TBS系列から4月18日(火)深夜より放送スタートした、今春新ドラマ『FF14光のお父さん』。
スクウェア・エニックスの人気RPG『ファイナルファンタジー』を題材にしたゲーム好きであれば気になるこのドラマ。
『FF14光のお父さん』とは何なのかの概要と、今回放送されたドラマ初回第一話のあらすじや感想・レビューなどを書いていきたいと思います。
※『FF14光のお父さん』のネタバレを含みます。
感想レビュー、『FF14 光のお父さん』とは?
2017年4月18日(火)より放送がスタートした新ドラマ『FF14光のお父さん』。
『FF14 光のお父さん』とは、現在、株式会社スクウェア・エニックスが絶賛運営しているMMORPG(オンラインRPG)、『ファイナルファンタジー14 新生エオルゼア』を題材にしたドラマです。
FF14をとあるきっかけで素性を隠しながらも一緒にプレイする事となった父と息子との交流を、現実世界とゲーム世界を交互に混ぜながらハートフルに描かれていきます。主演は、息子の稲葉光生(マイディー)役に近年人気上昇中の若手俳優「千葉 雄大」、お父さんの稲葉博太郎(インディ)役には映画やドラマでお馴染みの「大杉連」。
なお、『FF14 光のお父さん』は、もともとはいちFF14プレイヤーである本物のマイディー氏が、個人ブログ『一撃確殺SS日記』にて連載していたプレイ日記がベースです。このブログの内容が注目を集め、書籍化後、今回のドラマ化に至っています。
↓ベースとなったブログ「一撃確殺SS日記」
http://sumimarudan.blog7.fc2.com/
↓こちらはブログを書籍化し一般発売されているもの
『FF14光のお父さん』、第一話あらすじ
『FF14光のお父さん』の第一話のあらすじを簡単にご紹介します。(ネタバレになります。)
≪『FF14光のお父さん』第一話あらすじ≫
幼少期にファミコンソフト『ファイナルファンタジー3』を父からプレゼントされた息子、光生。ゲームを楽しむ光生の姿を見た父は、夜中こっそりとそのゲームを始める。ある日、光生にその姿を見られて以来、二人は意気投合しファイナルファンタジーのファンとなる。
そこから時が流れ、社会人になった光生。仕事をする傍ら、趣味として今も新作『ファイナルファンタジー14』を楽しんでいる。
光生は家族と同居しているが、いつからか父と会話もない関係となっていた。父が何を考えているかもわからない。
ある日、父が突然会社を辞める。
このことを職場の上司や、FF14内のプレイヤー仲間に相談した光生。父とのこれまでの関係を改めて考える事となる。
そこで光生はある案を導き出す。
もともとは二人が好きだった『ファイナルファンタジー』の世界で、ゲーム内の仲間たちと協力し、素性を隠しながらお互い見知らぬプレイヤー同士として父と交流し、父と改めて向かい合おうと。
父の退職祝いにと、FF14のソフトとPS4本体をプレゼントする光生。キャラクター設定画面で「映画の主人公の様な名前がいいんじゃない」と父に提案し、父は自らのキャラに”インディ・ジョーンズ”と名付ける。
おぼつかない手つきでFF14のプレイを始める父を現実世界でサポートしつつ、ゲーム内の仲間とこれからの父との冒険を計画する光生。そんなある日、ゲーム内でマイディー(※光生のゲーム内キャラ名)と、インディが出会う。
↓主人公の光生(マイディー)。年齢は明かされていないが、演じる千葉 雄大が28歳であり、FF3のくだりがある点からも30代前後のアラサーくらい?
↓大杉連が演じる父(インディ)。昭和の親父的なぶっきらぼうな性格。60歳を迎え、なぜか急に会社を退職。
↓光生のゲーム内のキャラ「マイディー」。猫系の種族「ミコッテ」の美少女キャラ。
↓インディとマイディーは、ゲーム内で見知らぬ他人として出会う事となる。
FF14光のお父さん第一話 感想レビュー
さて、最後に本題となる『FF14光のお父さん』を見ての感想・レビューを。
まず私はこの原作を読んでいないため、初めて見た上での感想となります。
観る前は、もっとこうよくあるオタクオタクした感じの主人公と父親が交流していく話かなと思っていましたが、この主人公の光生が予想以上にしっかりとしており、大人な性格であったため、意外性があり好感を持てました。
逆に父インディの方が、個性的なキャラを演じる事の多い大杉連が担当する事もあり、どっぷりとゲームに嵌った中年オヤジ的な濃いぶっ飛んだキャラかと思っていましたが、いかにも古いタイプの硬くぶっきらぼうな性格でびっくり。こんなぶっきらぼうで昭和的である意味リアルな父が、最先端のオンラインゲームであるFF14に触れるという設定に、とてもワクワクします。
また、最近のこの手のネタ系ドラマは、良くも悪くもコメディタッチの演出、おしゃれ演出を無理にしている感がありますが、この作品はゲームを題材にしつつも、現実世界のドラマシーンを丁寧に真面目に自然に描いているのも好感が持てました。
「オンラインゲーム」というと、どうしても敷居が高く、普通の人はなかなか手が出せないイメージがあるかと思いますが、まるでゲームとは程遠い存在の父インディがプレイしていく姿を描くことで、視聴者側も自己投影しやすく、普段オンラインゲームをしない方にもオンラインゲームの理解が広がっていくのではないでしょうか。そんな作品であるとも思えます。「ファイナルファンタジーが好きだから観た」、「民放の新作ドラマだから観た」という人も多いでしょうしね。
そして、このサイトをみてもわかるかと思いますが、私もファイナルファンタジーは昔から好きで大ファンです。FF14も大ファンです。
ファイナルファンタジーを題材にした作品が、こうやって民放のドラマとして流れた事に感無量です。FF3のあの音楽や、FFシリーズのあのメインテーマがこうやって民放放送で流れた事に、何とも言えない、涙が出るくらいの感動を覚えました。
まさかテレビでFFが見れるとは。FFの音楽が聴けるとは。本当にいい時代になったなと(笑)
最後に、FF14はオンラインゲームの中でも、難易度の高いゲームです。第一話で、光生は最終目的として父とエンドコンテンツである「バハムート邂逅編5層」に挑み、それをクリア後に自分の正体を明かすと計画します。
このバハムート5層は、FF14の中でも屈指の難易度を誇るコンテンツ。このぶっきらぼうな父にとってはいわば東大受験のようなレベルであり、果たして何をどうやってこれに挑むかが見ものです。
また、オンラインゲームというのは、様々な人たちが行き交うため、どうしてもプレイヤー同士のイザコザが生まれやすい場所。特にFF14は”ギスギス”で有名なゲームでもあります。特に父インディの様な初心者中の初心者がパーティプレイをすれば、時に嫌な思いをしてしまう事もあるでしょう。この辺の裏事情を民放が放送するドラマの内で描くのか、あるいは敢えて伏せて”綺麗”に描くのかも気になります。
↓熟練のオンラインゲーマーたちをも絶望に叩き落したバハムート邂逅編5層のボス「ツインタニア」。ゲームとは程遠い父がどう立ち向かうのか?
↓難易度が高くちょっとしたミスでパーティプレイが崩れやすいFF14は、イザコザが起きやすいゲームとしても知られている。この部分は公式として触れられるのか?
まとめ
なんにせよ、出だしはかなり面白そうで先が気になるドラマでした。
テンポもよくファイナルファンタジーやFF14を全くしらない人であっても楽しめるつくりとなっているため、気になった方はぜひ見始めてみてはいかがでしょう。今期のドラマの中では結構当り作品ではないかと。
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