記事公開日:2019年12月23日

FF14

映画『劇場版FF14 光のお父さん』を現役プレイヤーが観た感想 ※ネタバレほぼなし

FF14のユーザーブログが発端となり、ドラマ化、ついには映画化もされた『劇場版ファイナルファンタジー14 光のお父さん』。

現役プレイヤーで映画も大好きな私としては、公開時に映画館で観るべきでした。・・・がなかなか劇場に足が運べずレンタルで観る結果に。光の戦士として失格ですね、ごめんなさい。

率直にいって面白かったので、感想レビューを書いていきます。

※新生FF14を初期からプレイし、原作ブログ「一撃確殺SS日記」、および「ドラマ版光のお父さん」両作品もすべて見た上としての感想となります。
※結末などの大きなネタバレは避けます。

劇場版ファイナルファンタジー14 光のお父さん トレーラー

オンラインゲームやFF14の魅力が世間一般 に伝わりやすい良作だった

ドラマ版光のお父さんが面白く既に完成されていたため、劇場版はまあそこそこなんじゃないの・・・というのが観る前の感想でしたが、これが素晴らしい。最近涙腺が緩んできたのか、ちょくちょくウルっときてしまいました。

ドラマ版も劇場版も、大きなストーリーの流れはさほど変わりません。退職をした父と息子がオンラインゲームであるFF14を通じて、素性を隠しながら絆を深めていくという話。まあ原作が同じですし。

じゃあ何が変わったかといえば、キャストと日常パートのストーリー。

この違いだけで、より現実的で、オンラインゲームがより身近に感じる印象を受けました。

ドラマ版では、息子マイディー役を千葉雄大さん、 お父さん役を大杉漣さんが演じていましたが少し現実離れした感じがあったんです。 千葉雄大さんはなんというか可愛らしい感じですし、故・大杉漣さん は普段から奇怪な役やコミカルでとぼけた役も多かったですし、「普通の親子」って感じがちょっとしなかったんですね。 この2人のペアも普通に好きでしたが、この親子がオンゲをしていても違和感がないというか(笑)。


一方、今回の劇場版でマイディー役を演じた坂口健太郎さんはいかにも普通な感じ。こういう若手リーマンいますよね。お父さん役を演じた吉田鋼太郎さんも、典型的なおやじって感じ。おまけに今回は妹まで登場し、両親+息子+娘の模範的な家庭像。

もうこれって、オンラインゲームなんて縁のない世界で、微笑ましい正統派のホームドラマが始まるロール構成じゃないですか。そこに異物とも言えるFF14を堂々とぶち込んでいくカオスな感じがもう素晴らしかったですね(笑)。

たぶん、吉田鋼太郎さんみたいな不器用で頑固者、ゲームやネットとは無縁のお父さん、世の中には多いんじゃないかと思います。

そうやって「うちの家庭もこんなんだ」「うちのお父さんもこんな感じだけども、もしかしたらゲームで仲良くなれるのかな?」「ゲームあんまりやったことないけどFF14やってみようかな」と、より自分を投影しやすい作品になっていたんじゃないかと思います。

さらに、今回はマイディーに好意を寄せ、コッソリとFF14まで始めてしまう後輩の女性社員の里美(佐久間由衣さん)が登場します。こういう日常パートの痴話は、ドラマ版の時にもネット上で少し叩かれていた様子もありましたが、これはこれでいいんじゃないですかね(笑)。

こういうキャラクターがいる事で、まったく FF14 を知らない女性がこの映画を見ても「ゲームで恋愛ができるんだ」と何かしらの興味を持ってくれそうな気がします。

そんな感じで今回の劇場版は、FF14と縁のない観客が観ても、よりオンラインゲームや FF14 を身近に感じとれ、また映画としても普通に感動できる作品になっていた印象です。

同時にFF14 プレイヤーとして観ても、若干ゲームパートは削られているものの十分楽しめる内容でしたし、新規プレイヤー増加も期待できる内容でしたのでWIN-WIN感を感じます。運営するスクエニ側もこれにはニッコリなんじゃないですかね。

おそらくこの作品の根底には、FF14のマーケティングも含まれているかと思いますが、憎いくらい自然で完璧なダイレクトマーケティングと化していて、スゲーと思うしかありませんでした。

正直なところ、「ドラマでお腹一杯、劇場版までさすがにやる必要はないんじゃ・・」とも最初思ってましたが、そんな雑念は一掃されました。ごめんなさい。

余談ですが、イイ感じの流れで「マトーヤの洞窟」のBGMが流れていました。まさか劇場映画作品の中でこの曲が聞けるというのは、FF好きとして何とも言えない感動がありました。


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おまけ:FF14は、本当に光のお父さんのような”おやじ”でも楽しめるのか?

長くFF14をプレイしている身として、今回の映画のような話は、ゲームの世界で現実的にあり得るのかを少し語っていきます。

劇中では、光のお父さんは意外にすんなりとゲーム世界に馴染んでいますが、実際はあそこまでスムーズにはいかないこともあるかと思います。

FF14は、海外のMMORPG「World of Warcraft」などを意識した本格派なシステムを導入しており、これまでのFFシリーズのような家庭用RPGよりさらに一段複雑で上級者向けの作りです。最初に覚えることも沢山あります。

なので、光のお父さんのようなこれまでゲーム経験のない中高年世代ですと、最初のハードルは結構に高く、何が何だかわからずで、楽しみを見つける前に投げ出してしまうかもしれません。

また、劇中では良い仲間に恵まれ、エオルゼアを満喫していた光のお父さんですが、 実際はあのように偶然見ず知らずの人が助けてくれ、トントン拍子に人脈が広がっていくケースばかりではありません。

それにオンラインゲームは不特定多数のさまざまな人がいますので、時には口論が起きたり、キツイ言葉を掛けられることもあります。この世界ではそれを「ギスギス」と呼びます。

自分から交流を試みなければ、ずっとボッチプレイ状態のままのこともあり、パーティプレイででミスをすると、見ず知らずの人から注意されたりすることもあるでしょう。

その辺のオンラインゲームの影の部分は映画本編ではあまり触れられておらず、実際の人間関係と同じく、泥臭いこともあります。それが嫌になりFF14を辞めていく人もいます。

同時に、映画で描かれていたのと同じく、FF14のエオルゼアには多くのプレイヤーがおり、遠く離れていても、会話をし、一緒に冒険することができます。これは紛れもない事実。

その環境は用意されており、人とどのように交流し、どのように遊んでいくかは、結局のところその人次第になります。

ですので、光のお父さんのように、「誰かと交流したい」「誰かと話したい」「誰かと一緒に何かを達成したい」、そういう気持ちが本人に少しでもあれば、映画のような感動を味わい、そして与えることも可能であるともいえます。

それがFF14の世界です。

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おまけ2:「ツインタニア」は強いのか?

光のお父さんが討伐を目指すことになる「ツインタニア」。これは非常に強いボスです。 オンラインゲームの中でも高難易度と呼ばれている FF14のエンドコンテンツの中でも、実装当時、一つだけ異例の難易度を誇っていたコンテンツでもあります。

劇中でも少し描写がありましたが、謎解きギミックが難解であり、多くのプレイヤーは動画などのでの「予習」が必要になります。また、一種の避けゲーやタイミングゲーの要素もあり、1度や2度の失敗でクリアできるものでもありません。さらにはクリアには時間制限もあり、全員が無駄のない的確な動きを続ける必要があります。

劇中では、かなりあっさりと纏められていましたが、普段ゲームに慣れているゲーマーであっても簡単にクリアできるレベルではなく、実装当時は募集PTすら少なかった記憶です。

光のお父さんのような普段ゲームをしてない人、かつまだ始めたばかりの人が挑戦するとなると、相当な練習が必要になります。

もし、当時のツインタニアの強さをいまから体感したい人がいましたら、ツインタニアに、IL90装備+超える力OFFの設定で挑んでみてください。なにを言っているか、身を染みてわかるハズです。

まとめ

以上、ダラダラと書いてしまいましたが、劇場版光のお父さんの感想でした。

最近また新規プレイヤーをよく見るようになりましたが、こういう映画の影響もあるんでしょうね。私も未プレイのままこの映画を見たら、たぶんFF14をはじめてみると思います。それくらイイ映画でした。

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