記事公開日:2017年10月28日
最終更新日:2018年4月4日

その他

映画はしょせんは作りもの、だからこそ楽しめる

映画好きの、映画に対してのちょっとした戯言オピニオン記事です。

私は、小さい頃から映画好きです。
当サイトでは大作映画やアクション映画などをピックアップする事が多いので、「なんちゃって映画通でしょ?」と思われるかもしれません。

ただ、いままでジャンル問わず本当に沢山の映画を見て、心踊らされ、考えさせられ、笑い泣き、楽しませて貰いました。

その上で、映画はどこまで行っても作り物。ノンフィクション作品は除いて、その全ては作られた世界です。だからこそ楽しい。

そんなお話。

 

映画から何かを学ぼうとしていた

人生で初めてみた映画はなんだったか。

ちょっとハッキリと覚えてはいません。たぶん子供の頃に日曜洋画劇場とかでやっていた『ターミ―ネーター』や『スターウォーズ』とかそんな分かりやすい系の大作映画だったかと。

TVで放映される映画をつまみながら観ているうちに、いつの間にか映画の虜になり、「映画ってすごいな、面白いな」と思うようになっていましたね。そのうちTUTAYAでレンタルをするようになり、自分からも映画を探すようになりました。

思春期に入った頃でしょうか。それに拍車が掛かってきます。はじめは『ターミネーター』とか『スターウォーズ』とかそういう大作をこぞって観ていたのですが、いつのまにか恋愛映画とかヒューマンドラマ映画とか、すこし大人向けの映画に手を出していくようになりました。たぶん背伸びしていたんですね。

そして大学生になった頃でしょうか、爆発しました。時間もあり余っていたので、もう映画と名の付くもの全て、なんでも無差別に観ていました。新作映画はすぐに劇場に観にいき、レンタルショップに飾られている作品はほぼ7、8割は観ていたくらい。

特にミニシアター系の映画とか、フランスやイタリアのマニアックな映画とか、社会派の深い系の映画とか、そういう”通”っぽいのを好んでいましたね。

いわゆる典型的な映画好き人間。
観た映画の数で言えば、当時映画評論家とかより全然多かったと思います。

ただ、今になって考えると「それは本当に映画が好きだったのかな?」と思えてきます。

映画が好きというより、映画を観ている自分が好きだったんじゃないかと。

映画って、たとえば恋愛系の映画を見れば、まるで自分が映画のような大恋愛した気分に浸れますよね。たとえば社会派系の小難しい映画を観れば、まるで自分が高尚な人間になったかのような錯覚さえ感じられます。

たぶん、映画からそういったものを得ようとしてたんだと思います。自分が空っぽだったんですね。映画から何かを学び、映画で空っぽを埋めたい的な。自己啓発とも似たもの。

もちろん純粋に楽しくて観ていた作品もありましたが、やっぱりそんな余計な色眼鏡で映画を観ていた気がします。

「それは本当に映画が好きだったのかな?」と今思うと疑問を感じます。

 

映画はしょせんは作り物である

ただ、歳を重ねて色々経験していくうちに、映画はしょせんは作り物だって気持ちが強くなってきたんですね。

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映画は監督や脚本家、キャスト達の心や頭の中の世界が表れていますので、決して完全な偽物ではありません。そこから何かを学んだり、新たな発見があることもあります。

ただ、実際の実体験には変えられないものかと。

いくら大恋愛映画を観ても、恋愛をしたことがなければ恋愛の本当の素晴らしさや辛さはわからないですし、いくら悲劇のヒロイン大作を観ても、実際に困難や挫折に合わないと、その感覚ははっきりと分かりません。

それに気付いた時、やっぱり映画は作り物であり、映画は映画なんだなと思いました。映画を観たからといってもその主人公にはなれず、自分は視聴者なんだと。

だからといって映画が嫌いになった訳ではなく、むしろ前よりも映画が好きになった気がします。

なんというか、純粋に素直にエンターテイメントとして楽しめるようになったというか。余計な色眼鏡無しで観れるようになった気がします。

そんなこんなで、30代に入った私が今一番好きなのは、アクション映画やSF映画といった分かりやすい系の映画。結局そこに戻りました。今もジャンル問わず色々見てはいますが。

『ターミネータ―』とか『スターウォーズ』とか、そういう分かりやすい映画がやっぱり好きです。この辺は人それぞれだと思いますが、私は元々そういうのが好きだったらしく、結局そこに戻ってきました。

三つ子の魂100までと言いますが、結局は自分が直感で好きなものに返っていくのではないかと。だから以前より映画が素直に楽しめ、映画がより好きにもなった気がします。

まあ私もまだ人生半ばなので悟ったような事は言えませんが、結局はそういうものなんじゃないかなと。

 

高齢者になっても、一人映画館に足を運ぶようなおじいちゃんになりたい

学生の頃、渋谷の小さなミニシアターに70代ちかくのおじいちゃんが一人で観に来ていたのが今も印象に残っています。それも若者が観るようなこてっこての青春映画の初日公演に。

当時から「ああこういうおじいちゃんっていいな、凄いな」と思っていましたが、今思うと余計にそれを感じます。

たぶん映画が本当に好きなんでしょうね。

私も、70代、80代になっても自分の好きな映画は初日劇場に乗り込めるくらいのおじいちゃんになってみたいものです。

そうなった時が、本当の意味で映画好きと言えるんじゃないかなと思う次第です。

その時観る映画は果たしてなんなのでしょうか。私の場合はアクションやSF映画なのかな。ひょとして2周り3周りして恋愛映画や青春映画だったりするのかもしれません。

いずれにしても、純粋に映画を楽しめる人になっていたいですね。

あと『ゴジラ』は映画うんぬん以前に大好きなので、ゴジラは死ぬまで観るのかと。

あなたが人生の終盤で観る映画は、果たしてどんな映画でしょうか?

 

まとめ

以上、映画についてでした。

「お前わかってないなー」、「それ違うから」と思う方もいるかもですが、私は映画について今そんな風に考えています。

あと、映画でやっぱりいいものですね。

 

 

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