映画『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ?的な位置づけの映画『バンブルビー』。トランスフォーマーシリーズの人気キャラの一人、バンブルビーにスポットを当てた映画です。
結構このシリーズは好きなので観てきました。
簡単に感想・評価・レビューを書いていきます。
映画『バンブルビー』、作品概要
タイトル:バンブルビー(原題: Bumblebee)
監督: トラヴィス・ナイト
製作:マイケル・ベイ
スティーヴン・スピルバーグ
出演: ヘイリー・スタインフェルド
ジョン・シナ
ジョージ・レンデボーグ・Jr
配給:パラマウント
公開:2019年3月22日
ジャンル:アクション、SF
あらすじ:
第1作、映画『トランスフォーマー』から20年前のアメリカが舞台。
オートボットとディセプティコンの戦争が続く惑星サイバトロン。
サイバトロン戦士のB-127(バンブルビー)は、立て直しの拠点と選ばれた地球に退避する。
地球に到着したB-127は、米軍から襲撃を受けVWビートルの姿となり身を隠す。
そんなある日、一人の少女がビートルを手に入れる。
正直これくらいのサイズの話が一番面白い :感想評価レビュー
『トランスフォーマー』はもともと日本のタカラが販売していた玩具おもちゃが発端なのですが、おもちゃの方はあんまり興味はなかったですね。子供の頃、親に買ってもらった程度。記憶自体もあまりなく、ああそういうのあったね的な。
でも、アメリカが実写映画として作りはじめた映画『トランスフォーマーシリーズ』は結構面白くて好き。特に2007年に公開された第一作『トランスフォーマー(無印)』が一番好きです。
第一作は、何が面白いって半分以上青春コメディなんですよね。トランスフォーマーっていう未知の金属生命体がアクションを繰り広げるバリバリの真面目なSF映画なのに、半分以上コメディやってる。ネタを詰め込んでますし、なんだかそのギャップというか配分が心地よかった映画でした。特にバンブルビー×音楽の演出は大好きだった。
でも、トランスフォーマーはシリーズを追う毎にちょっと間違った方向に進んでいってしまった感が否めません。なんというかこのシリーズは「パワーインフレ」が凄まじい。
第4作『トランスフォーマー ロストエイジ』や、第5作『トランスフォーマー 最後の騎士王』など、もう世界レベルの大惨事になってますし、ロボットも多数登場、化け物クラスの個体も出てきて、もう終始ドンチャン騒ぎ。パワーインフレやスケールのインフレが凄まじすぎて、正直ただお祭りを見ているような映画になってしまった感じです。初期にあった青春コメディ色も全くなくなり、作風もシリアス寄り。サムも降板しましたしね。
まあそんな感じで、最近のトランスフォーマーはつまらないとまではいきませんが、なんだかよくわからない映画のイメージです(笑)
さて前置きがクソ長くなりましたが、今回の映画『バンブルビー』。
『バンブルビー』は、ひと言でいえば、ちょうどいいサイズ感の映画でした。スケール的に。
第一作『トランスフォーマー(無印)』のように、トランスフォーマーと人間が初めて触れ合うところから入り、結構せまーい範囲での出来事で、パワーインフレやスケールインフレが起きていない。
また第一作にあった青春コメディ要素も復活し(コメディはそこまででもないけど)、雰囲気的にもいい感じでした。バンブルビーの音楽ネタもバッチリ詰め込んでいましたね。
なんというか、トランスフォーマー自体がぶっ飛んだ存在のため、話自体はこれくらい地味な方がちょうどいい感じがします。
置いてけぼりにならず、付いていけるんですね。ちょっとした青春ドラマにトランスフォーマーっていう非現実が入り込んでくる感じで、心地よい世界観を感じるんです。
バンブルビーはまさにそんな映画。サイズ感やスケールが絶妙な配分でした。
80年代のアメリカはなんでこんなに魅力的なんだろう
全然関係ない話になってきますが、80年代について。
私は80年代に青春を過ごしたわけでもなく、80年代のアメリカに住んでいたわけでもないのですし、80年代アメカジ崇拝者でもありません。
でも、今回の舞台ともなる1980年×アメリカの田舎×青春にはかなりに惹かれます。この設定だけで、もうお腹一杯になれます。
何なんでしょうね、この80年代アメリカの魅力というのは。無駄に派手な服、ごちゃごちゃで物で溢れた部屋、いかにも不健康そうなシリアルやらホットドック。
B級グルメ的な雑な感じが溜まりません。
正直80年代アメリカが舞台なだけ、もう個人的にはよほどのクソ映画でなくても最後まで楽しめます。この時代のアメリカを一度でも旅して見たかったなと。今80年代を再現するとなると、余計な所にお金が掛かるとは思いますが、80年代舞台の映画増えて欲しいな、バンブルビーの続編が作られるなら、この年代で続けていくのかな。
(バンブルビーの感想どこいった、すいません)
まとめ
走り書きのように書いてしましたが、思ったままの感想です。
無駄にスケールインフレさせず、終始心地よく楽しめる映画でした。何かを学んだり得たりできる映画では全くありませんが、娯楽映画としては一級品。休みの日とかに鼻ほじりながら観るのには最高なポジションな映画でしょうね。
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