米サンフランシスコで開催されている「GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2016」にて、本日2016年3月16日に、プレイステーションVR(PSVR)の発売日/価格が発表されました。
新たに発表された最新情報および、「プレイステーションVRとは一体何なのか?」の疑問に答えるべく、特徴・概要をここで改めてご紹介していきます。
※6月14日追記
PSVRの発売日は2016年10月13日で正式に決定。 Amazon等での先行予約は6月18日~。
1.プレイステーションVR(PSVR)最新情報、発売日は?価格は?タイトルは?
「GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2016」で発表された情報は以下の通り。(2016年3月16日現在)
・プレイステーションVR(PSVR)の発売日決定。発売は2016年10月13日。
・プレイステーションVR(PSVR)の価格決定。価格は44980円[税抜](399 USD/399 Euro/349 GBP)
・参入するゲーム会社などは国内外で230メーカー以上。
・プレイステーションVR(PSVR)に対応するゲームタイトルは、現段階で160タイトル以上。(2016年内には50タイトル程度が発売予定)
・「シネマティックモード」や「Live from PlayStation連携」など多彩なシステムを装備。※詳細は後述する。
など
発売日は予想以上に早く、10月には仮想世界が体験できる様です。価格はお手軽価格とは言えませんが、これまでのソニーヘッドマウントディスプレイなどは7万円程度していたため、それらに比べると意外と安めでしょうか。参入メーカーや対応ゲームタイトルの数も予想以上に多く、今後PS4ゲームを遊ぶ上ではかなり”もとのとれる”アイテムになりそうです。
2.プレイステーションVR(PSVR)の詳細
・プレイステーションVR(PSVR)の詳細スペックは以下の通り。
【製品名称】プレイステーションVR(PSVR)
【型番】CUH-ZVR1シリーズ
【発売日】2016年10月
【販売価格】44,980円(税抜)(米:399USドル、欧州:399ユーロ、英:349ポンド)
【大きさ】
VRヘッドセット:幅187 ×高さ 185 ×奥行き 277 mm、重さ610g
プロセッサーユニット:幅143 ×高さ 36 ×奥行き 143 mm、重さ364g
ディスプレイサイズ:5.7インチ(ディスプレイ解像度1920×RGB×1080)、視野角約100度
【接続端子】
VRヘッドセット:HDMI端子、AUX端子、ステレオヘッドフォン端子
プロセッサーユニット:HDMI TV端子、HDMI PS4端子、USB端子、HDMI端子、AUX端子
プロセッサーユニット機能3Dオーディオプロセッシング、ソーシャルスクリーン(ミラーリングモード/セパレートモード)、シネマティックモード
【付属品】
VRヘッドセット × 1
プロセッサーユニット × 1
VRヘッドセット接続ケーブル × 1
HDMIケーブル × 1
USBケーブル × 1
ステレオヘッドフォン(イヤーピース一式)× 1
電源コード × 1
ACアダプター × 1
3.プレイステーションVR(PSVR)とは何なの?
出典:http://fukafuka295.jp/
さてプレイステーションVR(PSVR)についてイマイチよく分からない方もいますので、プレイステーションVR(PSVR)の特徴を改めてご紹介します。
プレイステーションVR(PSVR)というのは、ゴーグルやメガネの様に顔に付けて映像を楽しめるディスプレイ機器です。これまでテレビやゲームの映像というのは、テレビモニターを介して観る形でしたが、プレイステーションVR(PSVR)を使う事で、それが更に大画面で体感でき、そしてまるで目の前にあるかのようなVR(ヴァーチャリアリティ)映像体験ができます。
さて、プレイステーションVR(PSVR)以外にも、”ヘッドマウントディスプレイ”と呼ばれる製品がソニーやオキュラスリフトなどから発売されています。ただ、今回のプレイステーションVR(PSVR)は、従来の製品より、価格が安い、軽量、システムが豊富、そして何よりPS4ゲームに正式対応しているという事が大きな強みとなっており注目が集まっています。
従来のヘッドマウントディスプレイ↓
4.プレイステーションVR(PSVR)でなにができる?
さて・プレイステーションVR(PSVR)を買うと一体なにができるのか。プレイステーションVR(PSVR)で出来る事やメリットは以下の通り。
・PS4ゲームがヴァーチャリアリティで体感できる
プレイステーションVR(PSVR)は、「シネマティックモード」というシステムで、PS4のゲームをヴァーチャリアリティで体感できます。これが最大のメリットであり強みです。
単にPS4のゲームを大画面で観れるだけでなく、ゲーム内の世界を360度の視覚効果で楽しめます。(ただしPSVR対応タイトルのみ)例えば3Dアクションゲームであれば、これまでは操作キャラクターの視点をコントローラで操作していましたが、プレイステーションVR(PSVR)を使うと、自分の頭を右に向ければ、キャラクターの視点が右側に移る、左に向けば左に移るといった、現実と連動した視覚効果が楽しめます。PS4の美麗な3D映像も後押しし、視覚的には完全にヴァーチャリアリティの世界に突入です。
さらにPSVR対応が予定されているグランツーリスモシリーズ最新作「GTSport」では、すでに発売されているハンドルコントローと組み合わせる事で、視覚+腕+足まで使ったヴァーチャリアリティ体験が可能となります。
またPS4に付属されているソーシャルコンテンツ「Live from PlayStation」とも連携できるため、他人のプレイしている映像をプレイステーションVR(PSVR)で楽しむ事もできます。
プレイステーションVR(PSVR)が良くわかる動画↓
迫力の大画面体験
プレイステーションVR(PSVR)を使うと、最大225インチ(横幅5メートル)のスクリーンが2.5メートル先にあるように感じられるようです。
ホームシアター(プロジェクター)でも現在家庭用ですと150インチ程度くらいが目安となるため、それ以上の大画面を体感できる訳です。またプレイステーションVR(PSVR)の場合、奥行きがある映像となる様ですので、ただ画面が大きいだけでなくその場にいる様な立体感も体感できる事でしょう。
ゲーム以外ももちろん楽しめる
プレイステーションVR(PSVR)はPS4ゲームの映像だけでなく、TV番組、DVD、ブルーレイなど様々な映像メディアが大画面で楽しめます。また本体もコンパクトなため、ベランダで楽しんだり、ベッドで横になりながら楽しむなど、場所を問わず大画面映像を楽しむ事ができます。
バッテリーが販売されれば、屋外でも携帯して使用できるかもしれません。(少し勇気がいるでしょうが笑)
5.プレイステーションVR(PSVR)のデメリットは
プレイステーションVR(PSVR)のデメリットやリスクとしては、視力でしょう。
私は専門化ではないので、プレイステーションVR(PSVR)が視力にどう影響を及ぼすかははっきりと述べられませんが、やはり従来のTVやパソコンより更に近い位置でモニターを見る事となるため、長時間の使用は視力を落とし、目が悪くなる原因となるかもしれません。
ただ視力は常に目を動かしたり、ピントが動いたりしていればモニターの近さは関係ないという解釈もある様ですので、プレイステーションVR(PSVR)でPS4のゲームを行い、常々色々な方向に画面を動かしていればそこまで視力には影響ないのかもしれません。
また、プレイステーションVR(PSVR)は顔の上から目の上から被せる形とりますので、構造上メガネをしながら使うのは難しそうです。
6.プレイステーションVR(PSVR)対応ソフト
今後発売される、プレイステーションVR(PSVR)対応PS4ソフトの一部をご紹介していきます。
・RIGS
ソニーコンピュータエンタテイメントから発売予定の「RIGS」。
人型兵器3対3のバトルを、PSVRをフルに使い楽しめるようです。e-sportsの展開も予定されているとのこと。
・GTsport(GTスポーツ)
グランツーリスモシリーズの最新作となる「GTsport」。PSVRにより走行中の視野変更などが自由自在に行えるようになり、より現実に近いスポーツドライブが楽しめます。
PSVRの起爆剤となり得そうなタイトル。発売は2016年内予定、PSVRと同時発売?
□関連記事
【事前解剖】新作グランツーリスモ「GTSport」、2016年内にPS4で発売決定
・サマーレッスン
バンダイナムコゲームスから発売予定の「サマーレッスン」。
PSVRを使い女の子達と触れ合える新時代のギャルゲーム?。こちらもプロモーションが積極的に行われておりPSVRの起爆剤となりえるタイトルです。発売は現在未定。PSVRと同時発売?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この様にプレイステーションVR(PSVR)はこれまでにない映像体験ができる画期的なアイテムです。今後発売されてくるPS4ソフトはグラフィック自体も更に綺麗になるかと思いますので、ついに仮想世界というのがはっきりと体験できるかもしれません。
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