スマホやミュージックプレーヤーから車のオーディオに音楽を飛ばせる「FMトランスミッター」。
私はこれまでFMトランスミッターを何台か使ってきましたが、正直、音質はク〇な製品がほとんどでした。
そんな中、以前から気になっていたのがこのJAPAN AVE.(ジャパンアベニュー)製のトランスミッター。Amazon年間ランキング4年連続1位を獲得している恐るべき製品です。
正直FMトランスミッターにはこれ以上期待はしていませんでしたが、ネットの評判もかなりよかったので、もう一度だけ騙されるつもりで購入しました。音質面も含めて徹底レビューしていきます。
製品概要
はじめに今回購入した製品の詳細を記載します。
製品名 | JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー) 意匠取得 FMトランスミッター Bluetooth 5.0 |
型番 | FMトランスミッターJA996(シルバー)、JA998(ブラック) |
価格 | 4480円(オープン価格) |
メーカー | JAPAN AVE.(日本) |
カーオーディオとの接続方式 |
1.Bluetooth5.0接続 |
機能や特徴 | ・独自ノイズ軽減チューニング技術 ・マルチファンクションボタンで簡単操作(音楽再生停止などをボタン一つで操作) ・4種類の音響エフェクト機能(イコライザー) ・ハンズフリー通話機能 ・専用のスマホアプリ提供(USB内の音楽再生管理など)・急速充電USB端子×3つ搭載(最大4.2A) ・バッテリー電圧測定機能 ・国内メーカー、日本語サポート、保証1年 ・2つの知財特許、意匠取得 |
メーカー公式サイト | https://shop.japan-ave.com/collections/frontpage/products/b01kt5cwvu |
この製品の最大の特徴は、これ1台に3年以上費やして実現したという「独自ノイズ軽減チューニング技術」。
日本の電波法に準拠したFM電波研究を重ね、日本使用に最適な141チャンネル (76.0~90.0MHz) を全帯域で対応。FMを徹底的に分析し、それによってこれまでにないクリアな音質を実現したとのことです。
ちなみにJAPAN AVE.という会社は、2016年にできたばかりの国内カーグッズメーカー。若い会社ですが、ひとつひとつの製品を丁寧に作っていることで評判がよいようです。
「音質」は文句なし、FMトランスミッターの常識を超えている
まず、一番気になる音質について。
これまで国産の安物や中華製のトランスミッターを何台か使ってきましたが、音質の良いFMトランスミッターには出会ったことはありまんでした。
FMトランスミッターの場合、どれだけ周波数を合わせても、ザーというノイズが入ったり、CD音声と比べるとボソっと濁った感じがするものです。
このJAPAN AVE製のトランスミッターも、「まあ従来より少し音質がいいくらいだろう」的に構えていました。
が、予想を2まわり、3まわりくらい裏切ってきた感じです(いい意味で)。
端的にいえば、一般的なFM放送の音声とほぼ同等のクリアなサウンドが楽しめています(WMA音源再生時)。
FMトランスミッターならではの”濁り”はほとんどわからず、普通にFMを聴いているのと変わりません。CD音声にすら迫るレベルといっても過言はないかと。
音質で選んでよい製品
Amazonレビューなどをみると「音質はそこそこ」「いうほどは良くない」などの意見もあり警戒もしていましたが、実際使ってみるとこれらのレビューはあてにならない気がします。
私も他社の競合製品をすべて使用しているわけではないので断言はできませんが、あくまでこれまで使ってきたトランスミッターの中ではぶっちぎりに過去最高の品です。FMトランスミッターでこのクリアさは素直に驚きです。
音の安定性もよく、FM電波が途切れたりすることは今のところほぼありません。ただ人気製品であるが故か、たまに同じ周波数で混線することはあるので、交通量の多い道路などでは注意かもしれません。
Bluetooth接続を使うとスマホに一切触らず再生、かなり便利
この製品には計3つの接続方式がありますが、一般的に使うのはBluetooth接続になるかとおもいます。
Bluetoothの設定はとてもカンタンです。
Androidであれば「設定」→「機器接続」→「Bluetooth」をタップすると、JAPAN AVE.の機器が表示されるので有効化します。これで完了です。
しかも一度この設定をすれば、以降は設定は不要で、自動接続されます。
イメージとしては、スマホを持って車に入る→エンジンをかけるをすれば自動的にBluetooth接続になります。あとはスマホ側で音楽を流せば、すぐにカーオーディオから音楽が流れます。
車から出るときも特に操作は不要です。エンジンを切る、もしくは車から離れればBluetooth接続が自動的に切れます。
シームレスで、無駄な操作なく、音楽を楽しめます。
一時停止の仕様と、マルチファンクションボタンが最強
本体表面に「マルチファンクションボタン」と呼ばれるボタンが用意されています。
・再生
・一時停止
・トラックを進める
・トラックを戻す
・ハンズフリー
の操作がボタン一つできます。
一見大したことのなさそうな機能ですが、これがとても重宝します。
この製品は、スマホの音楽を再生してる状態でエンジンを切ると、スマホ側の音楽も自動的に「一時停止」状態にしてくれます(ちなみに私はXpediaを使っていますが、Xpedia”標準搭載”の音楽アプリを一時停止状態にしてくれます)。
つまり、エンジン停止後、そのままスマホ側で音楽が垂れ流れ続けるのではなく、エンジン停止に合わせて一時停止になります。
次にエンジンを掛けた時に続きから聴くことができるようになるため、コンビニ停車などのちょっとした休憩時にとても重宝するんですね。
ただ、次にエンジンを掛けた際は「一時停止」状態になっているため、いちいちスマホ画面を開いて再生ボタンをタップする作業はとても面倒です。
そこで活躍するのがこの「マルチファンクションボタン」。
マルチファンクションボタン側の再生ボタンを押せば、スマホを一切触らずに、一時停止状態を解除し、続きからの再生ができます。
このあたりは、ユーザーの使い勝手を本気で考えて作り込んであると感じました。
U-Disk接続+アプリ
もう一つユニークな機能なのが「U-Disk接続」。
音楽データ(MP3/WMA)を入れた市販のUSBメモリを差し込むと、その中の音楽を再生できるという機能です。
スマホや音楽プレーヤーを所持していなくても、USBメモリさえあれば利用できるので、人によっては意外と重宝する機能でしょう。
さらに注目なのは専用アプリ「SmartBC」から、USBメモリ内の音楽データの再生操作ができます。
USBメモリを再生できるFMトランスミッターは他社からも発売されていますが、アプリからUSBメモリ内のデータを操作できるのは、このJAPAN AVE.製品くらいではないでしょうか。
なおSDカードスロットは用意されていません。
欠点やデメリット
べた褒めするだけではなんなので、欠点というか少し残念だった点を紹介していきます。
他のFMトランスミッター同様、音量調整はできない
音量調整機能は用意されておらず、そのまま使うと音量が小さめです。この点はほかのFMトランスミッターにもいえることですが。
そのためスマホ側で音量を上げるか、もしくはカーオーディオ側で上げる必要があります。
だいたいスマホ側の音量をMAXにすると、カーオーディオ側は2音量変更なしに、20~30くらいの音量でいつも通り使える感じですね。
最近は音量コントロールアプリや音量ブースターアプリなどもあるため、そういうのと組み合わせて使ってみるのもアリかもしれません。
デザインが古め
最近はオシャレな見た目のFMトランスミッターが多々発売されていますが、この製品は昔ながらのデザインですね。10~15年前からあるような感じ。
ただ”質感”は高めです。表面素材の品質がよく、高級車などのに設置しても浮かない素材感かと思います。
中華製のトランスミッターとかだと、写真ではよくみえても、実物はプラスチック製で、軽くて、おもちゃみたいなものも多いですが、そういうのと比べると上出来な質感です。
総評:ほぼ文句なし、FMトランスミッターの可能性を感じた製品
素直に、良い買い物をしたと思わされた製品です。
価格的にもさほど高くはなく、それでこのパフォーマンスは十分すぎるかと。
Amazon年間ランキング4年連続1位は伊達じゃないといったところでしょうか。選ばれるべくして選ばれているような気がします。
べた褒めしまくりますが、正直、性能や使い勝手でFMトランスミッターを選ぶのであれば、現状これ一択な気がします。デザインにさえ抵抗がなければ、これで間違いないかと。
まだまだ愛車のオーディオが古い等でFMトランスミッターが必要な人は多いかと思いますが、そんな人たちに活路を見出してくれた製品だと思います。
今回紹介したFMトランスミッター
JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー) 意匠取得 FMトランスミッター Bluetooth 5.0
3連シガーソケットもおすすめ
実はJAPAN AVE.の製品を購入したのは今回が初めてではなく、過去に3連シガーソケットも購入しています。
こちらも表面素材の質感が高く、電圧測定ディスプレイ部の上品な白色発光も気に入りました。作りがなんというか丁寧です。
FMトランスミッターとシガーソケット2品を通して、JAPAN AVE.はよいカーグッズメーカーだと再確認しました。
JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー) 【 Quick Charge 3.0 搭載 】 シガーソケット 3連 USB
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