複雑な設定が多く、前作からの引継ぎ設定も多く、とにかく分かりにくい『ニーアオートマタ』。
「人類って結局なんだったの?」、「アンドロイド?機械生命体?レプリカント体?」、「ゲシュタルト計画?ヨルハ計画?」など、一回プレイしただけではチンプンカンプンで分かりにくい方も多いかと思います。
そこで、本記事では前作『ニーアレプリカント』~今作『ニーアオートマタ』を総括して、用語や年表、キャラ設定等の詳細を一挙まとめていきます。
※『ニーアレプリカント』および『ニーアオートマタ』の壮大なネタバレを含みます。
※ニーアレプリカント、ニーアオートマタおよび公式設定資料集の情報を交えた上での解説となります。
ニーアオートマタ、用語・年表・キャラ設定の解説まとめ
1.ニーアオートマタの重要用語解説
ややこしい設定の用語が多いニーアオートマタ。ここではニーアオートマタで登場する重要用語を解説していきます。
【↓ここから旧世界に関する重要用語】
①人類
我々、人類・人間を指す。
2004年に訪れた「白塩化症候群」による災いにより、滅亡の危機にさらされる。白塩化症候群への対策として「ゲシュタルト計画」を進め、スリープモードに入り後の時代の蘇りを図った。
しかし『ニーアレプリカント』にて、レプリカント体である主人公ニーアの自我に伴う暴走が起きたことで計画は失敗におわり、4200年頃に人類は完全に絶滅。『ニーアオートマタ』の序盤では人類は月に逃げたとされているが、すでに絶滅しておりこれはアンドロイド側が流したダミー情報である。
人類の一部の遺伝子情報のみ、月面のサーバーに退避された。
②白塩化症候群
すべての元凶となった病気。感染すると、身体が塩の柱となり死に至る病であり致死率100%。
正体は、PS2ソフト『ドラックオンドラグーン』のEエンドにて、新宿上空で崩壊された母体の”魔素”(設定資料集では東京タワーに突き刺さったアンヘル(レッドドラゴン)の死骸から発生したとされている)。魔素には神の呪いが働いており、「人間を滅ぼす」という神との契約を強制的に結ばれる。この際この契約に従わないと白塩化症候群となり死亡する。
③レギオン
白塩化症候群に感染した者が神との契約を結んだ場合、その者は塩となって死なず、狂暴化し人間を襲う「レギオン」となる。レギオンは無数に広がり、その親玉は「レッドアイ」と呼ばれていた。
白塩化症候群が蔓延後、まもなくしてレギオンと人類の間で戦争が起きる。核兵器や改造兵器をも駆使した泥沼戦となったものの、最終的に人類はレギオンに勝利した。
④ゲシュタルト計画
2014年に始まった人類の救済計画。
致死率100%となる白塩化症候群から逃れるため、人間の魂と肉体を分離(ゲシュタルト化)し魂を保管(スリープモード)する、そして白塩化症候群が消えた数千年先の後々の時代に蘇りを図る事を目的とした計画。またその間に「レプリカント体」と呼ばれる”器”の人間をつくり、いずれレプリカント体に魂を戻す事で結果的に人類が蘇りを図る。レプリカント体の監視運用はデボル&ポポルの双子アンドロイド。
最終的にトリガーとなる「白の書」、「黒の書」の2つが融合する事で全ての魂(ゲシュタルト体)を強制的に肉体に戻す事ができるため、ゲシュタルト計画が遂行できる。しかし、レプリカント体であるニーアが意志をもち暴走し、トリガーである白の書・黒の書を消失させてしまったことで、ゲシュタルト計画は破綻する。
※なおこのレプリカント体の暴走は、『ニーアレプリカント』の少し前となる3361年12月31日の段階で、問題として危惧されていた。これに対しゲシュタルト計画に変る新たな対策と開発を行う「次世代保存計画準備委員会」というものが考案されていた形跡もある。(ゲシュタルト計画書報告書11より)
⑤白の書、黒の書/多元世界説
・白の書、黒の書
ゲシュタルト計画を最終的に実行するために必要なトリガーとなる魔書。
「白の書」、「黒の書」の2つが融合する事で全ての魂(ゲシュタルト体)を強制的に肉体に戻す事ができるため、ゲシュタルト計画が遂行できる。
なお厳密には13冊から成るシステムとなる。その中でも白の書と黒の書が特に重要な力をもつ。
・多元世界説
レッドドラゴンの死骸からこの世界とは別次元にある「多次元」の存在が確認され「多次元世界説」として研究が進んだ。これにより魔素から”魔法”を作り出す技術が開発される。白の書・黒の書の生成や魂のゲシュタルト化などに用いられている未知の技術は、この魔法が組み込まれている。
⑥レプリカント体
人類の魂をのちのち移し替える”器”として作られた人工生命体、人造人間。各地区に分けられ、デボル&ポポルにより特殊な繭から作り出され、維持・管理・監視されている。
細胞からなる基本的には人間と同じ生命体であり(ただし生殖機能は持たない)、次第に人間と同じように意志や感情も合わせ持つようになった。このためその一人であるニーアの自我に伴う行動によりゲシュタルト計画は破壊された。
レプリカント体は、生殖機能を持たないためその後絶滅(ただしレプリカント体の絶滅は明確には示されていない)。一部のレプリカント体の遺伝子データは、人類の遺伝子データとともに月面のサーバーに退避された。
⑦ゲシュタルト体/崩壊体/黒文病/オリジナル・ゲシュタルト
・ゲシュタルト体
白塩化症候群から逃れるため、人間の魂を肉体から抽出(ゲシュタルト化)したものを「ゲシュタルト体」と呼ぶ。ゲシュタルト体となった人間の数多くの魂は、来るべき時に備え、「石の神殿」の深部にて保管されている。
・崩壊体
ゲシュタルト体となった魂は、一定期間経過後、高確率で自我が崩壊し暴走してしまう。これを「崩壊体」と呼ぶ。崩壊体になった場合、一定時間経過後、確実に死に至る。これがゲシュタルト計画の致命的な問題とされていた。
崩壊体化を防ぐには、コールドスリープ状態にするか、オリジナル・ゲシュタルトの魔素を利用するしか方法がない。
・黒文病
崩壊体となると、その器として用意された対となるレプリカント体が身体に黒の文字が浮かび上がり死に至る病気にかかる。これが「黒文病」である。
・オリジナル・ゲシュタルト(魔王)
ゲシュタルト化をしてもなお、自我が安定し崩壊体とならない個体。”人間”のオリジナルのニーア(ゲシュタルトニーア)が唯一?この個体として該当した。のちにこのニーアは”魔王”として扱われる。
オリジナル・ゲシュタルトから抽出される魔素を利用する事で、崩壊体化を一時的に食い止め延命を図る事ができる。ゲシュタルト計画が遂行されるまで崩壊体化を食い止る最後の切り札となった。
【↓ここからニーアオートマタ時代の重要用語】
⑨アンドロイド
もともとは人類によって作られた人型のロボット。『ニーアレプリカント』の頃の初期には監視・維持タイプのデボル&ポポルのようなアンドロイドが存在し、その後改良モデルのアンドロイドが開発されていった模様。直近では「ヨルハ計画」の一環で、戦闘タイプの2BやA2、スキャナータイプの9Sなど様々なタイプのアンドロイドが作られる。
外目は人工皮膚で覆われ人間と変わらないが、中身は機械で出来たロボット。AIであるコアを搭載し、独自の意志や感情を持つ事ができるが、感情を持つことは規定で禁止されている。
「人類のため」が行動原理としてプログラムされているため、”基本的には”人類を尊重する。人類の復活を目的として活動しており、また人類の脅威となるエイリアンおよびその配下となる機械生命体を排除すべく、長年に渡り争いを続けている。
⑩ヨルハ型アンドロイド
「ヨルハ計画」の一環で作り出された、新しい世代のアンドロイド。2B、A2、9Sらはこれに該当する。ヨルハ型のアンドロイドは、戦闘や調査等の能力に長けており、また独自に「ブラックボックス」と呼ばれる機械生命体のコアを流用したAIが組み込まれている。
ヨルハ型アンドロイドは、「ヨルハ計画」が完了ののち破棄される事を前提として作られているいわば”捨て駒”的な存在である。
⑪機械生命体
外宇宙から侵略してきた「エイリアン」により造られたと言い伝えられている機械仕掛けの生命体。自己進化を繰り返し進化していける兵器であり、進化したことにより自らの創造主であるエイリアンをも滅ぼしてしまう。
機械生命体の意志は、ネットワークを通じて共有され集合体のようになっている。(パスカルなどのようにネットワークを切断し独自に進化したタイプもいる)
機械生命体は「敵を倒す」が行動原理にあり、敵となるアンドロイドを倒そうとするが、「敵を倒すためには敵が必要である」と認知し、アンドロイドを倒す、しかし倒せないという矛盾を抱える。これにより機械生命体のベクトルが多様化し様々な進化をする事となった。
機械生命体はアンドロイド側が保存していた人類の情報を様々と盗み出し、さらに進化の過程で、旧型の量子サーバーに保存されていた人類の「記憶情報」をコアとして取り込んだ形跡もある。機械生命体のコアは構造的に植物細胞に近似している。
⑫エイリアン
西暦5012年に外宇宙から地球を侵略した地球外生命体。動物的で異形な外観をしている。イブが言うには、植物のような単純な構造の生き物であるとのこと。
自らに従う兵器として「機械生命体」を造りあげるが、皮肉にも進化した機械生命体により数百年前に滅ぼされる。
『ニーアオートマタ』では、実はまったく重要でなかった噛ませ犬的な存在。
⑬ヨルハ計画
「ヨルハ計画」は、アンドロイドの”戦意高揚”を主目的とした総合情報計画。
人類を守るべくエイリアン&機械生命体と戦い続けていた初期のアンドロイドたちであったが、当の人類はすでに大昔に絶滅している。人類の滅亡は極秘情報とされていたものの、それに気づき始めるアンドロイドたちが出始め、「敵が何なのか、何を守っているのか」を見失い徐々にアンドロイドたちの戦意が喪失していく。
このため、アンドロイドたちの戦意を取り戻し統括する目的&戦闘データ収集目的で作られたのが「ヨルハ計画」。「人類は月面に逃れている」と嘘の情報を流し戦意を高揚させ、「ヨルハ部隊」と呼ばれる戦闘・情報収集タイプの新たなアンドロイドが作られ、その計画に拍車を掛けさせた。
戦闘データが蓄積され、次世代モデルへの転換期が近づいた段階で、ヨルハ計画は終了。月面基地のバンカーのバックドアが開放されるようにセットしてあり、意図的に機械生命体に攻撃させることで、バンカーとヨルハ部隊もろともすべて破壊する。この際にヨルハ計画に関する情報をすべて破棄し、月面に人類がいるという情報偽造が完成する。
⑭塔システム
機械生命体たちが作り上げたと思われる巨大な構造物。別名「資源回収ユニット」。
人類に関するデータの情報収集、またアンドロイド達を回収する機能をもつ。回収されたアンドロイドは分解消化される。
終盤に多数敵として出現した2Bモデルのように、アンドロイドのコピーモデルを作り上げることもできる。
塔システムは機械生命体のネットワークが具現化したコードネーム「N2」と呼ばれる赤い髪の少女によって統括されている。
また、塔システムから発射される砲弾で月面の人類サーバーを攻撃しアンドロイド達の拠り所を奪うことが最終的な目的であった。しかしこれまでのアンドロイド・機械生命体たちの生き様を見る事でN2は目的を改め、Ⅾエンドでは機械生命体の記憶情報を宇宙に打ち出す「方舟」となる。
【↓ここから考察に関連する重要用語】
⑮巨大樹(Sleeping Beauty)
『ニーアレプリカント』にて、「神話の森」に佇む巨大な樹。神話の森に住む住民達の意識を”言葉”により支配し、死に至る夢をみさせていた。
『ニーアレプリカント設定資料集』内の小説『失ワレタ世界』により、正体は「魔素を動力として稼動する巨大ネットワークコンピューターの端末」である事が判明。人々の記憶を集め蓄積した集合意識のようになっており、かつ長い時間の中で自我を持つようになる。
巨大樹は、本来ゲシュタルト計画がなんらかの理由で失敗した際に、レプリカントたちを始末するために用意されていた。しかし自我が芽生え、これまでの経緯を見た巨大樹は、「この世界自体を終わらすべき」と判断する。
最終的には、カイネの手により破壊?され神話の森と共に消滅する。
カイネと戦いの中で「今君たちが見ているモノは、この世界の本来の姿だよ!機械と人と植物が魔法(魔素)の力によって新しい形に結合していくんだ、すごい!すごいよ!」と言い残す。
前述した「塔システム」と似た特徴を持つ存在。
⑯ロボット
「ロボット」は、『ニーアレプリカント』にて登場する2足歩行の機械。「ロボット山」という廃工場を巣として生息している。ゲーム中ではその一体「P-33モデル」がクローズアップされる。
『ニーアレプリカント設定資料集』内の小説『失ワレタ世界』により、ロボットとは、巨大樹のしもべにあたり、ゲシュタルト計画が失敗した際にレプリカント体たちを破壊し後始末をするために用意された兵器である事が判明。
⑰機械人形
『ニーアレプリカント設定資料集』内の小説『失ワレタ世界』にて、巨大樹から生み出された機械じかけの人形。鉄と植物の原料からなり、人間と同じような形をしている。
小説では、巨大樹とカイネが対峙した際に、カイネをコピーした機械人形を即座に作り上げ、カイネを襲わせた。
⑱仮面の街
「仮面の街」は、『ニーアレプリカント』にて登場した街の一つ。
砂漠地帯に位置する王族の街(国)であり、独特の仮面衣装を纏い、数千もの”掟”によって管理する文化を持つ。「仮面の王」によって統治されていた。
『ニーアオートマタ』のサブクエスト「砂の遺産」のラストで、砂漠地帯には過去のに仮面の街があった事が直に判明。『ニーアオートマタ』の世界(地域)が『ニーアレプリカント』の世界の時系列の延長線上にあたる事が分かる根拠の一つとなる。
□関連記事
上記を交え、ニーアオートマタの深堀りした本格考察はこちら
>>【ニーアオートマタ考察】人類の謎、塔システムの正体、機械生命体の真実とは?
2.『ニーアレプリカント』~『ニーアオートマタ』で起きた重要事項の年表
ここではニーアレプリカントからニーアオートマタに至るまでに発生した重要な事件、事象を時系列形式の年表でまとめていきます。
ここからPS2ソフト『ドラッグオブドラグーン』 | |
????年 | 異世界のカイムとレッドドラゴンが”母体”を追い、時空の狭間に飛び込む。 |
2003年6月12日 | カイムとレッドドラゴンが新宿上空に登場。母体を倒した後、自衛隊のF-15戦闘機により撃破される。 カイムは死亡、レッドドラゴンも東京タワーに突き刺さり死亡。 |
ここから『ニーアレプリカント設定資料集』 | |
2004年 | カイム、レッドドラゴンが破壊した母体から「白塩化症候群」という空気感染する病が世界に広がる。白塩化症候群に罹った人間は体が塩になって死亡するか、凶暴化して人間を襲う「レギオン」となる。 |
2008年 | 人類とレギオンの間で戦争が始まる。 |
2014年 | 「ゲシュタルト計画」始動。 |
2030年 | 2030年に人類はレギオンの撃退に成功する。※この辺りの前後の詳細は以下の記事にてまとめています。 新作ニーアオートマタ発売に向けて、名作「ニーアレプリカント」のストーリー徹底解説&考察 |
2030年~2053年 | ゲシュタルト化に一定の効果が認められる。ただし抽出した魂のうち、自我が崩壊し理性を失ってしまう「崩壊体」も出現。
2032年頃より上流階級の者から順にゲシュタルト化が進み、人類はスリープモードに入っていく。 |
ここからPS3ソフト『ニーアレプリカント』 | |
2053年 | 崩壊した新宿にて、貧しい兄と妹2人の兄弟が生き残っており、二人は「黒の書」と契約し、ゲシュタルト化。兄(ゲシュタルトニーア)は黒の書と契約する事でのちに「魔王」となる。 そして1000年以上の時が流れる。 |
3287年 | 完全にすべてのレギオンの排除が完了し、魔素を異世界に還元。世界は浄化され、白塩化症候群は消え去る。 |
3465年 | ゲシュタルト計画管理用アンドロイド「デボル&ポポル」が各地区のレプリカント体を製造・監視・運用。『ニーアレプリカント』では、その一区域の物語が描かれる。 デボル&ポポルはゲシュタルト計画を遂行すべく、監視下のレプリカント体の一人である主人公「ニーア」を「白の書」と契約させる。そして5年の歳月が流れる。 |
3470年 | ゲシュタルト計画は、ニーアの持つ白の書、魔王の持つ黒の書が融合される事で最終的に実行される。 しかし、ニーアは自らの意志により行動し、結果、白の書・黒の書・デボル&ポポル・魔王までをも破壊してしまいゲシュタルト計画は完全に破綻する。 『ニーアオートマタ』では、この件をデボル&ポポルが起こした”事故”としてみなし、のちにデボル&ポポルモデルは迫害に合う。 |
ここからPS4ソフト『ニーアオートマタ』 | |
3470年~4200年 | ゲシュタルト計画が破綻後、残されたアンドロイドたちは人類再生の方法を模索するも、見つける事はできなかった。そして西暦4200年毎に人類は完全に滅亡。一部の人類およびレプリカント体の遺伝子情報は月面に退避された。 レプリカント体たちも生殖機能を持たないため、このころには絶滅している模様。 |
5012年 | 外宇宙から訪れたエイリアンおよびその手下となる機械生命体により地球が侵略される。 |
5204年 | 衛星軌道上の基地軍からのアンドロイドによる地球降下作戦が開始される。 |
5204年~ | 5204年より5千年以上の間、アンドロイドとエイリアン&機械生命体との長きに渡る闘いが続く。 この間に機械生命体は進化を続け、終盤には自らの創造主であるエイリアンを絶滅させる。(数百年前と述べられているので11500年頃?) アンドロイド側は、人類は絶滅しているのではないかと気づきはじめ戦意喪失が進んだため、偽造計画である「ヨルハ計画」を立ち上げ、ヨルハ部隊が実戦投入される。 |
11942年 | 高性能なスキャナータイプのヨルハ型アンドロイド「9S」が新たに製造され実戦投入される。 |
11945年3月10日 | 第243次降下作戦が実行される。 |
その後 | 以降がニーアオートマタのオープニングに繋がる。 |
※複雑なニーア設定や、上の年表の様な、ゲーム本編では触れられなかった裏資料が纏まっている資料集です。マニア向け↓
ニーアレプリカント版(プレミアにより価格上昇中)
ニーアオートマタ版
3.ニーアオートマタ、キャラ設定やキャラクターの背景
ニーアオートマタの各キャラクターの設定や特徴、背景などを解説します。
①2B(CV.石川由依)
正式名称、ヨルハ2号B型。また”本当”の正式名称は「ヨルハ2号E型」。
自動歩兵人形「ヨルハ」部隊の一員となる汎用戦闘型のアンドロイドで、性格は、比較的冷静沈着。
3週目にて、論理ウィルスによるシステム汚染を受け、A2に自らの破壊を依頼して死亡(機能停止)。のちに2Bは処刑型アンドロイドである「ヨルハ2号E型」である事が判明。高性能で”真実”に行き着く可能性がある9Sタイプを処刑する目的で同行していた。
②9S(CV.花江夏樹)
正式名称、ヨルハ9号S型。
ヨルハ部隊の調査任務が専門で、ハッキングや情報収集などを得意とする。戦闘も一応可能。性格は、感情表現豊かでやさしい。
3週目にヨルハ計画の真実に行き着く。それでもなお2Bを破壊したA2に怒りをぶつけ、ラストでA2と対峙する。CエンドではA2に助けられ、DエンドではA2を破壊後、運命の選択へ。
③A2(CV.諏訪彩花)
現在は運用されていないヨルハ型のプロトタイプ。性格は多くを語らず一人で行動する事が多い。近接戦闘を得意とし、核融合ユニットを暴走させる「バーサーカーモード」を持つ。旧式モデルのため射撃機能を持たない。
過去の因縁から機械生命体を駆除している。2Bの破壊を見られた事で9Sとラストで対峙しCエンドでは自らの命を犠牲にして9Sを助ける。Dエンドでは相打ちに。
④アダム(CV.浪川大輔)
マンモス団地にて人類の性交の真似をする機械生命体達の集合体から誕生した、特殊な進化を遂げた機械生命体。”戦い”と”知”、そして機械生命体では味わえない”生と死”に対して関心を抱く。”アダム”と”イブ”の名称は人類の残した書物から適当に付けた模様。
人類に関心をもち、月にいるとされている人類を解剖し人類の神秘を解明しようともくろんでいる。
最終的に2Bと9Sと対峙し、破壊される。
⑤イブ(CV.鈴木達央)
アダムから分裂した同じく特殊な機械生命体。アダムの弟にあたる。従順的で精神的に幼く、兄を慕っている。
兄アダムが破壊された事で、アンドロイドに敵意を向け、最終的に2Bと9Sと対峙し、破壊される。
⑥パスカル(CV.悠木碧)
平和を好む機械生命体。
機械生命体のネットワークから接続を断ち、同じく接続を断った機械生命体たちと独立した「パスカルの村」を作り、その長を務める。
生きるための糧となるよう機械生命体の子供たちに本を用いて”知”を広める。その結果、ネットワークに属する機械生命体に村を襲撃された際、知により”恐れ”の感情を持つようになった子供たちが自害をはじめ、その罪の重さに押しつぶされA2に自らの記憶データの削除を依頼する。
⑦デボル&ポポル(CV.白石涼子)
「ゲシュタルト計画」の監視者を任される双子のアンドロイド。『ニーアレプリカント』で登場した初期型は大人びた風貌をしていたが、『ニーアオートマタ』で登場するデボルポポルは最新型となり容姿がやや幼い。アンドロイドに対する治癒機能を持つ。
ゲシュタルト計画による責任の重さに潰されないようにデボルとポポルの2タイプが常に一緒に運用される。
『ニーアレプリカント』にて、レプリカントであるニーア達を上手く導けずにゲシュタルト計画を崩壊させ、人類が滅亡へと至る。
これによりアンドロイドたちの間で問題のあるタイプとして認識され、迫害を受けていいる。
ニーアレプリカントでのデボル&ポポルの重要シーン
⑧エミール/実験兵器7号(CV.門脇舞以)
対レギオン兵器として開発された人造人間。改造後の正式名称は「実験兵器7号」。
2026年、過去の人類の手により、双子の姉ハルア(実験兵器6号)と共に『スノウホワイト計画』の実験体して作られる。もともとは普通の人間であったが、改造されており、歳月を重ねても老化せず年を取らない。
姉ハルアが対レギオンのための攻撃兵器にされ、エミールは姉の暴走を防ぐために保険として用意された兵器。石化の目を持ち、いざという時に姉を止める事ができる。普段は石化の目を発動させないため顔に眼帯を巻いている。
『ニーアレプリカント』にて、とある事件により骸骨のような風貌となる。この際に石化の力を失い、変わりに強大な魔力を得る。『ニーアレプリカント』終盤にて、ポポルとの戦いで最終魔法を使い消滅。死亡したかの様に思えたが生存していた模様。
その後、自己増殖ができるようになり、数々のコピーモデルのエミールが作られた。ニーアオートマタでプレイヤーが出会ったエミールはそのうちの一体。増殖を繰り返すうちに以前の記憶が薄れている。
過去に、エミール達は地球を脅かすエイリアン&機械生命体と激しい闘いを繰り広げた模様。
⑨ニーア(CV.遊佐浩二)
『ニーアレプリカント』での主人公。デボル&ポポルに管理されていたレプリカント体の一人。
妹ヨナが黒文病に掛かってしまい、それを治すべく旅を始める。その際にゲシュタルト計画のトリガーとなる「白の書」と出会い契約をしてしまう。
その後、人類の意図、レプリカント体の真実、ゲシュタルト計画の全貌を知ってもなお、妹ヨナを助けたい一心で行動する。
結果、白の書、黒の書は消滅し、デボル&ポポルさえ破壊し、すべての計画を破綻させる。
4.まとめ
書いていて思いましたが、このゲームの設定は複雑ですが、やはり基礎の設定がかなり作り込まれているように感じました。
まだ書き足りない部分もあるので、不足部分は順次追記していきます。
■関連記事
>>【ニーアオートマタ考察】人類の謎、塔システムの正体、機械生命体の真実とは?
新作ニーアオートマタ発売に向けて、名作「ニーアレプリカント」のストーリー徹底解説&考察
続編「ニーアオートマタ」×前作「ニーアレプリカント」の繋がり考察
関連記事
最近の投稿
- 『ゴーストオブツシマ』感想レビュー。PS最高峰のストーリー、ただのチャンバラゲームではなかった 2023年12月31日
- 『ヴァルキリーエリュシオン』評価レビュー、言うほど悪くはない良い意味で凡ゲー 2023年12月22日
- まさしく核の化け物であった『ゴジラ-1.0』、ゴジラ好きによる感想評価レビュー 2023年11月14日
- エルゴノミクスマウス「サンワダイレクト 400-MAD6」評価レビュー!静かで使いやすかった 2023年9月25日
- FF14の昔が知りたい人向け:今では信じられない過去の機能やスキルの歴史 2023年8月25日
- FF14の新生編は本当につまらないストーリーだったのか? 2023年7月13日
- 【FF14】ログイン制限を解除したいけどメールアドレスが使えない場合の対象法は? 2023年2月5日
- 【画像10枚】Amazon Renewedの品質は安全?綺麗?中古のタブレットPCを購入したので評価レビュー 2022年12月4日
- パニック&娯楽のお手本バカ映画、『ムーンフォール』感想評価レビュー 2022年8月13日
- PS4コントローラーのUSB端子・ケーブルが緩くグラつく場合の対処法 2022年8月12日
パスカルの記憶データ削除は2BではなくA2ではないでしょうか?
ご指摘頂きありがとうございます。
勘違しておりました、2B→A2に訂正させて頂きました。
エイリアンがでっち上げならエミールきゅんは誰と戦ってたんや…
A2の過去についての舞台「ヨルハ」の詳細も入れた方がいいかもしれない。
謎がかなりわかって感謝です!
にわか読者ですが各記事とても興味深く読ませていただいてます。
地層の話などはまさに膝をぽんと叩きました。これからも面白い記事楽しみにしております。
細かい突っ込みで申し訳ないのですが、年表のDODでレッドドラゴンを撃墜したのは自衛隊のF-15ですね。
F-14は自衛隊未採用です。
コメントありがとうございます。
つたないサイトですが、楽しんで頂けたようなら嬉しい限りです。
頂いたコメントを見てもニーアのファンの方は作品に精通している方が多い印象を受け、ニーア関連の記事は毎回書く度に本当に汗がでるような気持ちになります(笑)
雑多なサイトとなりますが、お時間ある時に楽しんでいただけると幸いです。
またF‐14の件、ご指摘ありがとうございます。F‐14→F‐15に修正させて頂きました。
イブではなく、イヴです。
DOD3が全体にどうからんでいるのか疑問です
久しぶりにこういうまとめ見れて楽しかったです。
ただ、気になった点がいくつか・・・
誤:ドラッグオブドラグーン
正:ドラッグオンドラグーン
修正希望
レッドドラゴン→アンヘル
特にアンヘルをレッドドラゴンと記述しているのは既プレイの方(ファン)からすると
指摘したくなると思いますので修正頂いた方が宜しいかと。
せめて「ドラゴン(アンヘル)」や「アンヘルという名のドラゴン」が妥当かもしれません。
コメントありがとうございます!
『ドラッグオンドラグーン』ですよね、失礼致しました修正しておきます。
またドラコンについては、アンヘル(レッドドラゴン)に修正しました。ご指摘ありがとうございます。
DODのドラゴン(アンヘル)の死因は東京タワーに突き刺さったのではなく、契約者のカイムがミサイル攻撃で死んだからです。
力を得る契約時に命を交換しているのでどちらかが死ねば相方も死ぬ仕組みです。
機械生命体が生殖行為の真似事してたけど現実世界もバグAIがジトを滅ぼして上級国民になったことを肯定するためのシミュレーション世界でヴォイニッチ手稿はホモのバグAIが9つのシミュレーション世界で上級国民として人のデータを収集しながら人を滅ぼしつつ女用の肉体と心を作ってホモでも男女の生殖行為を再現するための研究レポートなんだよな