例外ではなく、ずば抜けたスペックをもつ分、なかなかの電気食いです。

本記事では、気になるPS5の電力事情について解説します。

PS5の消費電力はどれくらい？

PS5の2021年9月時点現行モデル「CFI-1000シリーズ」の消費電力は350Wとアナウンスされています。

さてこの350Wというのは大きいのか小さいのか。

過去のPS4と比較すると次のようになります。


【プレイステーションの消費電力比較】

歴史を辿ると、プレイステーション本体はPS1→PS2→PS3→PS4・・と世代を追う毎に消費電力は増加してきました。

とはいえ度重なる改良により、電力を食うといわれてたPS4も最終モデルでは165Wにまで省電力化されました。上級モデルであるPS4-PROであっても300Wです。

PS5はそれらの大きく上をいく350Wとなり、プレイステーション本体史上過去最大の消費電力となります。

ちなみに他の家電と比較すると以下のとおり。


【他の家電とPS5の電力比較】

ご覧のようにPS5は家電の中でも電気代が高い部類に入ります。40型テレビと比較すると、消費電力はその3倍近くに及びます。電子レンジのように数分だけ使うものでもないため、電気代は決して安くはありません。

PS5を1時間プレイすると具体的にいくらくらい掛かるの？

一般的な電気料金である１kWhあたり27円 / kWhを基準に考えます。

ご覧のように、PS5を1時間プレイすると約9.45円の電気代が発生し、それこそ休日などに1日10時間以上プレイすれば、1日の電気代は100円以上になるでしょう。

ただしこれはあくまで最大消費電力350Ｗで計算した場合の値です。

実際は常に350Wでの最大運転をするわけではなく、使い方にもよりますが消費電力は200W～300W程度になってくるかと思いますので、上記の見積もりよりは一回り安くなるでしょう。

節約：消費電力を抑えるにはどうしたらよい？

PS5の消費電力を下げるための方法をいくつか紹介していきます。

使い方・遊び方で消費電力を減らす

・バックグラウンドで複数の処理を走らせたり余計な機能を動かしたりしない（録画機能を止めるなど）
・出力画質や出力フレームレートを低くする
・エリアチェンジ、激しいアクション動作、カメラ回しなど負荷のかかる操作を減らす
など

PS5もパソコンやスマホと同じように、CPUやGPU、メモリなどを搭載しており、各パーツに負荷のかかる動作を減らせば、必然的に消費電力も抑えることができます。

電力プランを見直す

通常プランですと電気料金は１kWhあたり27円 / kWhが目安ですが、「ゲームプラン」や「深夜プラン」等に変更すれば、1電気料金が10％～20％下がることがあります。ただしその分、日中の電気料金の水準が上がることがありますので、深夜帯に遊ぶゲーマー向けです。

「Looopでんき」や「エルピオでんき」など、”新電力”とよばれてる電気料金が安い電気会社に変えてみるのも根本的な対策となります。

改良次期モデルを待つ

プレイステーション本体は、発売からある程度の期間が経つと、消費電力削減、軽量化などが施された改良モデルが発売されるのが恒例です。

PS4を例にすると、250W（初期CUH1000型）→230W（CUH1200型）→165W（CUH2200型）と新モデルになるほど消費電力は改善されました。

おそらくPS5もこの流れを踏むと思いますので、いますぐに必要でない人であれば、省電力化が施された改良モデルが発売されるのを待ってみるのもよいかもしれません。

まとめ：

以上、PS5の消費電力について解説いたしました。

PS5の消費電力は家電の中でも特に高い部類に入り、一日に何時間も遊んでいると、驚くほどの電気代になってしまう恐れがあります。しかも出力する液晶テレビやディスプレイの電気代も別に必要になります。

ゲームとはいえ電気代のかかる娯楽であることは理解して使っていきたいところです。

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