管理人の独り言日記です。
早いもので2017年も終わりに近づいています。
本年度の〆として、ブログの大きなテーマともなる「良い記事」について少し語ります。
当サイト「CSLBOOK」は運営から今年2017年末で2年半がたちましたが、
なんとか続いておりネットの片隅で生き残っています。
そして今年も全方向ジャンル無差別に、さまざまなタイプの記事を書きました。
さて、そんな中で常々考えていることがあります。
「何が良い記事なのか?」ということ。
今は個人でもブログやSNS等で文章を公開する機会が増えましたので、
おそらく多くの方が一度は考える大きなテーマではないかと。
私もこうやってブログを書いていると常々考えさせられます。
良い記事とはなんなのか?
これはかなり難しいテーマですよね。
・誰でも気軽に読める、分かりやすくシンプル書かれている記事
・親近感がある、その人のキャラクターや主観が表れている記事
が良い記事だという声もあれば、
・理路整然と必要なことが凝縮されている、客観的に述べられている記事
・専門用語満載+固い文体で書かれ、説得力のある記事
が良い記事だという声もあるかと。
・小説や文芸作品のような、美しい言葉で溢れた記事
・構成や流れが完璧で、惹き込まれるような記事
そんな美しさや芸術性のようなものを重視する人もいるかと。
・「共感」の得るような内容が書かれた記事
・過激で炎上要素のある記事
はたまた、共感やバス要素のある記事が良いという方もいるでしょう。
結局のところ良い記事というのは、
ジャンルや読み手によってそれぞれなのかなと思います。
ただそれで片づけると、それこそクソ記事になりますので、
一つ話をさせて下さい。
私は以前から「これは物凄く良い記事だ!」と思っていた記事が
一つだけあります。
戸田真琴official blog – まこりん日和 - シン・ゴジラ
http://blog.livedoor.jp/toda_makoto/archives/8996678.html
これは若干20歳のAV女優「戸田真琴」さんが書いた
映画『シン・ゴジラ』のレビュー記事です。
レビュー記事というよりは、感想文的なものですが。
私は『シン・ゴジラ』が好きでこの記事を知ったのですが、
読んでみたところ映画関係なしに引き込まれるものがありました。
何というか強く心に残り、時たま読み直しています。
それくらい良い記事です。
私一人では説得力が無いので、一つツイートを引用します。
シンゴジラのレビューは、何度見てもやっぱりこれが一番すごい
ゴジラも余り知らない20歳のAV女優戸田真琴さんが書いたものなのだけど、正直これに勝るものは今まで見たことない#シンゴジラhttps://t.co/TtZSXbYwaz— しゅみ(syumi) (@syumi_cs) 2017年11月14日
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上のツイートは、私がこの戸田さんの記事を紹介したツイートですが、
1万件以上のリツイートと2万件以上のいいね!が起きました。
私のような無名アカウントがツイートしてこれなので、
やはり多くの人が素直に「これは良い記事だ!」と思ったのではないかと。
さて、ではこの戸田真琴さんの記事は何が良いのか?
この記事は、
映画本編の内容をマニアが観ても納得できるほど的確な言葉で表しています。
しかもシンプルで読みやすい言葉で。そこも素晴らしいです。
ただそれ以上に
・謙虚に引き込んでいる
・答えを読み手に委ねている
この2つが、この記事の魅力だと思っています。
記事というのは自分が主役になるので、
「自分はこう思う、自分はこうだ」、「自分は専門家だ、わかっている」って自己主張が激しくなり易いですよね。
ただそれが激しくなり強要にまでなると、
読み手は置いてけぼりになり「ぽかーん」となってしまう。
一方で何のスピリットもない記事であると薄く感じられ、
逆に読み手は離れる。
そんなジレンマのようなものがあるかと思います。
だけれども、この戸田真琴さんの記事は自分に謙虚なんですよね。
映画本編を立て力説を説いているにも関わらず、自分に素直で謙虚。
それで、他人には描けない内面世界に引きずり込んでいます。
さらに加えて、答えを読み手に委ねているんですね。
「私はこう感じた、あなたはどうする?」を
自然と問いかけてくる記事です。強要はせずに。明確な答えは出さずに。
その記事を読んだ後でも、映画関係なしに「自分はどうなんだ」と、
プラスαのことを考えさせられます。
その”余波”のようなモノも、良い記事の根底にある条件なのではないかと。
この手の映画レビュー記事は特にですが、本来ならば映画作品の方が主役になります。しかしこの戸田真琴さんの記事は、映画を食って自分が主役になっています。かつそれでいて読み手に答えを委ね、映画の魅力も十分以上に引き出しているんですね。
そんな記事が、理想的で良い記事なんじゃないかなと思った次第です。
ただ、これもあくまで一例。
振り出しに戻りますが、良い記事というのは、やはりジャンルや読み手によっても変わってくるはずです。
例えば、この戸田真琴さんのような書き方では、商品や作品の事実情報やテクニカル情報を求めている読み手にはウケないでしょうし。
またWEBに限定した話にすれば、
この戸田真琴さんの記事はSEO対策(検索エンジン対策)を施していないため、検索に引っかかり難く、目に触れる機会は減ります。
考えれば考えるほど、良い記事というのはムズカシイですね。
落としどころが分からなくなってきましたが、
私もブログを続けていく以上は、今後も「良い記事とは何なのか」を追及していきたいと思います。
ネットに記事を公開する以上は、誰かしらにそれが読まれ、その人の時間を奪うもの。だからこそ、読んでよかったと思わせる記事にしていきたいですね。
といいつつ、SEOまみれの記事やアフィリエイト記事も書いている私で張りますが、引き続き2018年もよろしくお願い致します。
面白い記事を書いていきたいですね。
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