最近、サブアカをつくり一から始めていましたが、ウルダハで序盤のクエをこなしながらしみじみと思い出します。若葉プレイヤーだった頃のことを。もう8年も前になりますが・・。
エオルゼアに降り立ち、見様見真似で武器を振り、同じような仲間たちと冒険しました。とても新鮮な日々でした。
現在、「冒険録」などの課金アイテムを使うと、一気にレベルを上げ、ストーリー等もスキップできます。
課金アイテムは早く追いつくには便利なものですが、ジャンピングスキップをする前に一度読んで欲しいお話を書きます。
若葉の時のフレンドは小学生の友達と一緒
右も左もわからない初心者プレイヤーの時期、クエを進めていたり、FATEなどをこなしたりしていると、自然と同じような初心者プレイヤーと仲良くなったり、フレンドになったりすることがあります。
そのようなフレンドというのは、いわば「小学生の時の友達」と似ています。
どっちがレベルが高い、どっちがスキル回しが上手い、どっちがFF14をやりこんでいる、FCがどうだ、相方や恋愛がどうだ、ギスギスに毒された、そういう”俗的”な価値観が入る前、このゲームをまっさらな状態で楽しめるのが若葉プレイヤーの時期なのですね。
そして、その時にできたフレンドというのは、最も純粋で対等にコミュニケーションがとれる相手となります。
そのようなフレンドというのは、若葉の時期にしかつくりにくいものです。
ゲームを続けるにつれ、いずれ自身もフレンドの相手も、この世界の文化、身の振り方などを理解していくため、話す会話や関係性も時間とともに変わっていくかもしれません。もしくは相手がゲームを引退し、一切関わりがなくなるかもしれません。
ただ、初心者の頃に一緒に交流した思い出というのは、このゲームをやり続ける限り鮮明に残り続けますし、FF14を歩むうえでの礎になります。
それくらい若葉プレイヤーの時期は貴重な時間となります。
先に進んでからできるフレンドは大学の友達に似ている
FF14は、プレイを重ねる毎に使える機能や遊べるコンテンツも増えるため、フレンドの作り方も多彩になります。
たとえば、クラフター関連のLSに入れば制作コンテンツ好きなフレンドが見つかるでしょう。エンドコンテンツに挑戦していれば同じ戦闘民族のフレンドができることもあります。
ただそういうフレンドというのは、ある程度自分の方向性、レベル、趣味の似たフレンドの輪となることが多いのですね。
いうなれば大学や社会人になったからできる友達と似ています。
そういったフレンドは、お互いが同じ方向を向いていると、同じ境遇にいると一緒にコンテンツで遊んだりすることも多くなりますが、一度遊び方のスタイルが変わったり、攻略進行状況にズレがでたりすると、疎遠になってしまうこともあります(もちろん続くフレもいますが)。
初心者の頃からの付き合いのフレというのは、その逆。
遊び方や進捗が違っても、たまに一緒に遊びたくなる、ただ雑談だけでもしたくなる、そういう相手になることが多いのではないかなと思います。
現に私も、関係が長く続いてるのは、ゲームを始めた初期からのフレです(もうやめてしまった人も多いですが)。
若葉の頃を共にしたというのは、やはり特別な目線で見てしまいますし、どんなに疎遠になっていてもフレンドを切ることができません。
課金ジャンピングをする前に
現在、モグステーションにて、「〇〇の冒険録」という課金アイテムが販売されています。
別名”ジャンプアップポーション”とも呼ばれており、このアイテムを使えば、ストーリーをスキップでき、レベルも一気に70以上まで上げることが可能です。
ここまでの話でたとえるなら、小学生が大学生に一気に飛び級するようなものです。
ストーリーやレベルをスキップし、レベル70レベル80の熟練プレイヤーたちと交流することができます。
その代償として、初心者プレイヤー目線で楽しむことが難しくなります。
スキップした後にストーリーを追うこともできます。
ただしレベル1で装備もペラペラなまま、不安と期待を感じながら、ウルダハの荒野、グリダニアの大森林を旅するのと、レベル70で最強装備一式も与えられたままスキップしたストーリーを追うのでは、見える景色もまるで違うでしょうし、ストーリーの感じ方も違ってくるでしょう。
スキップせずに進めたら得られた感動や驚きも逃すかもしれませんし、スキップせずに進めていたら出会えたはずのフレンドと出会えなくなるかもしれません。
さまざまな初体験を濁してしまうのが、一つ大きな代償といえるでしょう。
課金ジャンピング=悪ではない
課金ジャンピングはあくまで手段であり、悪ではありません。それをどうこういう権利は誰にもありません。「先に始めているフレンドと遊びたい」「FF14を最前線で楽しみたい」など、プレイスタイルはさまざまです。
ただこれまで8年間FF14を遊んできたプレイヤーとしてお伝えしたいのは、最新のコンテンツでいくら遊んでも、いくら最前線を走り続けても、それだけに固執すると、いずれ飽きがくるということです。
FF14はアップデート毎にそれまで集めた装備なども型落ちになりますし、旧コンテンツはレベルシンク制となるため、最前線を走っているからといって優越感などを得られることもあまりない気がします。
さらにFF14はMMOの割に、後続が先行組に追いつきやすい作りとなっており、最近始めたプレイヤーでも最前線に追いつくことはさほど難しくありません。
その上で、貴重な初心者、若葉の時期をスキップするというのは、単純にもったいないと感じます。
レベルをMAXにして、スキル回しを詰めて、高難易度コンテンツを攻略していくというのは、いってみればいつだってできることです。
反対に、序盤の街でクエをこなしながらあの若菜マークの人も初心者かな?と意識してみたり、まったくの初心者同士でローレベルのIDをキャッキャウフフしながら攻略していくなんて経験は、一度逃すともうできなくなります。
それを天秤にかけると、やっぱりもったいないんじゃないかなと。
まとめ
なんだか結論のまとまらない記事になってしまいましたが、お伝えしたかったのは、FF14では多くの方が何百時間、何千時間とプレイすることになります。序盤の若葉の頃はその膨大な時間の中で最も貴重でかげがえのない時間であるということです。
ジャンピングはメリットになる部分もありますが、代償もあることも分かってもらえれば幸いです。
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