記事公開日:2015年12月21日
最終更新日:2018年4月4日

FF・スクエニ

続編「ニーアオートマタ」×前作「ニーアレプリカント」の繋がり考察

前作ニーアレプリカントの正式な続編となるPS4新作ソフト『ニーアオートマタ』。
直接的には前作とはストーリーは関係してこないと言われていますが、関連性はありそうなので、個人的にこの『ニーアオートマタ』と『ニーアレプリカント』の繋がり・関係性の解釈を書いていきたいと思います。


※『ニーアレプリカント』のネタバレを含みます。
※ただし本記事の考察は”発売前”の事前考察であり、『ニーアオートマタ』本編のネタバレは含みません。オートマタクリア後のネタバレ本格考察を望む方はこちら↓

【ニーアオートマタ考察】人類の謎、塔システムの正体、機械生命体の真実とは?
ニーアレプリカント&ニーアオートマタの用語・年表・設定など、設定周りの詳細を知りたい方はこちら↓
ネタバレ【ニーアオートマタ考察】用語・年表・キャラ設定の解説まとめ

 

「ニーアオートマタ」作品概要・ストーリー

現状公開されている続編ニーアオートマタの作品概要・ストーリーは以下となります。

 

製品名:NieR Automata / ニーア オートマタ
発売元:スクウェアエニックス
発売日:2017年2月23日(木) に決定
プラットフォーム:PlayStation 4
ジャンル:アクションRPG

ストーリー概要:
遠い未来。突如侵略してきた異星人。そして、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。

圧倒的戦力の前に、人類は地上を追われ月へと逃げ延びていた。地球を奪還する為に人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。さらに膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊を投入する。

人のいない不毛の地で繰り広げられる機械兵器とアンドロイドの熾烈な戦い。やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる……

 

前作ニーアレプリカントのストーリーの終わり方

今回の続編『ニーアオートマタ』は直接的には前作のストーリーとは関係しないようですが、世界観や世界設定は前作『ニーアレプリカント』Dエンドのものを引き継ぐと公式が宣言しています。そこでまず前作ニーアレプリカントのストーリーの終わり方を簡単にご紹介します。

ニーアレプリカントのDエンドでは、以下の様な終わり方をします。

【ニーアレプリカントのDエンドの流れ】
①Dエンドのニーアの決断により主人公であるニーアが初めから存在しなかった事になる。

②『ニーアレプリカント』の世界での人類(旧時代からのオリジナルの人類)は、スリープモードに入り世界が再度浄化された後のちのちの復活を計画(ゲシュタルト計画)を図った。
それを本来は(A~Cエンドでは)ニーアが破壊する形であったが、Dエンドでは、サブ主人公の”カイネ”がニーアに変わり破壊した形に。いずれにせよ、これにより人類はこの時点で滅び確定。

③『ニーアレプリカント』の世界で暮らしていた人々(人類復活後の器となるレプリカント体=人造人間)は生殖能力が無いためいずれ消滅する。またレプリカント体達を旧時代から管理維持してきたアンドロイド”デボル”と”ポポル”の姉妹もカイネにより撃破された形となったため、レプリカント体達が生き残る術も完全に閉ざされる。

すごく簡単に纏めるとこんな形で、『ニーアレプリカント』は、人類もレプリカント体も双方が消滅するという夢を希望も無い終わり方で幕を閉じた訳です。

 

↓Dエンドで、ニーアに変わりいろいろ破壊してしまった、カイネさん。

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ニーアレプリカントのより細かいストーリーの考察は↓の記事で纏めています。詳しく知りたい方はぜひ。
新作ニーアオートマタ発売に向けて、「ニーアレプリカント」のストーリー徹底解説&考察

 

考察1:ニーアオートマタの人類は?

さて『ニーアオートマタ』では、「人類は地上を追われ月へと逃げ延びていた」とある様に、ふただび”人類”なるものが登場します。『ニーアレプリカント』にて人類は完全に滅びるはずであるのに、これは果たしてどういう事なのでしょうか。推測ですが3つルートが考えられます。

・その1
人類が復活する何らかの救済策があった。

・その2
レプリカント体達が何らかの形で生き残り、ニーアオートマタでの”人類”に成り代わった。

・その3
『二ーアレプリカント』の世界の人類&レプリカント体は全て消滅。1万年後以上先の話とされているため、その後新たに猿から進化するなどして、前作とは全く異なる人類が生まれた。

考察2:『ニーアオートマタ』のアンドロイドはエミールの末裔?

『ニーアオートマタ』では、”アンドロイド”という新たな種族が登場します。操作キャラクターとなる「ヨルハ二号B型」というキャラクターもアンドロイドな様です。

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操作キャラクターとなる「ヨルハ二号B型」

さてこのアンドロイドは一体なんなのか。注目したいのがこのヨルハ二号B型の顔に巻いている眼帯のような布。これは『ニーアレプリカント』に登場した”エミール”と似ていますね。

エミールは、『ニーアレプリカント』の世界におけるレプリカント体達とは異なる、対レギオン用実験兵器として改造された特殊な改造人間でした。ガイコツ姿になる前は目に眼帯をしており、眼帯を取ると見たものを石化させる力を持っており、また何年経っても歳を取らないという特性を持っていました。

そんな事から、このヨルハ二号B型の様な”アンドロイド”とうのは、エミールの様な特殊な改造人間の末裔、もしくは生き残りなのかもしれません。

↓石化の目を眼帯で塞いでいるエミールさん
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出典:http://stat.ameba.jp/user_images/20100320/17/asashin/04/48/j/o0640036010459304233.jpg

 

考察3:『ニーアオートマタ』のアンドロイドはデボル・ポポル姉妹系?

『ニーアレプリカント』で登場したデボル・ポポル姉妹。この姉妹は『ニーアレプリカント』上で人類ともレプリカント体とも異なる”アンドロイド”として扱われていました。新作『ニーオートマタ』で登場するアンドロイドとイコールになるのでしょうか。

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『ニーアレプリカント』上では、デボル・ポポル姉妹の様なアンドロイドは、オリジナルの人類の復活をサポートする存在であり、レプリカント体達を飼いならしていた存在でした。

もし、ニーアレプリカント上のアンドロイド=ニーアオートマタのアンドロイドと成るのであれば、次のように考察します。
①『ニーアレプリカント』でのアンドロイドが、なんなかの方法で失敗したはずの「ゲシュタルト計画」を実行に移す

②オリジナルの人類が復活

③その人類が『ニーアオートマタ』での人類

④アンドロイド達は本来どおり人類のサポートに周り、地球奪還に。

といった線も考えられそうです。ただ『ニーアレプリカント』上でのアンドロイドは、たしかデボル・ポポル姉妹の2体しかいなかった様に扱われていたはず。実際は隠れた個体がいたのでしょうか。

↓レプリカント体達を飼いならしていたが、最終的に倒されたデボルさん、ポポルさん
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出典:http://blog.livedoor.jp/baru_baro/archives/2010-05.html

 

考察4:「オートマタ」とは

新作の題名ともなっている”オートマタ”。オートマタはギリシャ語「automatos」を語源とし、機械人形・自動人形・からくり人形を指します。

ニーアレプリカント→ニーアのレプリカント(人造人間)
ニーアオートマタ→ニーアの機械人形

作品題名の意味的には、前作も今作も余り違いないです。

さて、もしこのオートマタ=ヨルハ二号B型の様なアンドロイド達 といたイコールの関係になるのであれば、題名的に、アンドロイド達は、”ニーアのアンドロイド”となります。
もしこうであるのであれば、色々おかしくなりますね。ニーアは存在しないのですから。

 

考察5:ニーアは存在していない

さて再度となりますが、前作ニーアレプリカントにてニーアは存在しなかった事となっています。セーブデータも跡形もなく消される鬼畜演出までし、完全に存在し無かった事になっています。
(ただし一応、『ニーアレプリカント設定資料集』末尾の小説にてニーアが復活したような描写もありますが、本人かは定かではなく、また仮に復活したとしても、そうなるとDエンドが矛盾してしまいます。)

その存在しなかった事になった”ニーア”がなぜ今回も題名に使用されているのでしょうか。何か関係してくるのでしょうか。アンドロイド達はニーアとどの様に関係があるのでしょうか。

『ニーアレプリカント』のストーリーは直接関係してこないと公表されていまうが、おそらく何か関係してくるのでしょう、ニーアが堂々と題名に残っていますし(笑)

やはり一癖も二癖もあるこのニーアシリーズ。余り公表内容は真に受けない方が良いかもしれません。前作を未プレイでも楽しめるけれど、実際は前作を知っていてこそ十分以上に楽しめる作品なのかも。もし時間がある方は『ニーアオートマタ』発売日前までに前作を改めてプレイしておいた方がより楽しめるかもしれません。

『ニーアオートマタ』最新情報

ここからは最新情報となります

2016年2月事前公開情報

・タイトルの正式名称は、「ニーアオートマタ」。
・前作のDエンドを始点に、その後の未来の世界を描く(年代などは不明)
・ストーリーは前作とは直接は関係なく、未来での独立した話となり世界設定を引き継ぐ。前作をプレイしていない方でも楽しめるとのこと。
・トレーラーに女性(主人公?)が出てくるが、ニーアとは関係ないらしい
・ニーアレプリカントで消滅したはずのエミールが登場
・”ロボット”という種族?が登場する。ニーアレプリカントの”ロボット山”も地名で登場するらしい
・前作と同様シューテング要素も含めたアクションRPGになるとのこと。ただし新しい取り組みも色々と取り入れるらしい
・発売日は現在未定。

↓E2015でのNEWニーアプロジェクト トレーラー

最新PV公開(2016年4月)
最新PVが公開されました。
2つの新キャラクター9SとA2を発表。担当声優は石川由依、花江夏樹、諏訪彩花。
時代設定はなんと西暦1万1245年

詳細は以下の記事でまとめました。

【ニーアオートマタ最新情報1】最新PV公開!2つの新キャラと声優決定、時代は西暦1万1245年

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。実際はどうなるのか分かりませんので、『ニーアオートマタ』発売されてのお楽しみといった所でしょうか。なお『ニーアオートマタ』ではこれまでと異なり”ハッピーエンド”的な終わり方が期待出来るそうです。これも果たして本当なのでしょうか(笑)。結末がどうなるのかこちらも期待です。

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複雑なニーアレプリカントの設定や裏資料が纏まっている資料集です。マニア向け↓

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    最新PV公開が「2016年」のはずが「2006年」になってますよ

    1. syumi より:

      ありがとうございます、訂正しました。2006年×→2016年○

  2. 匿名 より:

    あの後の続編が出るんですねぇ。いろいろと感慨深い。
    私もあの後の物語が作られるとしたらどんな風になるのか考えたことがあります。

    レプリカントの内容から全人類滅亡エンドとなるのはファンなら周知のことだと思いますが、実はエミール(7号)だけは頭の状態でだけ生き延びているはずなんですよね。

    それが示唆されるのはBエンドだけだったかな?

    言い方を変えれば死ねない体を持ってしまったエミールが黒幕ってパターンがありそうです。

  3. 匿名 より:

    Dエンド後のノベライズが公式(攻略本付録)で出てますので読むといいですよ!
    今手に入れるのは難しいと思いますが…

  4. 匿名 より:

    『考察5:ニーアは存在していない』攻略本の小説の最後に復活する描写がありますよ

  5. 匿名 より:

    ニーアレプリカント(ゲシュタルト)の話は一地域の話です。別のエリアも存在し、特に、アンドロイドの支配力が強い地域ではスムーズに肉体と魂の融合が果たせていると資料集にあります。
    いやまあ資料集なければわからないですが……

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