記事公開日:2021年7月19日
最終更新日:2023年9月25日

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手の腱鞘炎を防止、エルゴノミクスマウス使用レビュー「サンワサプライ MA-ERGW10」

パソコンでのオフィス仕事やPCゲームなどで長時間マウスを握っていると、手の腱鞘炎やテニス肘の原因になってしまうことがあります。

最近私も手の曲げに違和感がありばね指っぽくなってきたので、悪化させないためにも「エルゴノミクスマウス」を購入しました。

実際に使った上での使い心地やメリット、デメリットなどをレビューしていきます。

 

マウスを使っていると腱鞘炎になる?

手には、腱(けん)と呼ばれる筋状の組織があります。

手を酷使するとこの腱がダメージを負って炎症を起こし、指の曲げ伸ばしなどの動作が上手くできなくなってきます。こうした腱に関する異常が腱鞘炎(けんしょうえん)と呼ばれています。

軽度であれば、指を動かすときに違和感がでたり、曲げ伸ばしが鈍くなることがあります。

重症化すると、指が痛みでほとんど曲げられなくなったり、「ばね指」化することもあります。キーボードを打ったり、字を書いたりの細かな動作ができなる恐れもあり、最悪の場合手術で治療しなければならないこともあるようです。

また腕全体が影響をうけると「テニス肘」や「ゴルフ肘」に繋がることもあるようです。

マウスも腱鞘炎の原因に

パソコンのマウスも、長時間使っていると腱鞘炎の原因となることがあります。

というのも、マウスを使う時は手の姿勢をつねに緊張させ固定しているので、ただ手をかざしているだけに見えても、意外と負荷をかけているんですね。

↑こんな感じでマウスと手の間に”空間ができていると負担がかかりやすい。「つかみ持ち」や「かぶせ持ち」とも呼ばれる。

自分の手のサイズに合っていないマウスを使っていると、余計に自然と手によくない姿勢となってしまいます。

それでも一日数十分くらいネットを見るなど、普段あまりPCを使わない人であれば、マウスによる腱鞘炎とは無縁かと思います。

逆に私のように毎日何時間もPC作業をしたり、ネットゲームなどをする人であれば手にかかる負担は見過ごせないものとなってくるかと。

実際、私も最近マウスを使っている右手の指が疲れやすく、筋肉痛のようになることも増えてきました。30代半ばに入り、歳のせいもあるのかもしれませんが。

エルゴノミクスマウスとは?

エルゴノミクスマウスというのは、人間工学に基づき、手首への負担を軽減し、
自然な姿勢、角度で握ることを追求したタイプのマウスです。”腱鞘炎予防”を売り文句にしている商品も多く、別名「腱鞘炎予防マウス」と呼ばれることもあります。

マウスのボディ表面に傾斜がかかっており、これまでのマウスのように手を平面にかぶせるのではなく、縦に掴むようなタイプのエルゴノミクスマウスが多いです。

今回購入した「サンワサプライMA-ERGW10」。ボディ表面が平面ではなく、傾斜がかかている。

このように縦に掴むようにして持ちます。

エルゴノミクスマウス分野は、サンワサプライが積極的に商品を投入しているようですが、他にもBUFFALO、エレコム、ロジクールなどおなじみのPC部品メーカーからも販売されています。

 

実際に使用しての使い心地、メリットなど

かれこれ2か月ほど、このサンワサプライのエルゴノミクスマウスを使っています。

率直な感想としは、握っていて楽です。腱鞘炎関係なく、使っていて楽というのが一つのメリット。

ちょうど親指と人差し指の隙間に、マウスの背を挟むかたちになるのですが、慣れるとこれがなんとも気持ちいい(笑)。

力むことなく、自然に身を任せるように、握ってられます。”握る”というか、肘掛けのように手を置くような感覚ですね。マウスが体を支えてくれ、それでいて疲れない。

最初の1時間くらいは、この特殊な握り方に違和感が続きますが、1時間もすれば慣れます。慣れればその後は心地よいです。長時間使っても疲れない。

 

腱鞘炎への影響は?

私はマウスを持つ右手の人差し指に、軽い腱鞘炎のような症状がありました。人差し指を曲げた時に筋肉痛のような痛みがあるというか。

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この症状自体はまだ時々出るため完治はしていません。なのでこのマウスを使ったからといって腱鞘炎が回復したとは断じていえません。

ただ、人差し指の痛みはそれ以上に悪化はしておらず、他の指に腱鞘炎が新たに出てきなどもありません。今のところ。

つまり、既存の腱鞘炎への回復効果ははっきり確認できてはいないが、新たな腱鞘炎の予防にはなっているといったところでしょうか。

この辺の話は個人差もあるかとおもいますので、ご参考程度に。

 

エルゴノミクスマウスのデメリット

エルゴノミクスマウスの欠点をあげるとすると、ずばり「でかい」ことです。

エルゴノミクスマウスと名の付く製品は、サンワサプライに限らず、どこのメーカーであってもサイズや重さが大きくずっしりとした製品が多いです。

稀にこういったコンパクトなエルゴノミクスマウスも販売されていますが少数派であり、その大半はラージタイプです。

なので次のような人には不向きかもしれません。

<不向き>
・コンパクトサイズのマウスに慣れている人
・手の小さい女性や子供
・出先で利用する人、持ち歩きたい

基本的には、家で長時間マウスを使う人向けですね。持ち運びには適さないかと。

サイズは大きめで、製大人の男性の手を想定して作られている製品が多い。

こちらは裏面。

おまけ:手首もクッションで守ろう!

マウスを使っていると、手の指だけでなく、手首の部分にも負担がかかります。

なので、合わせてこんなのも買ってみました。

エレコム製の手首クッション。YAMADA電機で700円くらいでした。意外と安い。

こんな感じで、テーブルと手首の間に挟み、手首をいたわります。

以前は、長時間PC作業をしていると手首のあたりにも痛みやコリみたいのが生じていましたが、このクッションでだいぶ和らぎました。フワフワしていて気持ちイイ。

特に、肘掛けのない椅子やソファーに座っており、マウスを使っているときに手が浮いてしまっている人などにおすすめです。

 

まとめ

PC作業に集中しているとすぐに1時間2時間は立ちますので、その間、マウスを持ち続けていると想像以上に手に負荷がかかってしまうことがあります。

手や指の腱鞘炎が悪化してしまうとキーボードのタイピングなどができなくなることもあり、PCを使う仕事では致命傷になることも。

なんにしても腱鞘炎になるとよいことはないので、未然に防いでいきたいところですね。

商品紹介

今回紹介したサンワサプライのエルゴノミクスマウスです。

サンワサプライ MA-ERGW10

 

 

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