記事公開日:2017年6月16日
最終更新日:2020年5月4日

FF・スクエニ

今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。

 

 


今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。

 

 

この一文をみて、どう理解しただろうか。

このセリフは、ゲーム『ファイナルファンタジー6(FF6)』で登場キャラクターのひとりが述べたセリフ。ゲームはたまに良い事を言う。

実際このセリフは、開発者が思いつきで考えた何の意味もないセリフかもしれない。でも考えれば考えるほど、結構な名言な気がする。

今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク

このセリフは、1994年に販売された『ファイナルファンジー6(FF6)』にて、主人公のひとりである生粋のギャンブラー「セッツァー」が述べたセリフ。

ゲーム内で、右のトビラを開けようとしたエドガーとセリスに対して、セッツァーが「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。」と述べる。そんななんの変哲もないシーンで出た、使い捨てのセリフである。

でも、このたった一文のセリフがすごく頭に残っている。子供の頃にプレイしたゲームなのに。

ゲームのセリフが強く頭に残ることなんて余りないんだけれど、このセリフだけは忘れられず、以来、時より頭をよぎっていた。

「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」。

どういうことなの? 意味がわからない、正解なの?間違えなの?って。

意味のわからない、意味深なセリフというのは、意外と頭に残っちゃうものである。

私の解釈:今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク

このセリフ。
ネットなどでも言われている通り、「自分の直感を信じろ」という解釈がベターなのだと思う。

 

だけど、少し歳をとって、色々経験して、このセリフを自分なりにこう解釈した。

今考えている事=自分の本心、本来の意志
その逆    =客観的な常識

本心ではなく客観的な答えが正解だ、でもそれは自分にとってはミステイク。

今となると、そんな感じに受け取っている。

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例えば仕事。
私が初めて就職し5年ほど勤めた会社は、それなりの大企業で年収もそれなりに良く、将来もまず潰れる事はないだろう安定した会社だった。
客観的に観れば”正解”な会社だ。私もそれを求めて就職した。

でも、それだけだった。

自分のやりたい事はできず、ただ流されるように働いていた。世間体の正解だけを心の頼りに、自分がいないような状態で働いていた。

それが正解であっても、自分にとってはミステイクだった気がする。

他にも、例えば結婚についても同じ感じじゃないかと思う。(私は結婚はしてないが)
高収入・高学歴・大企業など客観的な正解を重視したけれど、いざ結婚したら自分の人生で果たしてそれは本当に正解だったのか、ミステイクだったんじゃないかと悩んでいる方も、実際多いんじゃなかろうか。

客観的な常識というのは、常識となっているだけあって、やはり正解が多い。
やっぱりそれが正解だなと納得する事も多い。

でも、人はいつか死ぬ。
死ぬ前に、自分の人生を振り返った時に、客観的な常識だけを優先してきた人生だと、それは大きなミステイクだったかな?と感じてしまう事もあるんじゃなかなと思う。

もちろん、自分ばかり優先して生きていれば、それはそれでミステイクだとは思う。でも少しだけは、自分の本心、自分の意志に素直に従うことも大切なんじゃなかろうか。

「今考えている事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク。」

このセリフを見ると、いまそんな事を感じる。

実際、このセリフにはそんな深堀した意味はないかもしれない。
でも、たった一文で色々と考えさせてくれるいいセリフだと思う。

たかがゲームのセリフと言えども、個人的には名言だ。

 

 

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