FF14は映像が綺麗なため、小さなPCモニターでなく家庭用の大画面テレビで楽しみたいと思う人もいるかと。
同時に気になるのが、プレイが難しくならないかの部分。とくに零式などのエンドコンテンツに挑戦してる人はプレイフィールも重要です。
そこで、43型テレビでエンドを攻略している私がこの辺の事情を解説していきます。
結論からいえば、画面サイズが変わっても影響なし
私はノートPC(15インチ画面)、43インチの4液晶テレビ(ハイセンス43E6800)の両方を使い分けてFF14をプレイしています。
どっちかといえば近頃はテレビでプレイすることが多く、最新の「再生編:零式4層」も43インチテレビでクリア済です。
その上で述べますが、大型テレビのプレイで支障になることはとんどありません。
はじめは「大型テレビだと目線の移動が増えるので、全体の状況が判断しずらくなるのではないか」、「ギミックミスが増えたり、DPSが低下してしまうのではないか」などの懸念もありました。
が、このへんは正直言って慣れの話です。
最初はたしかに違和感はありましたが、数時間もプレイすればおのずと目が慣れていき、15インチのモニターでも、43インチのテレビでも同じ動きができるようになります。
人間の目は、たとえ15インチの小さな画面であっても焦点を合わせるため目線移動が発生しているため、43インチの大型画面でも目の動きというのはさほど変わらないようです。それが使い分けてみてわかりました。
零式4層のDD、ライオン、ダブル・トリプル誘導など広範囲を把握する必要のあるギミックも、慣れればまったく影響なくこなせるようになり、大型テレビだからといって状況判断が疎かになるなどは基本的にありません。
補足:
ただし、ホットバーやPTリストなどを極端に画面の端々に配置するなどして、隅から対角の隅まで目線を大きく動かさなくてはいけない状況をつくると、大型テレビでは状況判断がキツくなることもあります。
また、私は画面から1m程度離れてプレイした状況での見解となりますが、画面サイズに応じた視聴距離が取れない環境だとプレイえの支障がでることがあります(大型テレビをPCモニターのように目の前で使うなど)。
「画面遅延」や「応答速度」が課題
テレビでプレイする場合、サイズうんぬんよりも「画面遅延」や「応答速度」がプレイフィールに影響することがあります。
一般的にPCモニターは画面遅延が小さく、応答速度10ms以下に抑えている製品がほとどであり(ms=1000分の1秒)、ゲーミングモニターになると1ms以下の世界になってきます。
一方で家庭用テレビはPCモニターにくらべると応答速度に配慮されていないモデルが多く、20ms、30msを越えることもあります。
とくに大型テレビに関しては、画面遅延の大きいVAパネルや有機ELパネルを採用しているモデルが多く、応答速度が遅くなりがちです。
パネルによる応答速度の違いなどは以下の記事でまとめています。
【TN、IPS、VA、有機EL】「液晶パネル」の違いとメリット・デメリット
応答速度が遅いとどうなる?
応答速度が遅いと、画面の表示が実際よりもズレる、いわゆる「ラグ」が発生します。これはネットワーク回線のラグとは異なり、テレビのパネル上で発生するラグです。
たとえばすでにゲーム側ではAOEが発生しているのに、自分のテレビ画面では少し遅れて表示され、他の人から「この人ワンテンポおくれている」と見られることになりかねません。
難易度の低い4人ID程度ならあまり問題になりませんが、零式ではDPSを出すためギリギリまで殴り続けたり、瞬時のスイッチや回復を行ったりするため、1ms、1フレームのわずかなズレがプレイに悪影響を及ぼすこともあります。
応答速度はどの程度必要?
FF14側で厳密にどの程度の応答速度が必要かは公表されていません。
ただし、FF14側が公式で推奨しているPCモニター「I‐O DATE gigacrystaシリーズ」の応答速度は2~5msとなっています↓。
ファイナルファンタジーXIVの世界 – ゲーミングモニター「GigaCrysta(ギガクリスタ)シリーズ | IODATA アイ・オー・データ機器
家庭用テレビでも数は少ないものの2~5msクラスのテレビは存在し、特に「東芝」と「ハイセンス」は応答速度が速く、ゲームプレイに適したメーカーといわれてます。
ちまみに現在私が使っている43型テレビ「ハイセンス43E6800」の応答速度は約0.83msであり(低遅延ゲームモード時)、ゲーミングモニターに匹敵する低遅延を実現しています。
ほかにもSONYやLGなども低遅延モデルは作っていますが、搭載されているのはハイエンドモデルが多いため、値段がお高めです。
いずれにせよFF14用のテレビを選ぶ際には、応答速度の数値もしっかりとチェックすることが大切です。
大型テレビは「電気代」が高め
最後に大型テレビでプレイする際には、電気代のデメリットも覚えておく必要があります。
テレビというのは家電の中でも電力消費が大きい部類に入ります。
<液晶テレビの消費電力の目安>
40型ハイビジョンテレビ(非4K)・・・約80W
43型4Kテレビ・・・約120W
50型4Kテレビ・・・約140W
55型有機ELテレビ・・・約350W
このようにサイズが大きくなるほど、HD→4K→有機ELと画質性能が高くなるほど、消費電力が増えます。とくに有機ELにすると消費電力は跳ね上がります。
【消費電力120Wテレビで1日4時間プレイした場合の電気代】
120W÷1000×4h(時間)×25円=1日あたり12円 ※1kWhあたりの電力量料金25円で計算
【消費電力120Wテレビで1日10時間プレイした場合の電気代】
120W÷1000×10h(時間)×25円=1日あたり30円 ※1kWhあたりの電力量料金25円で計算
仮にFF14を朝から晩までやり続けるような廃人プレイを続けると、大型テレビの場合は月の電気代がテレビだけで1000円を越えることもあります。それこそ有機ELテレビをヘビーに使うと月に3000円4000円以上になることもあるため注意が必要です。
総評
以上のように43インチ程度のテレビであれば、FF14は何の支障もなくプレイできます。零式での詰めプレイなどでもデメリットとなることはないでしょう。
FF14でテレビプレイをする場合は、記事内でも解説したとおり「応答速度」や「電気代」の面も考慮しながらテレビを選ぶのが賢明です。
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ハイセンス43型4K液晶テレビ「43E6800」購入評価レビュー、期待を裏切る中国性能
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東芝REGZA「43M530X」
東芝REGZAの43型4Kテレビ「43M530X 」。「瞬速ゲームダイレクト」機能を実装しており、家庭用テレビながら応答速度約0.83msecを実現。REGZAシリーズは格闘ゲーマーなどからの評価も高い。
ハイセンス「43E6800」
私も使用しているハイセンスの43型4Kテレビ「43E6800」。東芝REGZAシリーズの技術を流用しており、「低遅延ゲームモード」での応答速度は約0.83msec。こちらも家庭用テレビとしては驚くべき応答速度数値。
I-O DATA 「GCWQ341XDB」 ※FF14推奨PCモニター
I-O DATAの34型ワイドPCモニター。FF14公式で推奨している「GigaCrysta(ギガクリスタ)シリーズ」の中で最大サイズのモニターとなります。
リフレッシュレート75Hz、フレーム遅延約0.04フレーム(約0.48ミリ秒)、応答速度2ms(オーバドライブレベル3設定時)となり、快適なプレイが可能。ブルーライト軽減機能も備え、長時間のプレイでも目への負担を抑えられます。
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