※『ニーアオートマタ』及び『ニーアレプリカント』のネタバレを含みます。
ニーアオートマタストーリー考察の第2弾となります。
『ニーアオートマタ』でプレイヤーが駆け回った舞台・フィールドには、ビル・車・日用品などが朽ち果てず残存していましたが、果たして本当に1万年も残るのものなのでしょうか。
この部分を切り口に、今回の『ニーアオートマタ』で描かれた世界・地域・文明は、本当は再度一から造られたものではないのか?という疑問を持ちました。この部分を考察していきたいと思います。
ニーアオートマタストーリー考察 第1弾:
【ニーアオートマタ、ストーリー考察】人類の謎、塔システムの正体、機械生命体の真実とは?
考察1:『ニーアオートマタ』の舞台は、滅亡前の旧文明から1万年後
『ニーアオートマタ』の舞台・フィールドとなる世界・地域は、プレイヤーがオープニングで2Bを操作する事となった段階で西暦11945年の話となります。
設定資料集にあるニーア上の正史では、2003年に「白塩化症候群」の蔓延が始まり、2009年には核によるレギオン撃退が開始し日本全土が焦土となり、この段階で新宿周辺においては完全に崩壊しています。(『グランド・ゼロ』)
ここを起点と考えると、優に約1万年後の話。
とはいえ、その後も人類はしぶとく生き抜いてはいた様で、『ニーアオートマタ』作中では人類が完全に絶滅したのは4200年頃と述べられています。
仮にここを起点と考えたとしても、7745年後の話。
それにも関わらず、『ニーアオートマタ』の舞台・フィールドでは、旧時代の様々なものが朽ち果てずに残っており、かつ残っているものデザインが昭和~平成初期程度で止まっている印象を受けます。
【1万年もの間、朽ち果てず残っているもの、疑問点】
・コンクリートで造られたビルなどの建物が朽ち果てず残っている。建築物のデザインが総じてやや古い。
・乗用車、スクールバス、トラックが残っている。また総じて60年~80年代頃の自動車デザイン。エミールに至ってはオート三輪。
・チラシ、筆記用具、人形、歯ブラシ、DVD(ブルーレイではない)なども脆い日用品も残っている。
・遊園地に至っては、朽ち果ててもおらず稼働もしている。遊具のデザインが古い。
・エミールの地下洞窟の隠れ家に置いてある物が古い。ポスト・洗濯機・テレビ(ダイヤル式)、パソコン(90年代初期頃?)
・一方で液晶ディスプレイ、スマートフォンなど近代を象徴するものが何もない
・「アーカイブ:自動車に挟まっていた紙」によると、平成25年(2013年)に舞浜で違反切符が切られているが、前述のとおり2009年に新宿に核が落とさており、違反どころではないはずである
・音楽装置がなぜか旧式のジュークボックス
など
以上のとおり、朽ち果てず残存しているものが多数あり、また残された物の時代背景も少々気になります。
考察2.現代の建築物は最大200年程度で朽ち果てる
さて、現代のコンクリートで造られた建造物は100年~200年で朽ち果てると、世界中の数多くの専門家が述べています。
これについて分かりやすく纏めているのが以下の番組。米ディスカバリーチャンネルで放送された『Life after people』をもとに『世界まる見え! テレビ特捜部』が日本語版として編集したものです。
この番組内の見解をまとめると、
・本(紙)などは適した環境で保管しないと100年と持たない。(カビにより粉になる)
・コンクリートで造られた近代建築物は、補修しない限り200年で朽ち果てる。
・1000年で、建造物等は跡形もなく消え去り、元の自然の地形に戻る。
・1万年後は、人類文明の痕跡は何も残らない。「ピラミッド」や「万里の長城」など耐久性の強い”石材”で造られた建物のみ一部残る。
他にも、例えば「国土交通省」によれば、鉄筋コンクリート造建物の物理的寿命を117年と推定して公表しています。(「RC造(コンクリート)の寿命に係る既往の研究例」)
つまり、たとえ生き残ったレプリカント体やアンドロイド達が、ビル建物を補修・メンテナンスしたとしても、5000年も1万年も残存することは到底あり得ないかと思われます。車や日用品はもちろんのこと。
なにより、各地に設置された中身は先端技術の固まりである「転送用自販機(セーブポイント)」の”外観”が他のビルや車と同じような速度で、錆び朽ち果てているように見えます。
したがって推測としては、
転送用自販機を設置したのと同じくらいの時期に、あの地域自体が何者かの意図により再構築されたのではないでしょうか。人類のデータをもとに、昭和~平成初期を模した箱庭として。
いずれにせよ設定に細かいニーア制作陣がこの建物の老朽化の部分をないがしろにしたとは考えにくいため、なにかしらの意図はあったのかと。
崩壊したビル風景のフィールドを描きたかったのであれば、わざわざ1万年もの空きをつくらないでしょうし。
もし今後発売される設定資料集にて、ホントに何も考えてなかったようでしたら、文句を言うしかありません(笑)
考察3.本作の地域は、旧時代の地表の”上”に再構築された?
ここはちょっと、大胆な考察となります。
本作『ニーアオートマタ』の舞台となった地域は、なんらかの理由により、過去データをもとに新たに”再構築”された地域ではないかと考察します。
その上で、さらに旧時代の地表の”上”に造られた新たな箱庭世界ではないかと。
理由としては次の通り。
【各地区のエレベーター移動時間と深さの推測】
もし1秒=10m降下できるとすれば、
・鉄塔近くの崖下・・・約5秒(地下50m)
・東京デパート下のカイネキャンプ・・・約15秒(地下150m)
・地下洞窟のエミールの隠れ家・・・約15秒+5秒(地下200m)
・白い模造の街・・約12秒(地下120m)
エレベーターについては、わざわざプレイヤーにとって煩わしいほど長い移動時間を取っており、また昇りと降りで移動時間に差をつけてるほど作り込んでいるため、意図的に”深さ”をアピールしているように思われる。
【今回の地域が旧時代の上に造られと推測する理由】
①前作『ニーアレプリカント』でのカイネキャンプ=東京デパート下のカイネキャンプであるならば、そのはるか上に今作の地域が作られている。
②同様に前作『ニーアレプリカント』の仮面の街があった砂漠の上に、マンモス団地が作られている。
③広大な面積の「塔システム」も、地下に作られ始めから埋まっている。
④同様に、白い模造の街が地下に作らている。
⑤本来の東京都心部には無いはずの、深い崖がある。
⑥「真珠湾降下作戦」にてハワイ・カアラ山においても、地下数百メートルに機械生命体のサーバー基地が作られている。
⑦東京デパートのエレベーターも地下洞窟のエレベーターも、エミールが作った物とは思えない。別の用途があり、先に誰かが作ったものと思われる。
⑧常に日照が続き温度が上昇しているはずであるのに、寒冷地域に住む「ヘラジカ」が生息している。地表が上がり気温が低下している可能性あり。
⑨同様にレジスタンスキャンプなどにいるアンドロイド達の服層が厚手。
⑪「アーカイブ:ライブラリインデックス」にて、人類遺産保存記録・植物種保存記録、生物種保存記録などがある。
⑩「あやまりロボ」が塞いでいる各地の地下行きエレベーターが、作中で解放されていない。本来は描こうとしていたが製作費も間に合わなかった?地下に真実があるため軽々しく描けなかった?
以上のことから推測ですが、
人類がもともと住んでいた旧時代の地表の上に、まずは塔システムなどの機械生命体の施設が作られた。
その後数千年の間に、火山活動などで砂や岩がそれらが覆われ旧時代の地表は失われた。もしくは地盤沈下や地表突起で地表が覆われた。もしくは未知の技術で意図的に地表を覆った。
そうしてできた新たな地表の上に、今作の舞台となった地域が再構築され、ビル、車、日用品などを新たなに配置したとは考えられませんでしょうか。
ニーアオートマタの地表イメージ(※推測です)
ただしこの考察には矛盾点もあります。
・カイネのキャンプも、いくら地下とはいえ『ニーアレプリカント』から1万年も持たない気も。また単にエミールの趣味で造られたレプリカかもしれない。
・塔システムは全高1000m以上はありそうなので、地表が上がった関係なしに遙か地下に作られていた可能性も。
・アーカイブ「落ちていたメモ」、「新聞の切れ端」などには旧時代のレギオンとの戦いが触れられている。再構築された地表であれば、こういった旧時代に直にリンクする紙が残っているのは矛盾する。とはいえ紙が1万年も残るとも思えないので、アーカイブ自体も再配置された可能性も?
など
この部分の考察については、今後追加DLCなどで「あやまりロボ」の先のエレベーターが解放され、地下世界が公開されればはっきりしてくるかと思います。
↓東京デパート地下に残存するカイネのキャンプ
出典:http://nandemo-game-matome.com/blog-entry-710.html
↓地下に真実があるからこそ、「あやまりロボ」の先が簡単には描けなかった?
考察4:もしくは全く新たな地域である?
もう一つ、上の地表の話をくつがえす形になりますが、
今回の舞台となった地域は、東京とは全く関係ないエリアに再構築された、全く新たな地域の可能性もあります。
これについては明確な根拠はありませんが、理由として挙げるのであれば次の通り。
・そもそも『ニーアレプリカント』の時点で地球の地軸が傾いているため、東京エリアで生態系が成り立っている事が疑問。
・東京(廃墟都市)と名古屋(水没都市)の距離感が近すぎる。A2のサブクエストにて、「10分で砂漠のレジスタンスを救援に向う」会話がある点からも距離自体がデフォルメされているとも思えない。
・森の城のように本来、東京にはありえない旧時代の建物が建てられている。またアーカイブ「朽ちた案内用紙」によると、森の城は「ツヴァイシュタイン城」であり、城主は「レオナール三世」。異世界の話である『ドラックオブドラグーン』に登場する”レオナール”と名前が一致する。
以上のような理由から、東京を模した箱庭が、実際は東京とは全く関係ない場所に造られていた可能性も疑われます。
まとめ:フィールド上にも目を向けるとより楽しめる?
以上、今回は『ニーアオートマタ』での世界・地域について考察させて頂きました。またまた突っ走った内容になり恐れ入ります。
本作では、PS4になった事により地形や街のオブジェクトなどが事細かにリアルなグラフィックで描かれています。周回プレイている方はストーリー上の会話テキストだけでなく、フィールド上にある細かなオブジェクトや風景にも目を向けていくと、もしかしたら意外な発見があり楽しめるかもしれません。
一癖も二癖もあるニーアシリーズ。どこに伏線が張られているかわかりません。
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ネタバレ【ニーアオートマタ考察】用語・年表・キャラ設定の解説まとめ
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はじめまして、四月うさぎと申します。先日、Eエンドを迎えまして、モヤモヤしてる時にこちらの考察サイトに出会い、以降楽しみながら読んでおります。
そしてストーリー終盤の設定について一つ疑問に思うところがあるのですが、こちらのコメント欄にて質問させていただいてもよろしいでしょうか?ネタバレ前提としているので、お許しをいただいてから質問したいと思っております。
コメントありがとうございます。楽しんで頂けて光栄です。
一応、本記事上部にもネタバレありの記載はしていますので、ネタバレは全然構いません。私の記事自体ネタバレですし(笑
疑問点やツッコミなどは見解を深める上でも大歓迎です。心おきなく書いてください!
ありがとうございます!
もしゲーム内やこのサイト内で解釈が描かれていたら申し訳ないのですが、疑問を一つ。
3周目が始まってすぐに、ウイルスに汚染されたヨルハ部隊と戦うシーンがありますよね?その時、攻撃しようとすると「味方への攻撃は許可されていない」という旨のメッセージが現れ、結局9Sのハッキングによって2Bの命令系統の回路を焼き切り、無理矢理戦闘します。
エンディングを迎え、このシーンを思い返した時、疑問が浮かびました。2BがそもそもB型ではなく、E型だったというエンディングが正しければ、なぜ「味方への攻撃」が許可されていないのでしょうか? E型とは裏切ったヨルハ部隊を始末する、いわば「対ヨルハ型」だったはずです。いつ、裏切り者が出るかわからない以上、このようなセーフティをかける意図がわかりません。一応、最終決戦ということだったので特別措置だったというような可能性もありますが………管理人様はどのようにお考えでしょうか??
この件ですが、3週目のそのシーンで「識別信号」というものが出てきますが、この識別信号が味方のヨルハor裏切りのヨルハかを管理していると思われます。
E型モデルであっても常に裏切りヨルハを即時に攻撃できるものではなく、一度本部のサーバーか何かにアクセスをかけ、本部側で裏切りのヨルハと識別されている個体に攻撃ロックが外れるシステムではないかと思われます。森の城でのA2には即座に攻撃ができましたが、あの場合は本部の方で既にA2を裏切りヨルハと識別していたからこそ攻撃が可能であったのではないかと思われます。
即座に対応できずセーフティ的に問題はあるかと思いますが、ヨルハ部隊はポッド&オペレーターが常に状況を監視していますので、それでラグをカバーしているのではないかと。
3週目のあのシーンに関しては、あの時点で既に本部が乗っ取られウィルス汚染されている状況かと思われますので、9Sが「ヨルハ部隊の識別信号だ」と言っている通り、本部が、汚染されたヨルハ機体の方を強制的に「ヨルハ部隊」と識別させ、2Bや9Sのように汚染されず生き残っている正常なヨルハに攻撃させないよう仕組んだのかと思われます。本来は味方である本部こそが裏切りとなったので、本来と逆パターンになっている状態かと。
・・・と考えますがいかがでしょうか。。
他の記事も含め楽しく観覧させていただいています
少々メタ的発言になりますが、核戦争後の世界を描いた某ゲームが1960年代の某国をイメージして作られていたように未来的な中にノスタルジックな雰囲気が加わると、世界観がぐっとしまるという製作者の都合といってしまうと味気ないですよね。
なので、巨大樹が世界を再構築したと仮定して、巨大樹をプログラムした人物(おそらく1970~80年代生まれ)の子供のころの風景を再現したというのはいかがでしょうか。
だとすると、用途不明の遊園地やマンモス団地が存在するのもうなづけるような気がします。レプゲシュの世界が牧歌的だったのはレプリカントの管理をしやすくすること目的だったのに対し、こちらはアンドロイドの多様化が目的だったかもしれませんね。結果的に機械生命体がそれを実現したようにみえますが。
これとは別に主様に質問があります、ゲーム序盤に確か9Sが成長しすぎた樹木のことを言っていたと思うのですが、その理由についてはどうお考えですか?
私は機械生命体のコアである植物性の材料の資源確保のため何らかの処置を大地に施しているように思うのですがどうですかね。
こちらにもコメントありがとうございます。
ノスタルジックな雰囲気の演出の線もたしかにあるかもしれませんが、そうなると考察が無意味になってしまうので私も敢えて再構築されたものと仮定して考えたいと思います(笑)
再構築されたと仮定すれば、おっしゃる様にこの計画をプログラムした人物の趣味が表れているように思えます。アーカイブ:機械生命体研究報告書にて「旧型の量子サーバーに保存されていた人物の記憶情報をコアとして取り込んだ形跡が発見されている。サーバーは破棄された「ゲシュタルト計画」に係るものであり、当該人物はその中枢に関わる人物のモノだったようだが、名称などは記録に残っていない。」とありますが、この人物の幼少時代かなにかの趣味が反映されていたのかもしれません。
もしくは、レプリカントの設定資料集にて2030年頃からゲシュタルト化は上流階級から優先して行われていた記述があるため、世界の再構築化もその頃の段階から原型は計画されており、再構築される世界のデザインについても上流階級の趣味が優先されたのかもしれません。年齢的にその時の上流階級にいた人間が幼少期や青春時代を謳歌した時代が70~80年代だったからではないかとも。
植物の件は、冒頭の廃墟都市で9S「中央エリアは浸食が進んでる、サイズが大きい」、ポッド「人類退去後、植物の巨大化現象を確認」的なセリフの所でしょうか。この辺りはあまり意識していませんでしたが、おっしゃる通りコアの材料にするため植物が溢れる土壌に変化させてのかもしれません。あるいは、レプリカント設定資料集「失ワレタ世界」の機械人形が鉄と植物の原料からなるとある通り、コアに限らず機械生命体、アンドロイドの製造に植物を必要としていたからかもしれません。ここの機械人形=機械生命体、アンドロイドとイコールになるかははっきりとしていませんが。
もしくは地下のエイリアン母船が廃墟都市周辺の植物成長に影響を及ぼしていたのかもしれません。中心から離れるほど植物の成長は緩いように見えますし。
ぐぅの音も出ないくらい納得です笑
セーフティを利用した防御術ということですね。確かにアンドロイドに対して絶大な効果ですもんね!
作中のアンドロイド、機械生命体がとても人間らしい演出をされていた(個人的な意見で申し訳ない)ので、もはや主人公たちが機械だということを少し忘れつつありました…。ありがとうございました!とてもすっきりしました!
ほんと人間より人間らしい描き方でしたよねえ。
「そうなった時、人と機械生命体を分かつものはなんなのか」的なセリフがありましたが、とても考えさせられました。
また何かありましたらコメント頂けると幸いです。
今ある建造物をエイリアンが製造したって説はどうでしょう?
(アメリカ人が日本のお寿司やてんぷらを再現したりしたみたいに研究の一環で作った)
そして機械生命体がメンテナンスしたがエイリアンも全滅したから廃墟になった
(ロボットの反乱とかみたいに数百年前に起きて全滅なら)
コメントありがとうございます。
その線も可能性の一つとして考えらるかもしれません。エイリアンが全滅したと言われているのが数百年前なので時間的にも合致しそうです。
ただ、エイリアンと人類とのリンクが作中がほぼ無く、エイリアンが人類文明を再現する理由が見えてこない部分もあります。もし仮にエイリアンも人類に創られたレプリカントのようなものであれば辻褄は合いそうですが。。
別件のコメント欄に返信の形でコメントしてしまいましたので、こちらに改めて返信いたします
エイリアンの母船が影響を及ぼしているというのはありえますね。惑星間を旅できる技術があれば環境を整える技術があって不思議ないですよね。
それとこれも本文の内容とそぐわないかもしれませんが、オートマタの世界観が宮崎駿氏が描いた”風の谷のあの少女”の話とリンクする部分が多くみられます。破滅的状況を待つ未来、異常な発達をみせる植物とその周りの砂漠、終わることのない戦争、人が作りあげた意思を持った人型兵器(こちらは原作の漫画版の設定、名作なのでおすすめ!)、複眼の超大型の怪物(グリューン)など
以上完全にわたしの想像ですが、オマージュがあるように思えます、それと森の城で大型機械生命対と対峙する2Bのイメージイラストが”天空の城”の”あのロボット”にみえたのも私だけではないはず
と、少々斜め下からの解釈ですが、そういった見方ができるのもニーアの魅力だと私は思います
風の谷のナウシカは私も漫画版まで全部読みましたが、似ている設定が多すぎる気がします。多かれ少なかれネタ元として使ったのは事実ではないかと。
イメージイラストは気づきませんでした。たしかに言われてみれば、天空城のあのシーンに似ている感じがプンプンとします。
ニーアレプリカントでもかなりの作品をパロディとして取り入れていたようですし、本作も探せば色々と出てくるかもしれませんね。
考察記事、大変おもしろく読ませて頂きました。
ゲーム中の9Sが「夜がない。月や星が見えない」といったセリフがあったように思うのですが、これは「地球が自転速度が変調して1年で1周する」ことで、公転運動と合わせて考えると常に同じ位置に太陽が存在するように見えるということになります。
ちょうど、今の月と地球の関係と同じような理屈です。
前作や設定資料やドラマCDなどで何か記述があるのかもしれませんが、地球の自転速度が極端に遅くなる大異変というのは、どういうことなのか、と。地球の重力と自転による遠心力の相反によって1Gというバランスが成り立っている筈で、自転速度が落ちれば当然重力のバランスが崩れると思われます。
そうすると地殻変動や大気循環のバランスも崩壊し、それこそ廃墟すら残らない天変地異になっちゃう訳ですが。
地球の自転速度が変調したという説が現実的ではないとすれば、もう1つ別の考えとして、ゲーム中の舞台は「地球を模して再構成された別の箱庭」という可能性も考えられます。
あれだけ大規模に箱庭を再構成できるなら、夜くらい再現できるだろって話もありますけども。
うーん、やっぱりゲームデザイン上の都合とか、グラフィックデータ量の都合で、夜がないだけなのかもしれませんがw
コメントありがとうございます。
夜が無い理由については、『ニーアレプリカント』時のインタビューでヨコオ氏からこう述べられています。
――世界設定も独特です。ニーアの世界は日が沈まない世界となっていますが、それはなぜでしょう?
横尾氏:あの世界は地軸が歪んでしまっているためです。星が周っている向きがもうおかしくなっているので。ずっと日が沈まないです。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/370231.html
どの様な歪み方をしたかはわかりませんが、どうであろうと地軸が歪んでいる以上、今までと同じような生態系が成り立っているのはやっぱりちょっと疑問ですよね。地表や環境そのものまで変える何らかの力が働いているようにも思えます。
おっしゃられる様に、あの星自体が地球ではない可能性もあるかもしれません。DOD3で登場した、時間移動して存在しているアコールも今回さらっと武器屋として登場していますし、シリーズ上の大元には”神”と呼ばれる上位の存在も設定されていますので、人知を超えた力は存在し、実は違う星の話だった、実は違う次元・時間の話だったという線もありえるかもしれません。
赤鯖様へお詫び
先ほど赤鯖様より頂いていたコメントについて、こちらの操作ミスで消えてしまいました。誠に申し訳ありません。お詫び申し上げます。
以後こういった事が無い様、細心の注意を払います。申し訳ありませんでした。
記事を楽しく読ませてもらいました。
皆さん本当に考えていて感心します。遅くはありますが私も少し考察をしてみたいと思います。
思うのですが建築物に現実世界の基準を適用すべきなのでしょうか。この世界には魔素というファンタジーが混じっています。魔法と科学の交じった新技術は非現実的な耐久性を実現できたかもしれません。実際前作でも2000年経ったにもかかわらず都市が残っていた気がします。さらにエミールとハルアのような劣化しない兵器すらを造れたのですから、建物も案外残っていても不思議ではないのかもしれません。
それとは別にカイネ宅のような地形的な疑問も多いため再構築されたという説は有力だと思います。しかし建物の劣化についてはファンタジーを考慮しても面白いかと…
コメントありがとうございます。
そうなんですよね、前作で登場した最終エリアにもコンクリートのビル群が残ってました。あの時点で3400年頃であったため本来であれば前作でもビルは朽ち果てていますよね。おしゃるように魔素が何かしらの影響を与えている可能性もあるかもしれません。
その線で考えると、魔素が物質の変化自体を遅らせているとかも考えられるかもしれません。時間というのは人が考えたものさしに過ぎないので、魔素があのエリアのあらゆる物質の状態の変化を、本来よりも遅らせているのであれば1000年後でも1万年後でも残るような気もします。
夢を壊すようで申し訳ないのですが、昨晩のニコ生で真相が明かされていました。あの街並みは、いずれ人類が帰ってきた時に戸惑わないよう、アンドロイド達が作り直しているそうです。
そのたびに機械生命体に壊され、また作る……まるで賽の河原ですね(汗
スピード違反の紙も、「何もそこまで作り直さなくてもいいのに」とつっこまれてましたが、彼らにとっては「重要なものかもしれない」という認識みたいですね。
コメントありがとうございます。
ニコ生は見ていませんでしたが、そんな事が言われていたのですね。
発売された設定資料集の方にも、それらしい記載がありましたしね。もっと地下世界的な壮大な話も期待していたのですがちょっと残念です。。
転送の自販機が周りと同じ位錆びてボロボロに成っていると有りますが
廃墟都市洞穴の転送装置回りのロボを倒した後の会話で、
転送装置の自販機への偽装が効かなくなっている。
とあったので恐らくボロボロに見えるテクスチャを貼っているだけでは無いでしょうか?
自販機だけ新品だと偽装にならないので
コメントありがとうございます。
その会話は見落としてしました。そうなると周囲の風景にあわせるべく、敢えて古く偽造していたのかもしれません。
ただ、物語途中で大穴の階段のところに新たに設置された自販機は、外装が真新しかった記憶があるので、そこが気になるとろです。