グランツーリスモ6(GT6)のセッティングは、現実のセオリー通りは通用しません。セッティング画面に書かれている説明文やGT6 wikiの情報もセオリーを書いているだけなので、ほぼ当てになりません。
そこでこの記事では、今更ですが、グランツーリスモ6内で本当に速くなるための生のセッティング方法・コツをご紹介していきます。
グランツーリスモ6(GT6)の本当に速くなるセッティング方法 ~まえがき~
・グランツーリスモ6最新バージョン(2016年1月11日時点のバージョン)を前提とした話となります。
・コントローラはG27 、パドルシフト・メーター視点を前提とした話となります。
・このセッティングの方法で、基本的には野良部屋で上位タイム、TTランキングでも2桁台は狙えます。(実績あり)
・タイヤはコンフォートソフト~スポーツソフト辺りを前提とした話となります。
・基本的には乗り易さより、タイムを上げ速さを重視したセッティングの話となります。
・FFや4WD、FRなど曲がりくい車を曲げるためのセッティングとなります。(もともと曲がるMRなどには余り効果的ではありません。)
・あくまで私個人の感覚で速いと感じるセッティングとなります。
1.サスペンションのセッティング
・車高
車高は基本的に上げられるだけ上げます。現実の車やグランツーリスモ5の頃は、車高は下げるほど曲がりましたが、グランツーリスモ6では反対です。車高を高くすればするほど、オーバーステア気味になり曲がり易くなります。
なお更に曲げたい場合は、フロントの車高をMAX、リアの車高をMAXからやや低めにします。リアの車高を下げるとよりオーバーステア気味になります。ただしスライドし易くなるのでFRやMRはやりすぎに注意。
イメージ:
フロント車高MAX:リア車高MAX(もしくはやや下げる)
※車により微調整は必要です。
・スプリングレート
スプリングレートはとにかく下げ柔らかくします。こちらも同じで現実の車やグランツーリスモ5の頃は、スプリングレート固めるほど曲がりましたが、グランツーリスモ6では反対です。スプリングレートを下げるほど、オーバーステア気味になり曲がり易くなります。
なお更に曲げたい場合は、フロントのスプリングレートを最低、リアのスプリングレートを最低から少し上げます。リアのスプリングレートを上げるとよりオーバーステア気味になります。ただしこちらも、スライドし易くなるのでFRやMRはやりすぎに注意。
イメージ:
フロント最低:リア最低(もしくはやや上げる)
※車により微調整は必要です。
・ダンパー
ダンパーは正直自信がありませんが、縮み側のフロントとリアを低め、伸び側のフロントとリアを高めの組み合わせにするとよく曲がり、安定もする感じがします。
こんな感じ↓
ダンパー縮み側:3・3
ダンパー伸び側:5・5
・スタビライザー
スタビライザーはセオリー通りです。曲げたい場合は、フロントを下げ、リアを上げます。こちらも余り極端にやり過ぎると不安定になるので注意です。
車にもよりますが、フロント3:リア5くらいが目安です。
・ネガティブキャンパー角
ネガティブキャンパー角は、フロントがセオリーと異なります。曲げたい場合は、フロントの数値は下げ、リアはセオリー通り上げます。ただし車によっては、フロントキャンパーを少し付けた方が速い事もありますので、フロントは0~0.5程度の範囲で調整してみるのが良いかもしれません。
イメージとしては、フロント0~0.5:リア0.8くらいが目安です。
・トー角
トー角は、フロントがセオリーと異なります。曲げたい場合は、フロント側は、セッティング画面の説明の通りトーアウトにするのではなくトーイン(数値を上げる)にします。リアはセオリー通りで、トーイン(数値を上げる)とオーバーステア気味になり曲がり易くなります。
車にもよりますが、フロント0.05、リア0.40くらいが目安です。
・ブレーキバランス
ブレーキバランスもセオリー通りです。フロントを下げ、リアを上げると曲げ易くなります。
車にもよりますが、フロント7、リア8くらいが目安です。
2.トランスミッションのセッティング
トランスミッションは基本的には自動調整で問題ありません。
ただ突き詰めていくのであれば、例えば筑波やニュルなど低速コーナーの多いコースでは、2~3速のギアをクロス寄り(車によってはワイドより)に調整するとさらにタイムが上がる事があります。
なおPP500の86など、スタートダッシュの遅い車の場合は、1速をクロスに(数値を上げる)と回転数が合い、スタートダッシュが速くなる場合があります。
またスペシャルルート7などで最高速チャレンジをする場合は、自動調整で最高速をMAXにした後、ファイナルギアをワイドに(数値を下げる)します。
3.駆動系(LSD)のセッティング
LSD(ディファレンシャルギア)は、曲げたい場合は、イニシャルトルク、減速側の数値を下げ、加速側の数値を上げるが効果的です。
こんな感じ↓
イニシャルトルク:7
加速側の効き:50
減速時の効き:7
イニシャルトルクと減速側の数値を下げる事でオーバーステア気味に出来ます。加速側については、極端に上げる事でオーバーステア気味になります。(中途半端に上げるとアンダーに)
ただし加速側を上げると車が不安定になりスライド傾向になるため、もともとスピンしやすい車の場合は加減が必要です。
4.パワー系のセッティング
パワー系は、例えばPP400~PP500くらいですとトルクより最高速(馬力)が肝となっていますので、以下の優先順位でチューンしていくと、タイムアップにつながります。
1.コンピュータチューン
2.エンジンチューンステージ3(ステージ1や2はトルクが伸びるが馬力が落ちるので不利)
3.この時点でPPが明らかに足りない場合は、エンジンチューンステージ3を外し、ターボキット(高回転)にするなどして微調整
なおPP500以上のクラスや、筑波など低速コーナー主体で最高速を要求されないコースの場合は、馬力よりトルクを優先させます。トルクが稼げるエンジンチューンステージ1や、ターボキット(低回転)がおすすめです。
5.ボディ系のセッティング
ダウンフォース
ダウンフォースはセオリー通りとなります。
フロントを上げるとグリップ力が上がりますので、フロントのダウンフォースが弄れる車はとにかくフロントの数値を上げます。リアはダウンフォースを上げる事で安定性が増しコーナリング中に維持する速度は高まりますが、若干アンダーステア気味となります。ニュルなど不安定なコースではやや数値を上げるのが良いでしょう。逆にフラットなコースは、ウイング自体を外しダウンフォースは0にした方が良いです。
なおグランツーリスモ6ではダウンフォースをいくら上げてもPPには影響しませんので、不安定な車の場合は積極的にダウンフォースの数値は上げていくのがおすすめです。ダウンフォースを上げると最高速が落ちますが、グランツーリスモ6ではダウンフォースMAXでも最高速は数キロ落ちる程度ですので、あまり大きくは影響しません。
軽量化
グランツーリスモ6では、グランツーリスモ5と異なり、軽量化が最大のチューニングとなります。重量が軽ければ軽いほど、よく曲がり、よく安定した車となるため、まずは一番最初に軽量化を行い、軽量化は出来るところまで軽量化します。
ただし軽すぎると、逆に不安定になったり、ブレーキが効きづらくなったりするので、目安は1000kgとするのがおすすめです。1000kgまではとにかく軽量化しましょう。
バラスト
バラストはセオリー通りです。基本は50:50が理想ですので、FFや4WDなどはリアにバラストを積んで50:50に近づけてあげると曲がり易くなり速くなります。
アンダーステアが気になるFR車などでは、やや不安定になりますが、50;50から、リアにバラストを積み48:52程度にるのも手です。
6.その他のセッティング
ボディ剛性アップ
「GTオート」で行えるボディ剛性アップは、必ず行っておきます。ボディ剛性アップを施す事で、曲がり易さや安定性が上がり、速くなります。
オイル交換
オイル交換は、例えばもともとPP500の車をオイル交換をしPP510に上げ、パワリミでPP500に戻した場合、馬力が下がりトルクが上がった状態になります。このため馬力が重要になってくるPP400~PP500程度のレギュでは、オイル交換は行わない方が懸命です。
フラットエリア
フラットエリアは、コーナリング性能が大きく上がりコーナーは速くなりますが、PPが20程度アップしてしまいます。流石にPP20に値するコーナリング性能までは付かないため、基本的にフラットエリアは外すことをおすすめします。
インチアップ
インチアップは、正直自信ありませんが、1インチアップくらいが丁度いい気がします。
2インチアップにすると安定する変わりに曲がり難くなる感じが。もともとのタイヤサイズもあるので、これは車毎の相性といった感じでしょうか。
ただインチアップで挙動が変わるのはたしかな様です。私も実際に変化も感じましたし、フレやネットの情報でも、挙動が変わるという意見が見られます。
まとめ
いろいろ書きましたが、あくまで私が曲がる、速いと思うセッティングですので、「そこは違う」、「実際はこっちが正しい」という点はあるかと思います。ですので、あくまで参考程度に捉えて頂けると幸いです。
また、車によっては、よく曲がる=速くなるが100%イコールになる訳ではありません。FFや4WDなどもともとアンダーステアで曲がり難い車で低グリップタイヤを履く場合は、このセッティング方法で速くなっていくかとは思いますが、MRやRRなど元々曲がり易くかつ不安定な車で、ハイグリップタイヤを履く場合などは、これとは逆の安定性を重視したセッティングが必要になってきます。
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貴方が書いてる事が本当ならGT6はカーSiMとしてクソッて事ですね。
私のセッティング感覚も曖昧な所ありますが、やはりグランツーリスモは、良くも悪くもリアルでない部分はある様に感じます。
タイムが伸び悩んでいたのですが解消できました。やはりセオリー通りでは駄目だったんですね…。
コメントありがとうございます。
お役に立てたようで安心しました。
タイムが伸び悩んでいましたが試してみると格段にタイムがあがりました。
あとは自分で味付けしてみようと思います。
参考になりました。ありがとうございます。
お役に立てたようで何よりです。他にもまだまだグレゾーンがありそうなので私ももう少し色々試してみます。
gt6での車重は1000kgより900kgに近い方が安定しますよ
なるほど、そうなのですね。下は900kg程度までがラインとなるのでしょうか。
コンパクトカーやAE86などライトウェイトな旧車は、個人的には950kg~1000kg程度がいい感じだったので1000kgと書かせて頂きました。
トー角ってマイナスがアウトだったような気がするのですが・・・
ご指摘ありがとうございます。
すみません、記載が逆になっていました、申し訳ありません。訂正いたしました。
キャンバー0の方が圧倒的に速くないですか?
キャンバーは0のほうがタイムがいいように感じます
キャンパー角に指摘があったので、検証してみました。
たしかに0に近づけた方が速い気がします、失礼しました。ただ、車によっては0.5前後は付けていた方が良い気がしました。
まず車高を上げたほうが良いというところで驚きました。
普通に考えれば、速く走るためのセッティングで車高を上げるという発想はありません。
今読んだところなので夜にでも早速試してみようと思います。