記事公開日:2018年6月6日
最終更新日:2020年5月2日

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「空気清浄機」は買う意味あるのか?1年使用した上でのレビュー評価(シャープKC-50TH2)

最近は「クリーンルーム」だの「マイナスイオン」だの、なにかと”綺麗な空気”が持てはやされていますよね。

この手のブームには、洗脳的なものさえ感じ半ば疑いの目でみていた私でしたが、ついに波に飲まれ空気清浄機デビューしました。購入したのは、メジャーなシャープ製の空気清浄機(型番はKC-50TH2)。

さてこの記事を読んでいる方が気になっているのは、「本当に空気清浄機は意味があるのか?」、「買う価値があるものなのか?」ではないかと。

そこで今回空気清浄機を1年ほど使った私が少々辛口にレビュー評価していきます。
空気清浄機の性能とやらを。

1.臭いはちゃんと解消される、この点はおすすめ

まず、空気清浄機の一番のウリとなる「消臭・脱臭機能」。”匂い”ですね。
この点については、はっきりとした効果を感じました。

部屋を閉め切りして過ごしていると充満する、下記のような悪臭。
・食べ物や飲み物による残り香
・体臭や生活臭によるモワモワとした匂い
・ペットの悪臭
・タバコの匂い

これらについては解消されます。

わたしの部屋は6畳ほどですが、効果が発揮されてくるのは「運転」ボタンをおし、おおむね5分~10分後。

部屋全体が窓を開け換気したような状態になり、それまでの嫌な匂い、どんよりとした空気が一気に解消されます。
空気清浄機を起動後、一度部屋を出て5分後くらいに再び部屋に入り直すと、その違いがはっきりと感じられました。

わたしは消臭目的に空気清浄機を買ったようなものでしたので、ここが一番の焦点でしたが、消臭についてはちゃんと効果が期待でき安心しました。部屋の匂いが気になる方には、おすすめかなと。

併せて「ハウスダスト」や「ホコリ」の除去も行ってくれます。体感では「少しほこりっぽく無くなったかな?」レベルですが、裏面パネルをひらくとそこそこホコリが吸収されていたので効果は出ているのでしょう。

背面に大型のホコリフィルター(集じんフィルター)が装着されている。ここにハウスダストが集められる。

2.イオン(マイナスイオン)については、正直よくわからないよ

シャープ製の空気清浄機には「プラズマクラスター」と呼ばれるイオン発生装置が付いています。他社の空気清浄機でも、今はイオン装置が標準装備になってますね。「マイナスイオン」や「プラズマイオン」とも呼ばれています。

シャープの場合は、プラズマクラスターでイオンを発生することで、次のような効果があるとメーカー側が述べています。

・「森林浴」に似た効果が得られる
・リラックス、ストレス解消、集中力向上の効果が得られる
・肌を潤わせツヤがでる、美肌効果
・空気中のウィルスを除去
・カビやダニの防止
・静電気除去効果

他社の製品でもだいたいこういった謳い文句ですね。

ただ、これらの効果は正直よくわかりません!

たしかにリラックスした感じはします。肌にツヤがでた感じもあるっちゃあるような。
ただ、はっきりと分かるレベルではないです。

「そう言われればそうかな~」と感じる誤差レベルで、言い方は悪いですが洗脳や暗示にも近い話かと。

ですので、イオンについてはあまり期待しない方が良いかと。
「へーおまけでそんな機能もあるんだー ハナホジ」程度に捉えて置くのがよいですね。

3.意外と重宝したのが「加湿機能」と「花粉除去機能」

今回購入したシャープKC-50TH2型には、加湿機能と花粉除去機能も付いていました。
この2つは、意外にうれしかった機能。
むしろ個人的にはこれが本命。

冬の乾燥時期にかなり助かった、加湿機能

シャープKC-50TH2型には約2.5リットルほどの大型加湿タンクが付属しています。
加湿レベルは調整でき、MAXにすると勢いよく水蒸気が放出され、一気に部屋の加湿を行ってくれます。加湿器としても一人前以上のスペックをもっており、真冬の夜や朝など乾燥しやすい状況では本当に助かりました。唇のひび割れや喉のかすれなども解消しましたね。

ただこの製品は「おやすみタイマー(就寝時の自動停止モード)」が付いておらず、夜間はずっとつけっぱなしだったのが厄介でしたが。

大容量タンクが用意されており、加湿性能は抜群。

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花粉除去はとにかくスゴイ

花粉除去はとにかくすごかったです。語彙力ゼロですが、とにかくスゴイ!の一言。

今年は例年以上に花粉に悩まされていたんです。目のかゆみは止まらず、鼻水やくしゃみもでまくり。挙句の果てに頭痛まで始まり、生活困難なレベルに陥ってました。薬を飲みながらなんとか乗り切っていたのですが、ある日発見しました。「そういえばこの空気清浄機、花粉除去機能あるじゃん!」って。はじめから気付いておくべきでしたが・・。

「花粉除去モード」を起動すると、あら不思議。それまでひど過ぎた症状が一瞬にして止まりました。
これは誇張ではなくガチです。ほんとに一瞬で症状が止まり驚きましたね。
逆に花粉除去モードを止めると、また花粉症症状が出始めました。

この機能は本物です。

総評:まあ買ってよかった、ただし必需品ではない

まとめますと、当初「空気清浄機は別にいらないでしょ」とは思っていましたが、それでも買ってよかったかなとは思っています。特に、脱臭・消臭機能、加湿機能、花粉除去機能、この3つは素直に重宝しています。

ただですね、やはりそれでも空気清浄機は”必需品”ではないかと。

たしかに、部屋の悪臭が消え、乾燥や花粉にも悩まされなくなります。
ですが、これがなくても人は問題なく生きていけます。価格も1万円以上するものですので、やはりぜいたく品の類ですね。テレビやクーラーといった主要な電気製品に比べても優先度は低いかと。

より快適な暮らしをしたい方向け。「ちょっとお金に余裕あるし、なんか便利なグッズないかな~」的なヒトには、お値段以上の良い買い物になるんじゃないかと思います。一度買えばずっと使えますしね。

それが結論。

今回レビューした商品:シャープ空気清浄機  KC-50TH2型

最後に、今回レビューした商品の紹介を。

商品名:シャープ プラズマクラスター空気清浄機 KC-50TH2型
価格:オープンプライス(約22,000円前後)
年式:2017年モデル
機能:高濃度プラズマクラスター7000搭載、加湿、花粉除去
適用床面積(目安):
プラズマクラスター7000・・・約13畳(約21㎡)
加湿空気清浄・・・プレハブ洋室~約15畳(25㎡)、木造和室~9畳(15㎡)
空気清浄・・・~23畳(38㎡)
消費電力:2.8W~54W、待機時は0.3W
1時間あたりの電気代:0.08円~1.46円
運転音:20dB~52dB
寸法(㎜):幅399×奥行230×高さ613
重量:約7.5kg

シャープ製の空気清浄機では中間クラスといったところでしょうか。
今回は6畳の部屋で使った上でのレビューとなりますが、6畳程度の個室であればオーバースペックとも呼べる品です。もう一回り大きな部屋でも効果は期待できそうです。

シャープ製の空気清浄機は、この分野の先駆け的製品であり安心安全のブランドですので、間違いはないかと。

Amazon販売ページ(アマゾンでは若干安めです)↓
シャープ 高濃度プラズマクラスター7000 加湿空気清浄機 KC-50TH2-W

まとめ

以上、空気清浄機の評価レビューとなります。

思った以上に重宝してますし、家電としては結構おすすめでした。デザインも最近のはシャレてますので、インテリアとしても活きますしね。

ただしやはり必需品ではないです!

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