記事公開日:2021年1月26日

FF14

FF14:零式における「タンク」の立ち回り・基礎知識・心得

FF14の高難易度コンテンツにおける「タンク」の解説記事です。

「零式」のようなレイドコンテンツでは、スイッチ、軽減、バリア投げなど、特有の役回りがあり、タンクとしての基礎を理解しておく必要があります。

本記事では、これから零式にタンク職で挑戦しようとしている人に向け、アレキ零式からかれこれ5年以上メインタンクをしている私がタンクの立ち回りを解説します。

今現在パッチ5.4のシステムに準拠して記載します。

ヘイト

ヘイト(敵視)は、ボスのタゲをもつMTが1位を維持する必要があります。

ヘイト量は火力に依存するため、IL(アイテムレベル)やプレイスキルが高いほど、稼げるヘイト量も大きくなっていきます。

したがって相方タンクのILやプレイスキルによっては、STがMTのヘイトを追い越し、ボスのタゲが右往左往してしまう恐れがあります。

その回避のため、後述する「シャーク」でMTST同士でヘイトを調整します。

もしくはST側がタンクスタンスを意図的にOFFにして調整する方法もあります。

 

挑発(スイッチ)

【挑発のスキル説明】
対象を挑発し、自身へのヘイト(敵視)を1位にしたうえで、さらに自身への敵視を上昇させる。

「挑発」は、MTST間でヘイト1位の交換、いわゆる「スイッチ」を行う際に使います。

再生編零式1層の「闇の浸食」のように、MTに被ダメージUPデバフが付き、その直後に強攻撃がくるような技において、STが挑発を行い強攻撃を肩代わりするような使い方が一般的です。

挑発は技の詠唱中に行います(ただし例外もあり)

たとえば「闇の浸食」詠唱完了後に挑発したのでは、MT側に被ダメージアップ+強攻撃(レーザー)の両方がいってしまいMTが即死するため、挑発の意味がなくなります。

挑発はかならず技の詠唱中に行い、詠唱中の段階で、MT→STにヘイト1位が移っている必要があります。

 

シャーク

【シャークのスキル説明】
自身に向けられている敵視の25%を対象のパーティメンバーに移す。

「シャーク」は、挑発スイッチ後に、それまでタゲを持っていたMTがSTに対して投げるのが一般的です。

これにより意図的にMTとSTのヘイト差を大きくでき、STのヘイトがMTに追いつくことを防げます。

シャークは、挑発のエフェクトが発動し、ヘイトリストでヘイト一位が交代したのを確認した上でシャークを投げます。

挑発が入る前にシャークをしてしまうと、MTとSTのヘイト差が埋まらず、無意味な行動となります。

リプライザル

【リプライザルのスキル説明】
自身の周囲の敵の与ダメージを10%減少させる。
効果時間:10秒

「リプライザル」は、強力な全体攻撃などを軽減するために使うのが一般的です。

リプライザルは技の詠唱バーが7、8割超える前に入れておきます。

ギリギリを狙い詠唱終了直前に入れると、軽減効果が入らず無意味になる恐れがありますので、気持ち早めに入れておくのがポイントです。

 

タンクのMT/ST適性について

現在タンクは4職ありますが、それぞれでMTSTの適性は変わってきます。

【適性イメージ】
MT適性高<<戦士‐ガンブレ‐暗黒‐ナイト>>ST適性高

ジョブ名 適性 特徴解説
ナイト
MT×、ST◎ ST性能に特化。MTST両方の軽減、上乗せできる軽減バフ、全体軽減2枚、遠隔魔法など。
戦士
MT◎、ST× MT性能に特化。「原初の猛り」や「エクリブリウム」など自己回復に優れるMT。
暗黒騎士
MT〇、ST〇 MTSTを兼用できる。「ブラックナイト」を使うことで、瞬間的な固さに優れるMT。ブラナイは15秒毎にMTに投げることもできるため、ST性能も高い。
ガンブレイカ― MT〇、ST△ MTSTを兼用できる。使えるバフ数が多く、自己回復力もあるため、バランス型のMT。ST適性もあるが、暗黒騎士のブラナイよりはMTカバーに劣る。
なお、タンク4職中、火力はもっとも高い。

ナイトと戦士はキャラクターがはっきりしているため、PTにナイトがいる場合はナイトをSTに、戦士がいる場合は戦士をMTに回すのが最適解です。

暗黒騎士とガンブレイカーはMTST両方の適性があるため、この2職が組んだ場合はMTSTどちらにするかを要相談となります。

余談ですが、ブラナイをSTに投げた上で毎回しっかりと割れるプレイスキルがあれば、ガンブレイカーよりも暗黒騎士の方がST性能が高いともいえます。

ナイトの立ち回り

ナイトの最大の特徴は「インターベンション(通称:インタベ)」です。

【インターベンション スキル説明】
パーティメンバーひとりを対象とする。
対象の被ダメージを10%軽減する。
効果時間:6秒
追加効果:自身にランパートおよびセンチネルが付与されている場合、その50%分の効果を対象にも付与する。
追加効果発動条件:「ランパート」または「センチネル」効果中
発動条件:「オウス」50

ランパード、センチネルを使った上でインタベを投げると、投げた相手には計35%(インタベ10%+ランパ10%+センチ15%)の被ダメージ軽減、加えてナイト自身も50%(ランパ20%、センチ30%)の被ダメージ軽減が行えます。

この特性からナイトは、MTとST、両方のタンクの同時軽減に優れます。

たとえば、再生編零式1層の「高射(広角)波動砲」、再生編零式4層の「天罰の波動」のように、MTST同時に大ダメージをうける攻撃では、バフを使った上でインタベを相手にしっかりと投げることで、ナイトの軽減力が存分に生きます。

また零式3,4層くらいに入ると、通常のAA(オートアタック)もダメージが大きいため、強攻撃だけでなく、AAにもインタベを積極的に使っていくことが大切です。

おまけ:パッセージ・オブ・アームズの使い方

ナイトのもう一つ特徴的なスキルである「パッセージ・オブ・アームズ(通称パッセ)」。

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【パッセージ・オブ・アームズ スキル説明】
自身の後方扇範囲に被ダメージを軽減するシールドを生成する。
効果時間中、自身のブロック発動率が100%になり、さらに範囲内にいるパーティメンバーの被ダメージを15%軽減する。
効果時間:18秒
効果時間中にアクションの実行や移動・ターンを行うと、パッセージ・オブ・アームズは即座に解除される。
実行後にオートアタックを停止する。

パッセで覚えておきたいのは、羽を開くとPTメンバーに「3秒間」、軽減効果が付きます。

パッセをずっと開いたままにしておくと、ナイトが動けず攻撃ができなくなるため、その間火力が落ちてしまいます。対策として、軽減したい攻撃の3秒前に一瞬だけパッセを開くことで、火力を落とさずにPTメンバーの軽減が可能になります。

ただし、何度も全体攻撃が連続でくる場合には、パッセを長く開いたままにしておくこともテクニックです。その場合、3秒ずつ軽減効果が更新されていきます。

 

戦士の立ち回り

戦士の最大の特徴は「原初の猛り(通称:猛り)」です。

【原初の猛りのスキル説明】
自身に「原初の猛り」を付与する。
パーティメンバーひとりを対象として実行した場合は、自身に「原初の猛り」を付与し、対象には「原初の猛り[被]」を付与する。
原初の猛り効果:自身の物理攻撃が命中するとHPを吸収する。
原初の猛り[被]効果:戦士自身の回復量の50%分のHPを回復する。
さらに、被ダメージを10%軽減する。
効果時間:6秒
リキャストタイマーを「原初の直感」と共有する。

簡単にいえば「原初の猛り」を使うことで6秒間、HPを自己回復できます。

猛り時に「原初の解放」や「インナーカオス」などで大ダメージを与えると自身の回復量も増えるため、強力なバフになります。

痛い強攻撃の後などに、猛りでHPをいかに自力で大量に戻せるかが、戦士の腕の見せ所となります。

またリキャを「原初の直感」と共有するため、痛い攻撃が少ないコンテンツなどであれば、猛りではなく原初の直感で立ち回ることもあります。

暗黒騎士の立ち回り

暗黒騎士の最大の特徴は「ブラックナイト(通称:ブラナイ)」です。

【ブラックナイトのスキル説明】
自身またはパーティメンバーひとりを対象として、一定量のダメージを防ぐバリアを張る。
このバリアは対象の最大HPの25%分のダメージを軽減する。
効果時間:7秒
バリアがダメージを完全に吸収して消滅すると、暗黒騎士自身に「ダークアーツ」を付与する。
ダークアーツ効果:MPの代わりにダークアーツを消費して「漆黒の波動」および「漆黒の剣」を発動できる。

ブラナイは、タンク4職のバリアスキルの中でも最も固いといわれるスキルです。

15秒とリキャも短いため、いかにブラナイをスキル回しに組み込み、ダメージを軽減できるかが腕の見せ所となります。強攻撃はもちろん、通常のAAなどにも使いヒーラーの負担を減らしていきます。

ただし、効果時間である7秒間のうちにバリアを完全に消滅させないと(通称:ブラナイが割れる)、ダークアーツが発動せず、結果火力が落ちることになります。

したがって、どの攻撃でブラナイを割れるだけのダメージを食らうかを把握する必要があり、それも暗黒騎士の”詰め”の作業に含まれます。

また、ブラナイはPTメンバーにも投げられるため、暗黒ST時にもMTに投げたブラナイをしっかりと割ることができれば、高いST性能を誇ることになります(MTだけを軽減するという意味では、ナイトよりも高いST性能を誇るともいえます)。

ガンブレイカ―の立ち回り

ガンブレイカ―の最大の特徴は、コンボ2段目に用意されている「ブルータルシェル」です。

【ブルータルシェル スキル説明】
対象に物理攻撃。
威力:100
コンボ条件:キーンエッジ
コンボ時威力:300
コンボボーナス:自身のHPを回復する
回復力:200
さらに、自身に一定量のダメージを防ぐバリアを張る。
このバリアは回復量の100%分のダメージを軽減する。
効果時間:30秒

ガンブレの場合、コンボ2段目に自己回復やバリア効果が付いているため、強攻撃にコンボを合わせたり、PTが崩れている時などにはコンボ2段目までを繰り返し、自己防衛に徹するのもテクニックです。

ほかにも「ハート・オブ・ストーン」、「オーロラ」、「カモフラージュ」など、使える軽減スキルや自己回復スキルが豊富なため、使えるスキルはしっかりと活用し、地味ではありますが安定的な固さを目指すのがガンブレMTの戦い方です。

ST時には、ブルータルシェルの効果を乗せた上でハート・オブ・ストーンをMT投げると好感されます。

タンクも火力を出す

零式ではDPSチェックがあるため、タンクもただ攻撃を受けるだけでなく、GCDをしっかりと回し、火力を出していく必要があります。

一般的にタンクの火力は、DPSの半分程度になりますが、それが命運をわけることもあるため、早期攻略PTでは、タンクも飯や薬をしっかりと使うことが大切です。

なおタンクの火力ランクは次のような順になります。

【タンクの火力順(パッチ5.4時点)】
火力高い:ガンブレ‐ナイト‐戦士‐暗黒騎士:火力低い

最も総火力が高いタンクはガンブレであり、反対に暗黒騎士はブラナイで防御面では秀ていますが、火力は最も低くなります。

ナイトはホリスピの遠隔攻撃ができるため、ボスから離れるギミックの多いコンテンツでは火力的な強みが増します。

戦士はガンブレやナイトにくらべると総火力は落ちますが、「原初の解放」を用いることで瞬間的な火力ではトップとなります。そのため、開幕時などにもっとも瞬間火力が出せヘイトを稼げるのは戦士となります。






以上、タンクの知識や立ち回りについて解説させていただきました。
タンクの仕事は目立ちにくいですが、軽減などをしっかりと行い、その上で火力も詰めていくことがタンクとして目指すべきところです。

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