PS4コントローラーはながく使っていると、USB端子がグラついたり、ケーブルが緩んでポロっと外れてしまう症状が発生します。これはPS4コントローラにかぎらず、USB端子の宿命のようなもの。
本記事では、そうなってしまった場合の対処法や防止対策について解説します。
PS4コントローラーがグラつく原因の多くは「経年劣化」
PS4のコントローラーを長く使うと、次のような症状がでることがあります。
・コントローラ上部のUSB端子が緩む、グラつく
・USBケーブルが上手く差さらない
・ゲームプレイ中に、USBケーブルがポロっと抜けたり、落ちたりする
・グラついて上手く充電できない
など
私もすでに純正コントローラーを3台買い換えていますが、過去使い潰した2台とも、最終的にはUSB端子がグラグラになりました。
原因として最も考えられるのは、経年劣化です。
長く使っていると、コントローラ本体側端子とケーブル側の端子が物理的に擦り合い、すこしづつ擦り減ったり、変形やズレがおきていくわけです。これはPS4コントローラにかぎった話ではなく、PS5のコントローラ、ノートパソコン、スマホなどのUSB端子でも起きうることです。
それこそケーブルを指したままコントローラを落としたりすれば、衝撃が加わるので、コントローラ側の端子もケーブル側の端子もダメージを受け、劣化も早くなることでしょう。私もよくやりますが・・。
↑私自身も、これまでPS4コントローラは3台買い換えてますが、うち過去2台は、いずれも買い替える頃には端子がグラグラになっていました。
↑使い潰した2台。画像ではわかりにくいですが、どちらも端子は擦り減っており、ケーブルを指すとグラつきます。ちなみに上のホコリを被ったコントローラはもう5年以上前のもの。
どれくらいで発生する？
すぐに壊れるわけではありませんが、2年3年と長くコントローラをつかっていると徐々に端子が緩み、ぐらついていくわけです。
ちなみに私はゲーマーで、激しい操作のあるアクション系ゲームもよくやるので、だいたい1年半くらいでグラつきを感じます。
グラついたコントローラを治す対処法は？
コントローラがグラつきはじめると、たいていの場合、コントローラ本体側の端子、USBケーブル側の端子の両方にダメージがいっており、両方が緩んでいる状態かと思われます。
しかしコントローラ本体側の端子を修復するのは、正直、素人にはむずしいです。かといってPS4の純正コントローラーは税込で6000円以上する高額商品なので、そのために買い替えるのもバカらしいもの。
したがって、手っ取り早いのはUSBケーブル側を新品に買い替えることです。PS4用のUSBケーブルは、日本の有名ゲーム周辺機器メーカーである「HORI製」のものでも1000円以下で買えますのでリーズナブルです。
私も実際に新品のHORIケーブルに新調し、端子のグラつくコントローラに差し込んでみました。
購入したHORI製のケーブル。これで800円くらい。
結果、カチっとつながりました。
古いUSBケーブルではグラグラですぐポロっと落ちていたのですが、ケーブルを変えただけでかなり改善します。コントローラ本体側の端子が治ったわけではないのですが、基本的にはケーブル側を変えるだけで応急処置としては十分かと。
おそらくUSB端子がぐらつくということは、中のリチウム電池などもそのうち寿命を迎えるため、いずれはコントローラの買い替えが必要になりますが、それまでのあいだは騙し騙し乗り越えられるかと思います。
新品ケーブルにしたところ、コントローラ側の端子がグラついているコントローラでもカチっとはまり固定できました。
USB端子を劣化させないたいめの防止対策は？
USB端子は使い方次第でも寿命が変わってきます。USB端子を長持ちさせるための対策は以下の通り。
・ケーブルを付けたまま衝撃を与えない（落とさないようにする）
・ケーブルを抜き差しする頻度を減らす
・安いケーブルやフィットしないケーブルを使わない（製品によっては、購入の段階から上手く端子が合わずグラつくこともあります、とくに中国製の安いケーブルなど）
・端子にゴミやホコリが詰まっている場合は掃除をして取りのぞく
など
USB端子とUSB端子は、カチっと差し込んでつなげているだけですので、その状態で意図しない衝撃が加わったり、異物がなかに詰まっていたりすれば、擦り減りや変形も早くなります。
USB端子に余計な負荷をかけず、自然な状態に保つことが、長持ちさせるコツです。
まとめ
今回のようなUSB端子のグラつきは、コントローラを使っていると誰にでも発生しうることで、半ば避けられないことでもあります。とはいえ使い方次第でも劣化を遅らせることはできるため、普段から労わって使ってあげたいところ。
もし発生してしまった場合は、紹介したようにまずはUSBケーブルを新品に変えてみるのがおすすめです。
ただし、既にコントローラをすでに何年も使い込んでいる場合は、USB端子だけでなく、内部のボタンクッションがつぶれたり、リチウム電池の寿命が近い可能性もあるため、いっそのことコントローラそのものを買い替えてみるのもアリでしょう。
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