記事公開日:2016年4月14日
最終更新日:2018年4月4日

おもしろ漫画、書籍

鈴木光司氏の新連載『ユビキタス』、読める人がいない謎の書「ヴォイニッチ手稿」がテーマ

「リング」や「らせん」で知られる、有名ホラー作家の鈴木光司の新作「ユビキタス」が新連載されます。このユビキタス、例の謎の書「ヴォイニッチ手稿」がテーマになっているとのこと。

 

鈴木光司氏の新連載「ユビキタス」、テーマはあのヴォイニッチ手稿

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株式会社KADOKAWAが発行するエンタテインメント小説誌『文芸カドカワ(電子書籍)』にて、この度、鈴木光司の新連載が開始されます。
タイトル名は、「ユビキタス」。文芸カドカワ5月号(4月9日発売)より連載開始。

詳しい展望などは明かされていませんが、人類最大の謎のひとつ「ヴォイニッチ手稿」にせまるエンタテインメント巨編となるとのこと。

>>三大新連載開始!!TVドラマでもおなじみ有栖川有栖<火村シリーズ>最新長編!赤川次郎・待望の新シリーズ始動!新たな貞子伝説が始まる・・・鈴木光司最新作!4月9日(土)配信。
http://www.oricon.co.jp/pressrelease/14700/

ヴォイニッチ手稿ってなに?

ヴォイニッチ手稿とは、1912年にイタリアで発見された古文書です。名称は、発見者である古書収集家の「ウィルフリッド・ヴォイニッチ」から。

作者や執筆年代は一切不明。象形文字の様な謎の言語で書かれた書物で、未知の”植物”や天文学のような挿絵が大量に書き記されています。世界的にも謎深い書物として扱われ、これまで多数の専門家が解読を試みましたが、内容は未だ解明されず。

単なる植物図鑑や、創作物だという声もありますが、あまりに規則性を持って書かれた文字や、な意味深な挿絵から、なにか重大なことが書き記されているのではないかとも推測されています。

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2ちゃんねるの書き込みにより一躍話題に

そして日本では、2011年に2ちゃんねるに突如立ったスレッド「記憶が2つあるんだが」で、一躍ネット上で話題となりました。

この「記憶が2つあるんだが」をまとめると以下の通り。
・なぜかこの世界で過ごした記憶と、植物の様な世界で過ごした記憶の2つの記憶を持っている、聞いて欲しい。
・植物世界で習った文字を書いてみる。
・スレ観覧者が、「それヴォイニッチ手稿の文字に似てない?」と指摘。
・ヴォイニッチ手稿が読めてしまう。
・少々、生命創造に関わるようなヤバメな内容として解読。
・意味深な言葉を残して、話は終わる。

記憶が2つあるんだが まとめ 不思議.net
http://world-fusigi.net/archives/4300708.html

記憶が2つあるんだが 本スレッド
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1314597984/

 

“釣り”だとも言われていますが、妙に信憑性のある内容や”不自然”な内容が多く、一躍注目を集めました。今もオカルト的な話題として、度々取り上げられています。

一部の間では、「大半はフェイクだがあるページに書かれている内容がヤバイ」、「深入りしない方が良い」といった声も。

ユビキタスで何かヒントが導かれるか?

鈴木光司氏が、まさかこのヴォイニッチ手稿を読めるという訳ではないかと思いますが、一流のホラー作家さんですので、相当な下調べはしているかと思います。もしかしたら、今回敢えてこのネタで連載をするという事は、ヴォイニッチ手稿に関わる面白い切り口が見つかったのかもしれません。

ユビキタスを読めば、ヴォイニッチ手稿解読に繫がるような新しい考え方、ヒントのようなものが見つかるかもしれません。

また、このユビキタスが後々映画化などされ、沢山のヒトがヴォイニッチ手稿を知れば、もしかしたら「俺、ヴォイニッチ手稿読めるよ」ってヒトが出てくるかもしれません。

世界的に謎の書物といっても、まだまだ世間的には知られていないヴォイニッチ手稿。
今回、鈴木光司氏が取り上げたことで、これまでにない動きが起きてくるかもしれません。

 

なお、”ユピキタス”とは、「いつでも、どこでも繫がっている」を指す言葉。英語のubiquitousは、もともと「神は遍在する」、「唯一神」を指す言葉。
やはり、”そういった”話に持っていくのでしょうか。

 

 

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