わたしは別にDELLの上位モデルPCを持っていますが、この度サブ用のノートPCとして新たに一台購入することにしました。
それがDELL「Inspiron 15 3000 (3583) 」。
このシリーズでは最もグレードの低いCPUとなるインテル® Celeron® プロセッサー 4205Uを搭載した3万円弱のモデルを購入しました。
一流ブランドDELLの新品ノートがこの価格で買えるというのが驚き。
問題はちゃんと動くかです。以降で購入レビューを書いていきます。
詳細スペック
まず、今回購入した「Inspiron 15 3000 (3583) 」の詳細について。
※特に注目したい点は黒字で強調。
商品名・型番 | Inspiron 15 3000 シリーズ – 3583 |
メーカー | 米DELL |
価格 | 約3~4万円(Microsoft® Officeなし)、Officeありだと5~6万円前後 |
本体サイズ | 高さ: 19.9 mm(0.78″) 幅: 380.0 mm(14.96″) 奥行き: 258.0 mm(10.16″) 重量: 2.03 kg(4.48ポンド) |
CPU | インテル® Celeron® プロセッサー 4205U (2MB キャッシュ, 1.8 GHz) |
カラー | ブラックorホワイト |
ディスプレイ | 15.6-インチ HD (1366 x 768) 非光沢 LED-バックライト 非-タッチ ディスプレイ |
メモリ | 4GB(4Gx1, DDR4, 2666MHz) |
ディスク | HDD 1TB(5400 rpm 2.5インチ SATA ハード ドライブ) |
無線LAN | 802.11ac 1×1 WiFi & Bluetooth |
ビデオカード |
インテル UHD グラフィックス 610 共有 グラフィックス メモリー 付き |
OS | Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
WEBカメラ | あり |
光学ディスクドライブ | なし |
その他 |
・Document for MUI (English,Simplified |
DELL公式製品ページ | Inspiron 15 3583 ノートパソコン |
要点をまとめると、インテル® Celeron® プロセッサー 4205U+メモリ4GB+ハードディスク1TB、Microsoft® Officeなしモデルとなります。
このくらいのスペックとなると東芝や富士通など国内メーカーだと6万円~7万円クラスになりますが、DELL製品の場合、約3万円弱で購入できてしまいます。
価格は安いものの、今時のPCということもあり無線LAN(Wifi)やWebカメラはしっかりと標準装備されています。
一方、光学ディスクドライブなどは付属されておらず、利用する場合は別途アクセサリー品として購入する必要があります。
不安だったCPU性能、想像以上にサクサク
さて、最も気になるのが処理能力です。
「Celeron® プロセッサー 4205U」は1.8 GHzの決してハイスペックとはいえないエントリー用CPU。メモリも4GB。ディスクも素早いSSDではなくハードディスクなので、これでWindow10がちゃんと動くものなのか不安でした。
ですが余計な心配でした。結論からいえば、想像以上にサクサクでした。
具体的には、
・Google Chromeなどのブラウザ起動は2秒程度
・WordやExcelなどの起動も3~4秒程度
・動画などもスムーズに再生
・OS起動は30秒前後
・・・となかなかの性能でした。
たとえばChromeで10個くらいWEBページを開いたままにして、裏でyoutube動画を再生しながら、Wordで書類を作成するみたいな作業もスムーズに行えました。
そういったWEB観覧やドキュメント作成のような”一般的”な利用であれば必要十分なPCかと思います。
DELLの上位モデルと比較
私の家にはDELL Inspiron シリーズの上位モデル「Inspiron 15 5000 (5567) Corei7+SSDモデル」もあります。こちらは、 「Core i7-7500U プロセッサー」+メモリ8GB+SSD256GBを積んだそこそこハイスペックなモデルです。
この5000(5567)シリーズですと、
・Google Chromeなどのブラウザ起動は1秒程度
・WordやExcelなどの起動も2~3秒程度
・OS起動は10秒程度
とさらに早いです。
なので、5000(5567)シリーズと比べてしまうと、すべての動作がワンテンポ遅れた感じがします。まあこれはスペックが違うので当然です。
とはいえ、 ChromeやWordの起動が1、2秒ずれる程度なので、決定的な差というわけでもありません(昔の何十秒もかかっていた時代からみれば誤差レベルです)。
たとえば「ソフトウェア起動時間の1秒たりとも無駄にしたくない」、「高負荷なアプリやゲームをバックグラウンドで流す」といった使い方をするのでなければ、今回購入したCeleron® プロセッサー 4205Uで十分な気がします。
ディスプレイ画質は値段相応
ディスプレイは、「ノングレア(非光沢)」加工がされており、ギラギラした映り込みがなく、目に優しいディスプレイとなっています。
解像度は1366 x 768であり、フルHD(1920×1080)のディスプレイと比較すると、画質はやや粗くなります。
液晶パネルのタイプは公表されていませんが、安価な「TNパネル」かと思われます。TNパネルならではの「全体的に発色が弱く色が薄い」、「上下左右から角度を付けてみると映りがわるい」といった感じがあります。
なので画質面では優れているとはいえず、高画質な写真や映画など、エンターテインメントやメディアを楽しむ用途には向かないかと思います。どちらかといえば、ドキュメントを作成したり、WEB記事を読んだりの用途が向いているでしょう。
とはいえ、高画質映画などを楽しむときには、HDMIケーブルで液晶テレビなどに出力する方法もあります。
デザインはスタイリッシュで質感高い
ボディ表面は、細かなカーボン柄のような模様をまとっています。
これが良いアクセントになっていて、ブラックのボディながら質感が高いです。クドさ、ケバケバしい感じもありません。
見た目だけでいえば、これがとても3万円弱とは思えず、10万円台くらいのハイエンドオフィスPCかと思う程です。
Inspiron 5000(5567)シリーズのテカテカのおもちゃみたいな背面パネルと比べると、正直こっちのほうがカッコいいです。
ただし、汚れが目立ちやすいのが欠点。黒色のボディということもあり、手垢などがつくと目につきやすいです。
持ち運びや利便性
サイズは、幅: 380.0 mm×奥行き: 258.0 mmとなり、だいたい「A3」サイズです。重量は約2キロ。気軽に持ち運べるノートPCとはいいにくいです。
光学ディスクドライブがないため19.9 mmの「薄さ」は強みですが。
基本は自宅に置きサブPCとして使う、たまに外に持ち出すくらいの用途がちょうどいい気がします。
総評:コスパは素晴らしい
普段Core i7+SSDに慣れてしまった私であっても、このInspiron 15 3000( 3583)は「別にこれでも十分じゃね」と思わせられるような製品でした。
上をみればキリがありませんが、3万円弱という価格を考えると、コストパフォーマンスは抜群だと思います。なぜDELLという一流メーカーがこの価格で販売できるのかが疑問に思うほど。
一点残念なのは画質ですかね。これはDELLが悪いというのではなく、1366 x 768のディスプレイ上しかたないことではありますが。
商品ページ
Amazon Dell ノートパソコン Inspiron 15 3583
DELL公式製品ページInspiron 15 3583 ノートパソコン
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