記事公開日:2015年4月28日
最終更新日:2018年11月19日

FF・スクエニ

スーパファミコン不朽の名作「クロノトリガー」を振り返る

 

スーパファミコン全盛期の1995年に満を持して発売された大作RPG「クロノトリガー」。新規タイトルながら一躍超ヒットしスーファミブーム・RPGブームを沸騰させました。説明不要とも言える作品ですが、今一度このゲームの特徴や魅力を紹介させて頂きます。

 

製品名:クロノ・トリガー
ジャンル:RPG
対象機器:スーパーファミコン
移植版:PS1、ニンテンドーDS、iアプリ、iOS、Android
発売:スクウェア・エニックス
発売年:1995年

 

クロノ・トリガーのストーリー概要

トリガー2

ガルディア王国という平和な国に住む主人公クロノ。クロノは王国千年祭にてマールという少女に出会う。千年祭楽しむ2人であったが、幼馴染ルッカが発明した装置の事故によりマールが400年昔の中世にタイムスリップ。マールを助けるべく後を追うクロノであったが、道中に時空を超えた世界の脅威「ラヴォス」の存在を知ることとなる。

 

クロノ・トリガーの特色溢れた各世界

トリガー3

 クロノトリガーでは過去~現在~未来と各世界をタイムトラベルしていきます。いくつも世界が登場する訳ですが、この作品ではそれぞれの世界の存在感を鮮明に描いています。それぞれの世界に魅力的なキャラクターやイベントを設定しており、通りすがりの街人、ダンジョンのBGM一つまでしっかりとその世界を演出しています。スーパファミコンですのでマップやテキスト量は少ない訳ですが、捨てマップ、捨てイベントというのがほぼ無く、非常に壮大な冒険をした様な気分が味わえる作品です。

 

主人公中心にならないタイムトラベル

 トリガー5 トリガー6
映画やアニメなどでもタイムトラベルを扱った作品はありますが、タイムトラベルものというとどこか主人公の私情で話が進み、目に見える範囲で話が終結している作品が多い様に感じます。対してクロノトリガーは、主人公中心とならない全員参加型のタイムトラベルストーリー。

ストーリーは主人公クロノ目線で追う訳ですが、味方キャラクター、各時代のNPCまでそれぞれが思惑を抱えており、それがタイムトラベルを通じて大きく紐解かれていきロマンや感動を誘います。RPGゲームだからこそできた、クロノトリガーだからこそできた独創的なタイムトラベル劇となってきます。

 

FF、ドラクエのいいとこ取りのシステム

トリガー7
システムはFF、ドラクエが混合した様な作りです。
・バトルはFFのアクティブタイムバトル(ATB)を進化させたもの(クロノトリガーの場合は、バトル画面に切り替わらずフィールドを用いた戦闘となります。)
・ケアルやファイア、ポーションといったFFシリーズの魔法やアイテムが多数登場
・HPパラメータはドラクエの様に上限999。
・主人公クロノはドラクエの様にしゃべらない

ストーリーのテンポや細かな会話、ダンジョンの作りなどもFFやドラクエの王道に準じたものなので新規タイトルながら違和感なく入り込める作りです。FF、ドラクエの良さを引き継ぎながらタイムトラベルというテーマを扱った作品とも言えます。

 

最高のBGM

トリガー8


クロノトリガーのBGMは全く外れ曲というのが無い印象を受けます。作曲者は光田康典。それぞれが耳に残る名曲ばがりで、また各シーンに非常にマッチしたものばかりです。オープニング曲や有名な「風の憧憬」などもとても良い曲ですが、中世の森、古代のフィールドなどのBGMも好きな方は多いのではないでしょうか。音楽だけ聴いても十分価値のある様な良曲揃いです。

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クロノ・トリガー&クロノ・クロス アレンジアルバム/ハルカナルトキノカナタへ

続編クロノクロスとの関係

トリガー9

クロノトリガーの続編として「クロノ・クロス」がPS1ソフトとして発売されています。こちらは主要キャラが一新し、キャラデザインや世界観も大分変わっている為、別ゲームの様に見えますが正式な続編です。クロノトリガーの話や設定を引き継ぎながら、パラレルワールドの概念が新たに入ってきます。かなり複雑で興味深いストーリーとなっており、前作クロノトリガーでは明かされなかった物語の核心に迫ります。
個人的にはクロノトリガーよりもこちらの作品の方が更に話が面白かったです。キャラデザインや戦闘にやや癖がありますがクロノトリガーの世界感が好きでストーリーを楽しみたいという方は、是非プレイしてもらいたい作品です。どちらかと言うと大人の方の方がプレイして面白いかもしれません。

関連記事
クロノトリガーを超えたストーリー「クロノ・クロス」紹介

 

 

今更やる価値ある?

このゲームはストーリーやBGMで上手く引き込んでくれますので、RPG好きは勿論、普段ゲームをやらない方や大人の方であってもロマン溢れる冒険物のストーリーを楽しみたいという方であれば十分楽しめる内容かと思います。ただグラフィックは当時最高と言われたもののスーパファミコンの水準ですし、よくも悪くも王道系のストーリーですので、グラフィック目的な方や二転三転する様な複雑で深いストーリーを求めている方には向かないかもしれません。

 

・iOSスマートフォンアプリ版「クロノトリガー」

iosスマートフォンアプリ版「クロノトリガー」が新たに発売開始しました。
内容としては、先に発売されているニンデンドーDS版と同じく以下の要素がオリジナル版から追加されています。

・隠しダンジョン、クロノクロスに繋がる隠しイベント追加
・隠しボス「夢喰い」追加
・隠し最強武器追加

更にスマートフォンアプリ版では以下を追加。
・タッチパネルによる操作
・メニューや会話、戦闘のウィンドウのグラフィックが鮮明化
・クイックセーブ機能追加
今このゲームをやるとしたら、こういった追加要素の含まれるDS版かスマートフォン版がおすすめです。スマートフォン版はさらにウィンドウ画面が綺麗になってますし、いつも持ち歩くものですので今の時代ならスマートフォン版一択といったところでしょうか。
ただ問題となるタッチパネルの操作。慣れもありますが、個人的にはやはりゲーム機のコントローラの方が操作しやすかったです。ただ不満になるほどではなく、やや違和感がある程度ですので、プレイする上では問題ありません。スマホ操作に慣れている方であればこちらの方が快適かもしれません。

 

iosスマートフォンアプリ版「クロノトリガー」は以下itune公式サイトからダウンロードできます。

クロノ・トリガー – SQUARE ENIX INC

なおPS1版「クロノトリガー」だけはおすすめしません。
マップチェンジ、メニュー画面を開くたびに1秒ほどロード時間が入るため、とんでもなくストレスを感じ速攻で売却しました。

 

こんな人におススメ!

クロノトリガーはこんな人におすすめです。

・RPGが好きな方

・古いRPGが好きな方

・冒険物やタイムトラベル物が好きな方

・人情物が好きな方

・良いBGMのゲームを探している方

など

 

クロノトリガーは単にタイムトラベルのRPGと片付けられない、RPG全盛期の魅力が満載に詰まった作品です。ここで紹介した内容は魅力の一部分でしかなく、実際プレイしてみることで人それぞれその良さが感じられるかと思います。是非未プレイの方がいたら遊んでみてください。

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